2025年1月17日

趣味と生活の雑記帳(2024)




もとは1997年からはじめた身の回りのコンピュータの日記コーナーでした。
ネタがなくなってきたのでスコープを広げ、 私の趣味や生活について幅広く好き勝手に投稿しています。

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2024/12/09(月)

最近あそんだPS5ゲーム2選

最近あそんだPS5 ゲームのはなし、2本です。

(1) ドキドキ文芸部プラス!

PlayStation Plus サブスクのフリープレイで2024年10月に無料配布されていたゲームです。
パッケージ版を購入する場合、Switch 版の新品が2900円ぐらい、 PS5 版が新品は在庫がなく中古も高騰してて4300円ぐらいの模様です。

サムネイル画像のインパクトが大きく、かわいい女の子たちが描かれています。 一見恋愛ゲーに見えますが実際の内容はサイコホラーとのこと。
これがかなりおもしろいらしいと聞いてプレイしてみました。

ドキドキ文芸部プラス!
図1/12-09 ドキドキ文芸部プラス!


初回は30分ほど遊んで、会話をすすめていき詩を作成するためのパラメータを 選択する単調な作業が続き、退屈で一度中断しました。

何がおもしろいのだろう、とWikiペディアで調べてみました
このゲームはもともとSteam で2017年に無料公開されていて評価が高かったDDLC(ドキドキ文芸部)、それを多言語化、 ブラッシュアップしてゲーム機版として2021年に販売開始されたとのこと。
ネタばれ満載でしたがWiki ペディアの記事を一気に読んでしまいました。 文化祭まで我慢して続けていくとものすごい展開になることがわかりました。

ネタばれを見てしまったので、それを追体験してみる形でしたがとても楽しめました。
何回か周回し本当の最後にスタッフロールが流れるまで土日の2日間ほど満喫しました。
ボリュームは少なめなのですぐ終わります。 フリープレイで取得してる方は一度遊んでみては。

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(2) SPACE EXPLORE

PlayStation 30周年セールで80% Off の300円ぐらいだったので、PSVR2 対応のコンテンツをダウンロード購入してみました。

SPACE EXPLORE
図2/12-09 SPACE EXPLORE

PSVR版とPSVR2版があるので購入時は注意が必要です。
PSVR版をもとにPSVR2 版を作り直すってやっぱりできるんですね。

本作はゲームというよりは、博物館なんかにあるVRアトラクションのような感じです。
スペースシャトルの打ち上げ、宇宙ステーション内部の探索、 宇宙ステーション外部の宇宙遊泳、スペースシャトルの帰還をPSVR2 で楽しめます。

VRのゲームは思うように操作ができず苦手です。 このようなアトラクションタイプのコンテンツの方が私は楽しめます。
こういうのがもっとたくさんあればいいのですが、、、あまりないですね。
ボリュームは小さく、4つのミッション全部を1時間で完了できました。
CGが粗かったり、シナリオの進行にやや強引な点があり、 作りはおおざっぱな感じでした。

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2024/11/19(火)

Adobe CC のキャンペーン

Adobeアプリをフルに利用できるサブスクリプション、 Adobe Creative Cloud を契約しています。
円安などの影響で2024年に大きな値上がりがありAmazon 通常価格は12か月で78,192円。
閉口していたところ、Amazon やヨドバシ.com で46% 値引きで12か月ライセンスを1回だけ購入できるセールが実施中 との情報をキャッチしました。
ブラックフライデーのシーズンにぶつけているようです。
でも意味がわかりにくいです。 契約中の人もサブスク終了期限をキャンペーン価格で延長できるという意味でしょうか。
それとも新規にAdobeCC を契約する人だけが初年度のみ安く開始できるという意味でしょうか。

Adobe さんはどうやら後者を意図しているようなのですが、 ヨドバシ.com で購入した方がサブスク期間の延長に適用できたという情報もあります。
これは本当なのでしょうか、それともガセ情報でしょうか。

Adobe 社はフルプライスで支払う紳士からはしっかり徴収するのですが、 ゆるいところがあって安くすむケースがいろいろある印象があります。
私もチャレンジしてみようと、最初はAmazon で購入しようとしたのですが、 いろいろあってうまくいかず(これについては下で述べます)、 次にヨドバシ.com で購入を試みました。 するとこちらはウソのように普通に購入できました。
10% ポイント還元があるので、価格はAmazon の43000円よりちょうどポイント分高く、47780円でした。
なお、Amazon で使用したクレカとヨドバシ.com で使用したクレカは同じものではなく、別のものです。

サブスク期間延長成功!

