WinDVI Ver.0.6 を、見かけ上さらに速くする方法があります。通常設定する必要はありませんが、いろいろ試してみたい方はどうぞ。
[16bit版の場合]
windvi.ini の [WinDVI]セクションにエントリを追加します。
[32bit版の場合]
レジストリエディタの以下のキーに文字列型の値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥OS_Satoshi¥WinDVI¥000¥Miscellaneous
[エントリ(値)の設定]
■ShowProgressWhilePrinting =
BOOL値は、"true","enable","on","yes","1" または "false","disable","off"
"no","0" のどれでもOKです。大文字と小文字は区別しません。
これをfalseにすると、以下の通り、「ディスパッチ処理」が停止します。
- DVIの描画中に進行状況の表示バーを描画しません。
- DVIの描画が中断できなくなるため、中断処理/復帰処理が発生しません。
- DVIの描画中にクイックタグ/スピードバー上にマウスが移動しても反応
しません。
- DVIの描画中に他のページへ移動するキー入力やマウスクリックがあっても
無視します。
- 16bit版では、DVIの描画中に他のタスクにCPUの使用権を渡しません。
ということで、全速でDVIを描画しますが、処理のなめらかさは失われます。
特に16bit版では、DVI描画中に他のアプリが全く動作しなくなります。
これをfalseにすると、次に示すDispatchRatioWhilePrinting と
UpdateLapTimeWhilePrinting の設定は無効となります。
Defaultはtrueです。
■DispatchRatioWhilePrinting = <整数>
<整数> x 64 回DVIの基本命令を実行するたびに1回、上記のディスパッチ処理
を行います。16bit版では、値を減らすとマルチタスクのなめらかさは向上しま
すが、DVIの描画完了までの時間は長くなります。32bit版では、描画を中断し
て他のページへ移動する機能が反応しやすくなります。
Defaultは4です。DVIの基本命令を256回実行するたびに1回ディスパッチ処理を
行います。
■UpdateLapTimeWhilePrinting = <整数> (単位はミリ秒)
描画中に、指定のミリ秒だけ経過すると、DVI領域の最新の状態を画面に表示し
ます。DVIを1ページ描画するのに、ここで設定した時間を要せずに終了した場
合は何もおこりません。
Defaultは400です。
将来的には、これらの値をGUIで設定できるようにしたいと考えています。