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医療費控除を受けよう

UPDATE:2003/01/16 (木)


我が家の医療費控除への道のり;^_^A
一度もやったことがないと、面倒だなぁと思う作業だけど、
一度やってしまえば、とっても簡単。
自分の覚書のためにも、まとめてみました。

ちなみに、
給与所得について年末調整が済んでいる場合で、
平成14年分の医療費控除の受け方です。

を押すと目次に飛びます




医療費控除を受けると
収入金額
給与所得控除
公的年金控除など
所得金額(給料所得控除後の金額)
社会保険控除
扶養控除
医療費控除など
課税される所得金額
(この金額から税金が計算されます)

得1
税金は、所得金額から、医療費控除、扶養控除や社会保険控除などの金額を差し引かれた課税対象の金額によって、計算されます。
医療費控除を受けると、課税対象となる金額が減ると言う事になるので、
税金が減ります。
年末調整が済んでいる場合、その税金の減った分が戻ってくるんです。
でも、住宅の特別控除がある場合、戻ってこないことも・・・

得2
課税対象となる金額が減るので、
その金額を元に計算される次の年の住民税も減ることになります。

得3
課税対象となる金額が減るので、
その金額を条件に給付される児童手当金、保育料補助、保育料などに影響があるかも。

普段しておくこと
  1. 家族の医療費のレシート・領収書をとっておく
  2. 病院までの交通費も書いた医療費明細書を作っておく。
  3. 生命保険などから給付された金額がわかるものを集めておく。

病院にかからなくても、薬屋さんで買った風邪薬のレシートなどもとっておきましょう。
予防接種や、健康診断、バンドエイドなど、直接治療に関係のないものは、
対象外のものもあるので、注意しましょう。
くわしくは、こちらで確認してね

医療費控除の対象となる医療費

1年間の医療費を計算してみる
1月から12月までの
集めたレシートや
交通費の総合計
保険金などで
補てんされる金額
医療費

保険金などで補てんされる金額とは、
出産育児一時金
出産育児附加金などや
生命保険などでもらった入院給付金など。

出産手当金、傷病手当金は、含まれないようです。

医療費控除できるかな?
医療費 10万円
(所得金額が200万以下は
所得金額の5%)
医療費控除額
(最高200万円)

所得金額は、源泉徴収票の『給料所得控除後の金額』のことです。
医療費控除額ありましたか?
これがあれば、医療費控除を受けましょう。

いくら戻ってくるかな?

医療費控除分のお金が全額戻ってくるわけではありません。
医療費控除分に見合う税額が戻ってきます。
だいたい医療費控除額の1割程度と考えればいいと思います。
でも、いろんな場合があるので、計算してみるのがオススメ。

計算が面倒なあなたに(笑)→こちらで必要な金額を入れるだけで計算してくれます。

その他、ソフトもあります。excelを使ってのソフトです。
なかなかの優れもので、あると便利かも。

実際に申告書に金額を当てはめながら、書いていくだけでもわかります。

では、計算してみましょう。
赤い文字の金額は源泉徴収票に載ってます。


給料所得控除後
の金額
所得控除の
額の合計額
医療費控除額 課税される
所得金額

課税される所得金額
(1000未満切捨)
× 税率 控除額 税額
1,000〜3,299,000 10% 0
330万〜8,999,000 20% 33万
900万〜17,999,000 30% 123万
1800万以上 37% 249万

税額 住宅借入金等
特別控除
差引所得税額
(マイナスの時はゼロ)

差引所得税額 × 20% 定率減税額
(25万円と比べて少ない方)

差引所得税額 定率減税額 源泉徴収税額 還付される
税金
いよいよ準備(必要な書類)

還付される税金はありましたか?
住宅借入金等特別控除がある場合、医療費控除分を入れても、
税金が全額戻ってきているため、
還付金はゼロの場合もあります。

ゼロの場合 還付金があるのなら
戻ってくるお金がないのだから、
税務署での手続きは不要。
でも、住民税のことがあるから、
直接市役所・区役所
へ行って、手続きをしてきます。
税務署で手続きします。
住民税申告書(役所にあります)
源泉徴収票(必要ないかも・・・)
医療費明細
医療費の領収書・レシート
印鑑
確定申告書A(第一表)
確定申告書A(第二表)
医療費明細書の封筒
源泉徴収票
医療費明細
医療費の領収書・レシート
印鑑

は、税務署にありますが、
電話すれば郵送してくれます。
住民税申告書は、
住所、名前、医療費金額
を書くだけでした。
これなら、すぐ書けるので、
事前に書類をもらわなくても
大丈夫でした。
申告書を書くのは、
初めてだと時間もかかるので、
郵送してもらうか、もらっておいて、
自宅でゆっくり書くといいです。
書き方も送られてくるので、
その通りに書けば大丈夫。
書き方はこちらにもあります
医療費明細

税務署にも用紙はおいてあるそうだけど、自分でまとめても大丈夫。
要は、医療費の領収書・レシートが確認しやすくすればいいんだそうです。
支払別にまとめます。
ちなみに、我が家はこんな感じ↓↓の項目でEXCELで表にしています

日付 名前 続柄 病院・薬局 詳細 交通手段 交通費 支払金額 保険金等 備考
H14.1.5 そら A病院 風邪 バス
A-B
往復
200 1050
H14.2.5 はる A病院 風邪 550
H14.1.5 そら B薬局 風邪 550
H14.3.5 ママ Cドラッグストア 風邪薬 1000
H14.4.4 ババ D病院 ○○で入院 150000 5000
合計 200 153150 5000
153350
いつすればいいの?

確定申告は、2月中旬頃からだけど、
税金を払い戻してもらうだけの申告なので、
それ以前でも大丈夫。
1月の方が空いています。

過去5年分できます

5年前までさかのぼって申告できます。
医療費控除が受けられる年を見つけたら、ぜひ、一緒に。

住民税の計算

医療費控除で住民税の計算の元になる金額も変わってきます。
住宅借入金等特別控除は、「特別」控除と言うだけあって、
住民税の計算には考慮されません。

住民税の計算は、多分、それぞれ違うと思うので、調べてください;^_^A

ちなみに、北海道、札幌市の場合、
金額を当てはめていけば、計算してくれます→税額計算シミュレーション
その他、
個人道民税
個人市民税(札幌市)

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