購入した引換えコードですが、本当にAdobe IDに登録できました。 サブスク有効期間が確かに1年延長されました。
Adobe さんが寛大なのでしょうか。それとも、もしかしてヨドバシさんが新規購入者限定版なのに通常版の引換えコードを払い出しちゃってるのでしょうか。
もし手違いでこうなってるのであれば、 早く購入しないと修正されてしまうかもしれません。

(参考)Amazon でうまくいかなかった話

上記の様にヨドバシ.com で購入できたのですが、 Amazon の方が安いので最初はそちらで買おうとしました。
そのときトラブルに巻き込まれたので体験談として掲載しておきます。
情報が多くごちゃごちゃしてますが、真実は明らかになっていません。 興味のある方だけご覧ください。

Amazon にアクセス

情報提供者さんにアフィリエイト収入が入らないのは申し訳ないのですが、 安全のため自分のブックマークからAmazon のサイトを開きました。
ブラウザはFireFox 132.0.2 でいつもの習慣でプライベートブラウジングモードです。 プラグインは何もいれてません。
PC はネットバンキングやショッピング、株の取引きに使うセキュリティを意識した 危ないことはしないマシンです。

Amazon の中でAdobe CC を検索すると確かに税込み43000円で 「新規購入者対象限定版」の「キャンペーン用オンラインコード版(12か月)」 が販売されてました。
説明をよく見ると「この商品はクレジットカードでご購入いただけます」 「1アカウントにつき、1本のみご購入可能となります。」 といった説明があります。私も買えそうに見えました。

購入してみる

購入を試みました。
ここまでは、まだログインしてないゲスト状態でした。 カートに入れてから、購入手続きに移行するとき、 この時点でAmazon にログインしました。

ウォレット残高でも買えそうな感じでしたが、クレジットカードで販売とあったので、 あれ? と思いながら(Amazon にはクレカを登録してないので) クレカを新規登録しました。 購入したらすぐにこの登録は削除するつもりでした。
カード登録のために画面から入力したのはカード番号、有効年月、カードの名義でした。 暗証番号やセキュリティコード、住所などは聞かれませんでした。
いや、登録のときはセキュリティコードは聞かれなかったけど、 決済の時に入力したかもしれません。ちょっと記憶があいまいです。
クレカの未払い残高はなく限度額は100% あって限度額不足ということはありません。有効期間もまだ数年あります。 エラーにはならず、購入できたように見えました。

なにかおかしい

購入履歴を確認しようとすると何故かまたAmazon のログイン画面が表示されました。 ここから様子がおかしくなりました。
パスワードを入力しましたが、登録しているメールアドレスに6桁の数字 「セキュリティコード」が送られてきてそれも入力しました。
でもログインできません。私が打ち間違えたのでしょうか?
再度コードをメールで送信するボタンを押しました。 新しいコードが送られてきて、それを画面から入力しました。
すると今度はパスワードを変更してください、という画面になりました。 またメールに数字が送られてきて、それも入力しました。 パスワードは変更できたようですが、ログインはできないようでした。

「お客様のAmazon.co.jp アカウントに対する最近の変更について」 というメールが来ました。
お客様のアカウントが無断でアクセスされた可能性があることが判明、 パスワードを無効にする、注文をキャンセルする、 2段階認証が有効な場合は無効にする、 これらの処置は2時間かかる場合がある、 2時間経過したらパスワードをリセットして再びアクセルできるようになる という内容でした。

オーダーはキャンセルしたとメールに記載されていました。 そう言えば、注文を受け付けたというメールは届いてませんでした。 いったい何が起こっていたのでしょうか。

なお、Amazon にログインすると毎回メールが来ますが、 私がログインしてないのにそのメールが来たということはありません。 何か購入するとメールが来ますが、身に覚えのない購入お知らせメールも来ていません。

クレカ窓口に電話

私はAmazon が正規ユーザの正規操作をなりすましと誤判断してるのでは、 と思いました。
でも家族がどうしてもと言うのでクレカを止めるために、 カードにあった電話番号に電話してみました。
混雑してておまたせ状態が続きました。 そのままずっと待ってるといつか担当者さんにつながるんでしょうが、 おまたせ状態が続くのは私の責任ではありませんし、 「クレカを止めようとアクションを行った」 という実績は達成できたのでここで電話を切りました。

クレカ窓口に電話してもすぐつながるものではない、 ということを知ったのは収穫です。
年会費無料のクレカはこういうものなのかもしれません。

後でわかったことですが、今回のクレカはSAISON CARD系なのですが、 電話をかけなくてもクレディセゾンのWeb サイト「Netアンサー」 の中でカードの一時停止は手配できるようです。
このセゾン系カードの「一時停止」というのは、 24時間経過後に自動的に解除されます。

Amazon.com Sales Inc. ?!

