『トンデモ本の世界W』
と学会(著)
楽工社, 2009.10
内容
  1. 陰謀系
    • 話題あれこれ(1) こんなにあるぞ! トンデモ陰謀論(山本弘)
    • 藤田幸久編著『9・11テロ疑惑・国会追及』──民主党を汚染するトンデモ説(山本弘)
    • 有澤玲『世界を支配する秘密結社 イルミナティの知られざる真実!』──一見怪しげなトンデモ擬態本(皆神龍太郎)
    • 高橋五郎『天皇の金塊とヒロシマ原爆』──広島に落とされた原爆はナチスドイツ製だった!(山本弘)
  2. オカルト系
    • ウォレス・ワトルズ『富を「引き寄せる」科学的法則』──よみがえる一世紀前のトンデモ本(山本弘)
    • レイモンド・A・ムーディー『エルヴィス・アフター・ライフ』、ゲイル・ブリューワ・ジョルジオ『エルヴィスは生きている?』──エルヴィスは生きている? 死んでいる?(山本弘)
    • エハン・デラヴィ+中丸薫『まもなく世界は5次元に移行します』──アセンション本の著者の方に罰ゲームを!(山本弘)
    • 池川明『胎内記憶』──胎児はへそから外を見ている!(山本弘)
  3. トンデモ科学系
    • 船瀬俊介『知ってはいけない!?』『新・知ってはいけない!?』──この世に危険でないものはない(山本弘)
    • 深川洋一『生命の暗号を聴く』──危険! うっかり歌を歌ってはいけない!(山本弘)
    • ケイ・ミズモリ『超不都合な科学的真実』──昆虫パワーで空飛ぶ教授(山本弘)
    • 松田薫『「血液型と性格」の社会史(改訂第二版)』──血液型占いに対する非科学的批判(永瀬唯)
    • 話題あれこれ(2) あなたは月を知っていますか?──月をめぐるトンデモない誤解の数々(山本弘)
  4. 超能力系
    • 日笠雅子編『超能力野郎』──超能力者の人生・その光と影(山本弘)
    • ジョン・ロンスン『実録・アメリカ超能力部隊』──壁抜け将軍と怪奇ボラ男(山本弘)
  5. サブカル系
    • 大内明日香+若桜木虔『すべてのオタクは小説家になれる!』──「読者は虫と思え」間違いだらけの小説指南書(山本弘)
    • Aimee Major Steinberger『Japan Ai (日本愛)』──オタクなアメリカ人女性の超ディープな日本旅行記(唐沢俊一)
  6. 歴史系
    • 佐野雄二『聖書は日本神話の続きだった!』──ヤハウェは女、キリストはスサノオだった!(山本弘)
    • 高橋克彦+南山宏『超古代文明論』──ムー帝国は月にあった!(山本弘)
  7. 小説・フィクション系
    • ハロルド・シャーマン『謎の異星人グリーンマン PART I 外宇宙からの警告者』──「行け! グリーンマン」(特撮ヒーローにあらず)(山本弘)
    • 戸渡阿見『蜥蜴』──ダジャレ教祖様の作家デビュー(山本弘)
    • 海野十三「怪塔王」──ひょっとこ男vs風呂敷男、ロケット内の対決(山本弘)
    • 山背睦『黒い森の騎士』──「ウォルフラムの勇気が世界を救うと信じて……!」(山本弘)
    • くりが繁『月に帰ったかぐや姫』──創作民話というフシギ話(藤倉珊)
    • 山田耕榮『神は常温核融合』──神は言葉の中にあるのか(藤倉珊)
    • コニー・ウィリス「インサイダー疑惑」──メンケンはどこにいる?(山本弘)
  8. トンデモ本温故知新
    • 平野威馬雄編『それでも円盤は飛ぶ!』──アヤシゲなものを、アヤシゲなものと理解しつつ愛する(唐沢俊一)
    • 加藤延之『実録泥棒大家族』──泥棒村のトンデモない実態(皆神龍太郎)
    • アーサー・C・クラーク「守護天使」『地球幼年期の終わり』──あるSF小道具考(藤倉珊)
    • 太田典礼『日本産児調節百年史』──ある産児調節論者の憂鬱(唐沢俊一)

トンデモ本の世界シリーズ

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