2008年6月28日(土)

梅雨の晴れ間に畑の様子を見に来ました。 ヘアリーベッチはまだまだ花がたくさん咲き、ハチや蝶が飛び回って
います。

カボチャに勢いが出てきたのですが、よく見るとカナムグラがカボチャにチョッカイを出しているではありませんか。
これはけしからん! このまま放っておけば、あたり一面カナムグラの天下となり、カボチャに被害が出るのは確実
です。 そうはさせじと、目に付いたカナムグラをすべて引っこ抜きました。 でも、すぐにまた出てくるんですよね。

ちょっぴり大きくなってきたカボチャの実。 他の畑を見ると乾燥や病害防止に敷き藁をしていますが、わが家の畑
はヘアリーベッチが枯れて、自動的に敷き藁になるので好都合です。 右の写真は、ようやく芽が出たショウガで
す。 タネを植えたのが5月の連休だったので、約2ヶ月もかかりました。 。

カナムグラと畑の端で伸び始めていたセイダカアワダチソウなどを引っこ抜いて、大汗をかいてしまいました。 一
息入れて次の作業は、緑肥ヒマワリの種まきです。
昨年、ヘアリーベッチが枯れた後に、夏の雑草抑制効果が得られたので、今年は面積を増やすことにしました。
ヘアリーベッチが敷き藁状になっているので、このままでは種が撒けません。 地面からめくり上げるように剥がしま
す。 その後、こまめにローターを付けて軽く耕し、レーキで表面をならしてから種まきです。
まだ花がたくさん咲いているところは、次回に作業をする予定です。 一度に終わらせてしまうと、虫たちの居場所
を奪ってしまいます。 自然農法では生物の多様性が大切なのだそうです。

枯れたヘアリーベッチをめくると、アリ、ヤスデをはじめ無数の虫たちが大慌てで移動をはじめます。 この虫たちが
有機物を食べて肥料にしてくれているわけですね。
剥がしたヘアリーベッチは、サトイモの両脇にかぶせて、雑草抑制、乾燥防止&有機肥料として利用しました。

緑肥用ひまわりの種。 2mぐらい伸びます。 発芽が早くなるように、種をまく前に4時間ほど水につけておきまし
た。 有機物を増やして緑肥となるほかに、作物のリン酸の取り込みを促進してくれるVA菌根菌を増やしてくれるそ
うです。
今日は、ジャガイモを試し掘りも。 ちょっと小さいかなぁ。 昨年取り残したジャガイモが勝手に芽を出して大きくな
っていたのも収穫。 さっそく持ち帰って茹でて食べてみましたが、とてもおいしかったです。

ウメの収穫です。 今年は不作でしたが、それでも10kgほど収穫。 家で使うには十分過ぎる量です。 まったく農
薬を使っていないので見た目は悪いのですが、味には影響ないそうです。 梅酒2びん(ホワイトリカーとウィスキ
ー)、それ以外はウメジュースになりました。 この梅酒を飲むのは2年後、そのときは50歳です。

赤タマネギは、だいぶ小さめ。 サラダにして食べたところ、ちょっと辛めでグ〜な味でした。 ウメを近所の家にお
分けしたところ、おばあさんが作った立派なタマネギとをたくさん頂戴しました。 それ以外にも、わざわざ畑でキュウ
リを取ってきてくれました。 田舎の生活は物々交換が盛んなので、野菜はほとんど買わずに生活できちゃうんです
ね。 タマネギは乾燥させるため、自宅に帰ってからベランダにつるしました。
2008年7月12日(土)

前回、緑肥ヒマワリの種をまいた後、土をかけなかったような気がしていたのが気になっていたのですが、不安は
見事に的中。鳥か野ネズミに食べられてしまいました。 部分的に芽を出しているものの数が少なく、これでは雑草抑
制効果は期待できません。 仕方なく、追い撒きをしました。

サトイモの畝を枯れたヘアリーベッチで覆ってみたのは、期待通り。 雑草を抑制すると同時に、土の乾燥を防いで
くれています。 そのほか、トウモロコシも順調に育っていました。
2008年8月3日(日)

夏の真っ盛りで雑草たちは元気一杯に育っています。 ヘアリーベッチの後に伸びている雑草は、比較的まばらに
生えていることと、土が軟らかいので比較的楽に抜くことができます。 それと、自然農法の場合には土が完全に露
出するまで雑草を抜く必要はないという考え方なので、背の高いセイタカアワダチソウ、イノコヅチなどを引き抜くだ
けで完了です。 それでも、かなりの運動量にはなるのですが。 前回追い撒きをした緑肥ヒマワリは順調に成長中。
(写真右)

カボチャとトウモロコシを収穫。 カボチャは甘みがもう一つ。ちょっと収穫が早すぎたようです。 トウモロコシは甘が
あり、まずまずの出来でした。 しかし穂の出る時期にムラが出来てしまったのが原因だと思うのですが、実の揃い方
が悪く、今後の課題です。

オクラも収穫。 一本で3、4個の収穫です。 今年は3本ほど種から伸ばしましたが、手が掛からず簡単に伸びる
のでもっと植えてもよかったかもしれません。
花壇ではロザンネイの花がたくさん咲いていました。 先月自転車で出かけた北海道でたくさん咲いているハナフ
ウロを見ていて、この花ってどこかで見た記憶があるなぁと考えていて、花壇で咲いていたのと同じ花であることに気
が付きました。 品種改良で花の数が多くなっていますが、色と形は北海道で見たハナフウロと同じ。 北海道ではあ
ちこちに咲いているので繁殖力が強い種類のようです。 このロザンネイも昨年植えたものが、今年も勝手に生えて
きました。
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