あらためてFireFox でAmazon を開き、 今はうまくログインできないのでログインはせずに、 購入したAdobe CC のキャンペーンセール画面を再度表示してみました。
販売元と出荷元がいつもの「Amazon.co.jp」 ではなく、 よく見ると「Amazon.com Sales, Inc.」 となっています。
びっくりしましたがギフトコードやアプリのオンラインコードの販売はこちらが行っているようで問題ないみたいです。

ログインできた

メールには最大2時間かかるとありましたが、 待たずに変更したパスワードでログインすると入れました。
購入履歴を確認するとセール版のAdobe CC オンラインコードはなく、 購入できていませんでした。
「キャンセルされた注文」や「未発送」も確認したのですが、 こちらにも記録はありませんでした。
成りすまし犯の情報隠蔽に対して有効な、注文履歴の表示条件プルダウンから 「非表示にした注文」を選択しても何も表示されませんでした。
キャンセルではなく、購入が全く発生してなかったように見えます。

登録したクレカは削除しておこうと、 アカウントサービスから「お支払い方法」を確認してみると、 さっき追加したクレカも登録されてませんでした。

その他

冷静にURLやメールの内容を確認しましたがおかしな点はなく、 最初のAmazon へのアクセスも自分のブックマークからなのでフィッシングでもありません。
もし最初にWeb 上のアフィリエイトのリンクをふんでいたら、 その情報がフィッシングだと騒いでいたかもしれません。
ブックマークのURLを再確認しましたが、https://www.amazon.co.jp/ となっていて 改竄されてないようです。

上記のように私の買い物操作がなりすましと誤判定されたのか、 それともクレカの承認が拒否されたのでしょうか。
過去にAmazon でAdobe CCライセンスを購入している私は購入がエラーとなり、 おかしなエラー処理でこのようになってしまったのでしょうか。

まとめ

わたしは何か詐欺やフィッシングにひっかかってるのでしょうか。 今のところ不正な請求はありません。
Amazon やクレカからのおかしなメール通知も今のところありません。
Adobe CC の引き替えコードは結局ヨドバシ.com で購入しました。

やっぱりAmazon の誤判定じゃないかな、、、

  1. Amazon ギフトカードでチャージしたウォレットでいつも買い物しているところ、 今回はクレカで決済しようとしたこと。
  2. 商品はオンライン版シリアルコードだったこと。 これは換金しやすく物理的な受け取りが不要で不正購入が多いと考えられます。
何か新しいことがわかったら情報を更新します。

11月21日 追加情報(1)

クレジットカードに問題がある可能性を検証しました。

  1. 昨日、近所のスーパーで食料品を買いこのクレカを使用したところ、 問題なく決済できました
  2. Amazon ではどうでしょうか。安めの商品で、配達料がかからないKindle 版コミックを買ってみることにしました。
    11月21日に『フラジャイル』29巻が発売になるのでそのKindle 版を予約しました。 同じクレカでエラーにはならず、予約はできました
    ところが11月21日の00:15ごろに 「重要なお知らせ:Kindle本のご注文について」というメールが来ました
    お支払い方法に問題があるため、Kindle ストアでのご注文を完了することができなかった旨をお知らせいたします。」 という内容でした。
    Amazon のサイトで支払い方法をギフトカードの残高を使用するように変更すると、 フラジャイル29巻Kindle版を購入できました。
    今回は再度パスワードを求められたり、 パスワード変更を強制されることはありませんでした。
AMEX のついたSAISON CARD系のカードなのですが、春にはAmazon で使えたのですが、 現在は何か問題があるようです。
Adobe CC を購入できなかったのも関係ありそうです。
検索してみると、Amazon で使えていたクレカが使えなくなったという質問はQA サイトによく投稿されているようです。

11月21日 追加情報(2)

クレディセゾンのWeb サイト「Netアンサー」 にサポートフォームがあり、Web上で質問できるようになっています。
今回の件について問いあわせてしてみたところ、 丁寧な回答がメールで返ってきました。

