無農薬有機栽培 2008年秋・冬 


2008年10月5日(日)
   

 イチョウ芋を掘り出しました。祖父が使っていたヤマイモ用の鋤があるのですが、錆びていて使えないため、スコッ プで掘り出しました。 思った以上に大掛かりな土木工事となり、損傷部分も発生。 かけた労力の割りに小さくてが っかりでしたが、さっそく蕎麦にかけて食べてみると、粘りが強くおいしかったです。

 カボチャも収穫。ほっこり姫という種類です。 春先にベランダで苗を作ろうとしたところ、ポットが強風で引っくり返さ れてしまい、残骸から1つだけ残ったものです。 先月から実を収穫していますが、多収が可能なミニカボチャという ことだけあって、今回も雑草の中から次々と実が顔を出しました。 一つでちょうど家族一食分になるので、とても便 利です。




2008年10月13日(月)体育の日

    

 さらにミニカボチャを収穫。 一つの種から20個以上収穫できました。 根ショウガも収穫。 芽出しに2ヶ月ぐらい かかるうちに雑草に埋もれ、存在をすっかり忘れていました。 まずまずの出来ですが、ちゃんと手入れをしていれば もう少し大きくなったかもしれません。



   

 柿は渋甘です。 完全な渋柿ではないのでどうなるか分かりませんが、試しに皮をむいてベランダで干してみること にしました。 ちなみに甘柿は干しても腐るだけだそうです。

 ニンニクは絶好調。 植えた種球の全てから芽が出ました。 一部で脇芽が出ていたものを摘み取りました。



      

 ヘアリーベッチの種を蒔くために草刈をしていたときに見つけたカマキリの卵。 そのまま転がしておいて鳥にでも 食べられてしまうと、来春の昆虫の力関係が崩れてしまうかもしれないので、虫かごに入れておくことにしました。



2008年10月26日(日)
   

 前回種を蒔いたソラマメが発芽。 ソラマメは大好物なのですが、旬が短いため収穫を逃してしまう可能性があり、 今まで植えたことはありませんでした。 比較的簡単に育つという話を聞いて、ダメモトで種を20個ほど種を蒔いて みたのですが、果たして来春の結果は如何に。 

 オクラはまだ実を付けていますが、気温が下がってきているので、そろそろ終わりのようです。 食べごろサイズの 大きさは、ほんの3、4日の間のようなので、いつも大きくなり過ぎてしまい収穫できたのは僅かでした。



   

じゃがいも(農林1号)は順調に成長中。 12月初旬にサトイモと一緒に収穫予定です。
今年は緑肥用にヘアリーベッチのほかに、ヘイオーツという麦の種も蒔いてみました。 こちらも順調です。 




2008年11月24日(月)
   

 朝7時過ぎに畑に到着。 初霜が降りていました。 野菜もヘアリーベッチも真っ白に。



   

左は、ソラマメ。 右はニンニク。 冬の寒さに負けず、順調に育っています。



   

 秋植えのジャガイモ(農林一号)は春植えと比べると小さめです。 右はルッコラ。1ヶ月でかなり大きくなって、ちょう ど食べごろになっていました。 実は、畑で最初に見たときに、ホウレンソウでもないし、コマツナでもないし、??? と一瞬考えてしまったのですが、最近サラダで人気の野菜ということで種まきしたことを思い出しました。どちらも食 卓で好評でしたが、特にルッコラはサラダに鍋物に、炒め物にと子供に大人気でした。



       

 サトイモとヤツガシラは葉が枯れたので、少し掘り出しました。今年は週末に仕事や用事が入り、ヘアリーベッチの 種まきが遅々として進んでいません。 今回も残っている区画の作業に時間を追われていたので、残りのジャガイモ とサトイモ掘りは次回に回しました。



   

ミズナとカブ。 今回は大収穫祭です。



   

 去年は冬の間に、大半が姿を消してしまったタマネギ。 今年は防寒対策に自宅近くの直販所で購入した、籾殻を 撒いてみました。 籾殻の値段はこれだけ入って一袋400円。使い出があります。



   
   
 落葉した梅の木に、鳥の巣が掛かっていました。 いつ頃ヒナを育てていたのかなぁ。春だとすると、梅の実の収穫 で周りをうろうろされて、さぞや怖がらせてしまったことと思います。
 今回の三連休は快晴が続いていましたが、この日は15時から雨が降り始めたため撤収。 まだヘアリーベッチは 半分しか種まきが完了していません・・・・。



   

 前回収穫した柿ですが、焼酎に漬けてシブを抜き、完熟状態でおいしく食べました。 ベランダで吊るした分は1ヶ月 ほどで干し柿となり、お気に入りのおやつになりました。 気を良くして、来年はもっとたくさん作ろうかと考えています が、吊っておくスペースの確保が問題です。



2008年12月13日(土)
   

 快晴に恵まれ、絶好のサトイモ掘り日和です。 
 けっこう体力が必要なので、労働力確保のため農業実習生にコツを伝授。 なかなかよいフォームで掘り出してゆ くので、そのままやらせてみました。 イモを傷つけないように狙いを定め、まんのうを土に打ち込みます。



   

 まんのうの歯がイモの下に入ったところで、梃子の力を働かせ一気に掘り起こします。 張り出した根がぶちぶちと 切れる音と共に、イモが逆さまになって顔を出します。 この瞬間がサトイモ堀りの醍醐味。 長男もはまり、まんのう を離しません。



   

 掘り出したサトイモは、土を落とし、根を引き抜いて畑で乾かします。 一通り掘り出し作業が終了したところで、子 イモに分けて乾燥を進めます。



    

 まんのうは、私が長男と同じ歳の頃に祖父が使っていたのを見たことがあるので、少なくとも4代目の使い手襲名 です。 歯の重さを利用して振り子のように使えば、こんなに大きく振り上げる必要はないのですが・・・。 帽子と上 着を脱ぎ捨て作業続行。



     

ソラマメとニンニクは順調に冬越し中。 地面を覆っている雑草は、霜よけにもなるのでそのままに。 



   

 カブは思ったより簡単に大きくなりました。 一方タマネギは籾殻で防寒対策をしたものの、半分ぐらいが倒れてし まい今年も失敗か・・・・・・。



   

 こちらは10月中旬に種まきをしたヘアリーベッチ。 ソラマメの大敵はアブラムシだそうですが、ヘアリーベッチは アブラムシの天敵として大活躍するナナホシテントウムシの棲家になります。



   

 緑肥用ヘイオーツ。 10月中旬に種まきをした分は、20cm程度まで大きくなりました。 右側の写真は11月中旬 に蒔いた分で、しっかり発芽しています。 ヘアリーベッチの場合は11月以降は発芽しないので、ヘイオーツのほうが 低温での適応性が高いようです。



   

 そのヘアリーベッチですが、今年は種まき作業が遅れ予定の半分も終わっていません。 この日は栗畑の作業が 完了しました。終わっていないところは来年回しです。 
 畑は、本日で仕事納め。 これから寒さが増してきますが、梅の芽はしっかりと膨らみ春の準備を進めていました。

 

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