あかり 「異世界エルハザードから、もとの世界に戻る方法を見つけるため、主人公のまことたちは、
エルハザードの3神官のもとを訪れます。
今回は3神官の内のひとり、アフラ・マーンを訪ねた、TV版第5話をとりあげます。
さっそく、いっちゃんと見ていきます」
一乃 「じゃあ、適当に始めてえーかな?、てな感じやな」
あかり 「うん。この藤沢先生のせりふは、アフラに対して、アフラの管理している書庫を見ていいかな、
というシーンね。書庫にはたくさん本があるから、the right wayという言葉はぴったりと思う」
一乃 「the right wayは、しばしば副詞的に用いられると辞書に書いてあるな。で、アフラの返事はというと・・・」
Afra : I'm afraid not.
あかり 「このI'm afraid not.について、柴原さんから頂いたメールを下に掲載します。
とっても、よくわかる言葉で、優しく解説して頂いています」
一乃 「ほんま、いつもすまんなー、おおきに柴原さん」
> まこと達のお願いを断るときのアフラマーンの台詞
> I'm afraid not.
これは、僕もよく使う言い方です。丁寧な言い回しですね。
I'm afraid・・・というのは、別に何かを怖がっているわけ ではなくて、「あなたの意にそまないことをする事になって 恐縮ですが・・・」という意味が含まれてるんです。
ですから、これは憶えておくととても便利ですよ。
例えば、
Do you know Tenchi Muyo?
と聞かれて、
No, I don't.
と答えれば、
「天地無用知ってますか?」
「知らない」
という、聞きようによっては、とても
つっけんどんな答えになります。ここで、
I'm afraid
I don't.
と答えれば、
「ごめんなさい、知らないんですけれども・・・」
という具合に、柔らかくなるのです。
ですから、アフラさんの答えも、I can't.なら 「できまへん」(京都弁って、こんな感じ?) という、ピシャリとした言い方になりますが、 I'm afraid not. と言うと、「申し訳ありまへんが・・・」 という、言いにくいことをぼかしつつ、否定を伝える という、日本人にも親しみやすい言い方になる のです。僕はちょっと使い過ぎかなと思うぐらい 使いまくっています。
ようは、「相手の期待と反対になる」ことを言う際に 使うので、このような使い方も良くします。
Do you think it's going to rain today?
I'm afraid so.
「今日、雨降るかなあ?」(降って欲しくない)
「(残念ながら)降りそうだねぇ・・・」