  1. Kindle版コミックの決済ができなかったのはAMEX側のセキュリティ判断、 または通信不具合が考えられ、クレディセゾンではそれ以上はわからないが、 利用できるようにAMEXへ手配してもらえるとのこと。
  2. Adobe CC の43000円の決済についてはクレディセゾン側に履歴がないとのことでした。
    クレカ決済の承認エラーではなく、Amazon 内部のエラーだったということでしょうか。
Adobe CC 注文時のトラブルとKindle版コミックの承認エラーは別事象のようです。

11月23日 追加情報

もしかすると入力した情報に間違いがあったのかもしれないと思い、 クレカのAmazon 登録を削除し、慎重に再登録しました。
このクレカでKindle Unlimited 3か月99円キャンペーンを購入したところ、 成功しました。

12月09日 追加情報

Amazon は送られてきたメールと同じものをWeb のメッセージセンターの方でも確認できることを知りました。
Amazonからメールが来たときに、 メッセージセンターに同じものがあるかどうかで本物と偽物を区別できる ようになっています。
本件で私に偽物のAmazon メールは来てなかったことがわかりました。

それと次の3つのような可能性もあるなぁ、と考えました。

  1. 自分に落ち度がなくても、Amazon のWeb サイトに脆弱性があって悪意のある人がAmazon のWeb を改竄し、 クレジットカード情報を盗まれる可能性があります。
    いまのところ、Amazon が改竄されていたという話は聞こえてきていません。
  2. わたしのFireFox が偽物だったり、FireFox の開発者が操作情報を盗んでいる可能性があります。
    可能性があるというだけで実際どうなのかはわかりません。
  3. なんらかの方法で我が家のDNS参照が途中で書き換えられ、 ニセのAmazon へアクセスさせられていた可能性があります。
でもこれらが心配ならインターネットでショッピング、バンキング、 トレーディングなどお金がからむことはできなくなってしまいます。


2025年1月、事件から2ヶ月たってますが、 自分の操作でないログイン通知やAmazon 不正購入やカード不正利用などは全くありません。

2024/11/08(金)

PS5Pro

トランプ氏が返り咲いた翌日の11月7日、予約していたPS5Pro が発売日の10時ごろに届きました。 箱が小さく軽めですね。
量販店のポイントが1%しかつかないのでたまっていたポイントは全部使いきり ました。

PS5Pro 箱
図1/11-08 PS5Pro

セットアップとデータ移行

初期セットアップでいきなり約1.3GByte のファームウェア更新がありました。

PS5 からPS5Pro へのデータ移行もできました。
昔(3年前)はPS4 からはデータ移行できましたが、 PS5 同士のデータ移行はできなかったと思います。今はできるようになってるんですね。

このPS5 からのデータ移行を短時間ですませるために、 事前準備としてゲーム本体は削除したり本体SSDへ移動しておき、 拡張M.2 SSD は中身を空にしておきました。
不要なゲーム本体やデータは削除しておいたので、PS5の本体SSD に残っていたのは237GByteです。これを1Gの有線イーサネット接続でPS5Pro へ移行しました。
予想所要時間は2時間37分と表示されましたが、実際は1時間15分で移行できました。
ですがフリープレイの無料配布で取得したBattleField5 のゲーム本体が、これだけ移行されませんでした。
100Gより大きいプログラムは移行されない、とか制約があるのでしょうか。 これは再ダウンロードしました。

設定でBluetooth は無効にしました。PS5 でもそうしてました。 DualSense は有線USB で使います。
ゲームのコントローラはお腹の上あたりで使うと思います。 Bluetooth の電波は弱いものですが、年間2000時間(毎週40時間)ゲームをしますが、 時間が掛け算になって大量の電磁波に被爆し、 (お腹の直下にある)大腸がんなどの原因になると思ってます。

設置したPS5Pro
図2/11-08 設置した様子

図2の写真ですが、横置きは左右非対称でかなり不格好です。 デザインした人は横置きされることを想定してないのでは。
白も周囲から浮いてます。カバーは早く交換したいところです。

メイン機に設定

コンテンツ共有とオフラインプレイ」 を有効に設定するかどうかを聞かれました。
これは同時に複数のPS5 で有効にできません。 有効にできるPS5 は1台のみとのことです。
PS5Pro を有効にしてメイン機とするので、 古いPS5 ではオーナー以外のユーザはユーザ設定やセーブデータは移行できますが、 オーナーの所有するゲームをプレーできなくなります。

(参考)DARK SOULS のアイテム交換

PS5Pro を購入してコンソール機が増えてもPS4 の「コンテンツ共有とオフラインプレイ」 の設定は変化しない(無効にならない)そうです。
例えば、AさんがPS5 とPS4 を両方所有しているとします。 この両方で「コンテンツ共有とオフラインプレイ」を有効にできるので、 そうしてあるとします。
そしてDARK SOULS(PS4ゲームです)のダウンロード版を所有していてPS5 とPS4 の両方にインストールしてあるとします。
A さんはPS5 でもPS4 でも、どちらでもDARK SOULS をプレーできます。 ダウンロード版なのでディスクの入れ替えも不要です。
PS4 にB さんのユーザがあれば、B さんもPS4 でDARK SOULS を同時にプレーできて、 PS5 のAさんとアイテム交換ができ、 SAVEデータを外部バックアップしてアイテム交換してSAVE データリカバリを繰り返すとA さんやB さんのアイテムをいくらでも増やすことができます。
B さんはDARK SOULS を購入してなくてもプレーでき、PlayStation Network に課金してなくても家族の扱いでオンライン協力プレーを楽しむことができます。
(AさんがPS4 でBさんがPS5 でも可能です)

PS5 とPS4 だからこれができるのですが、PS5Pro とPS5 ではできないことになります。 (もちろんB さんもDARK SOULS を持っているか、購入すれば可能ですが)
あれ、できるのか。A さんがPS5(コンテンツ共有無効) でプレーして、 B さんがPS5Pro(コンテンツ共有有効)を使うとできそうです。

拡張 M.2 SSD のつけ替え

PS5 の中に自分で追加していたM.2 SSD はPS5 Pro につけ換えました。
PS5Pro 本体に2T のSSDを備えていて、内部増設したM.2 SSD が4T のものなので我が家のどのPCよりも強力なストレージ装備になりました。

つけ替え後、きっと最初にフォーマットを強制されるだろうと思ってたのですが、 フォーマットは不要でした。
でも念のために手動で設定画面からフォーマットしました。
内部に増設する拡張M.2 SSD にはゲーム本体しか保存できず、 プレー録画や画面キャプチャは保存できないという仕様はPS5Pro でも同じようです。

プレー録画機能

YouTube にゲーム動画を公開することがあるので、 私にとってゲームプレーの録画機能はとても重要です。
PS5Pro では録画機能の強化を期待してたのですが、なんと強化されてませんでした。
最近のプレーを自動で保存してくれる機能は最大60分までで、 その解像度はフルHD までのまま。 ブロードキャストもフルHD 60fps まででPS5 と同じでした。
4K でゲームのライブ配信、PS5Pro 単体ではできないんですね。
自分で録画を開始する場合だけは4K 解像度を設定できます。 これもPS5と同じです。
増設したM.2 SSD に録画を保存できないこともPS5 と同じです。 8K で画面キャプチャしたり動画記録することはPS5Pro でもまだできないようです。

内部のSSD が2T なのでPS5 よりはたくさん録画を保存できます。
常時録画なのでSSDへの書き込み寿命インパクトが大きく、 SSDの容量が大きいと書き込みが分散され故障の不安が少なくなります。
(もしかして、常時録画はSSDには書き込んでなく、メモリ上の処理?)
いまのところ、私にとってPS5Pro のメリットはこの2T のメインSSD だけです。 でもでも、2倍は大きい。
それとDualSense コントローラがボロボロだったので、新しいのが入手できたこと、、、
上にも書きましたが年間2000 時間ゲームするのでよい機器で楽しみたいというのもあります。

その他

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2024/10/01(火)

DALI OBERON9

我が家全体が秘密基地、日々装備の整備と拡充にいそしんでます。

試行錯誤のすえリビングのフロントSPはDALI
MENUET/SEBOSE 301V(200mmウーハ)をA+Bで同時に鳴らしていました。 (2023年に掲載)
音の傾向が全然異なる組み合わせなのに、なぜか301VがMENUET を素直にサポートする 感じの意外な心地よい音に満足してました。
でもこれは暫定的な構成で、グレードアップしたいと思ってました。

今のA+B 以上に点音源の理想を完全無視するトールボーイタイプのスピーカ を経験して(慣れて)おきたく、DALI OBERON9 を購入してみました。 色はダークウォルナットです。2021年に発売された製品です。
書斎の方でデスクトップオーディオとして使用5年目のOBERON1(130mm ウーハ) の音もとても気に入っていることが選定理由の1つです。
このシリーズ最大サイズの288mm (※1)SMC ウッドファイバーコーンウーハを2発構えている構成も魅力的、 OBERON シリーズはエントリーラインなので(ハイエンドと比べると)価格も手ごろです。
オーディオ製品がどんどん値上がりしていく傾向なのでちょっと焦りもありました。 量販店で取り寄せ注文し、 メーカーが納期を回答できず納期未定だったのですが、運よく2週間で納品されました。 半年ぐらいは待つ覚悟だったので驚きました。

※1 ウーハの直径偽装
公式のWeb ページにOBERON9 のウーハは288mm と記載されていますが、 実際は230mm しかありません!!
そもそもアルミベースの上に載った木製の本体部分横幅が実測で26cm です。 288mm のウーハは収まりません。
海外のサイトではOBERON9 のウーハは9インチとあります。 換算すると22.86cm になるので海外のスペック情報は正確です。

288mm というサイズから出る音に興味があったのですが、23cm ならBOSE 301V の20cm とあまり違いません。
正しいスペックが日本の公式に掲載されていれば他の製品を選択したかもしれません。
やりませんが、クレームつけて返品できるレベルでは、と思っています。

1本単位で値段がついていますが2本で1ペアとして販売されています。 梱包は1本ずつで棺桶サイズの段ボール2個として配達されてきました(図1)。

OBERON9 BOX
図1/10-01 着弾直後

Right 用の箱に
多言語マニュアル1冊と2本分の付属品がまとめて入っていました。

底部にはアルミニウム製の脚部がねじ止めされています。 その4隅にはスパイクをねじ込むためのネジ穴がきられています(図2の赤丸部分)。

OBERON9 脚部
図2/10-01 脚部の様子

セッティング

重くて一人では無理でした。嫁さんに手伝ってもらい、 リビングの5.1ch構成のフロントSP をOBERON9 に置き換えました(図3)。

OBERON9
図3/10-01 OBERON9

電気抵抗を最小にするのがよいと思っているのでSPケーブルは単芯2.0mm のVVF ケーブルです。 アンプはmarantz のAVアンプ
CINEMA40 です。
OBERON9はインピーダンス4Ωですが前のスピーカもそうだったので、 低インピーダンス用のアンプ設定がもう有効になっています。最近のSONYのアンプなど、 最低インピーダンスが6Ωからのようなアンプには適合しません。
図3の写真では、撮影用にこの時だけグリルをはずしてます。 いっしょに写ってる壁際のTVは50インチです。コタツの上の液晶モニタは21インチです。

チューニング

新しいスピーカを購入して、 エージングが済むまでは本来の性能ではないおかしな音でとても心配になります。 これもスピーカ購入の貴重な体験です。
10時間ほど音を出し、様子をみてみました。確かに低音はものすごくよく出ています。 でもドコドコモコモコしてて、中高音もかすんで解像度が低い、 全然やる気のない残念な音です。
更に10時間エージングしてみて、置き場所も前後左右移動して微調整してみました。 でも音質は全く改善しません。アンプが負けてるのでしょうか。
DALIなのでデンマーク製造と思ってたのですが、 おそるおそる確認してみるとMade in China とあります。価格的にそうなんですね。
ちなみにMENUET/SE を確認してみると、こちらはMade in Denmark でした。

ところでこのスピーカにはスパイクとゴム足が付属していて、 マニュアル (p.33 あたり)にはどちらかをつけると音質が向上すると記載されていました。
スパイクは今は大丈夫でも、いつか将来フローリングの床に傷がつくと困ります。 付属してたゴム足を左右に4個ずつ、合計8個全部つけてみました(図4)。

ゴム足を装着
図4/10-01 ゴム足を装着

するとものすごい効果です。 シャキッとしたまともな音が出るようになりました。 ゴム足(or スパイク)はmust のようです。助かりました。
もし店頭で視聴してOBERON9の音がおかしい場合、 スパイクやゴム足がついてないかもしれません。

低音は強すぎてヤンキーのクルマのようだったので、 可能な限り背面の壁から離しました。30cm ぐらいです
もっと離したいのですが、他とのかねあいでこれでがまんします。
でもエージングが30時間を超えてくると、エージングのせいか、耳が慣れてきたのか、 中高音が元気になってきて低音の突出は気にならなくなってきています。

OBERON9 の音やその他

トールボーイ型の印象はそのままで、音源が縦に引き延ばされて聞こえます。 ずっと聞いていると慣れるのかもしれません。
5.1ch でゲーム(Battle Field5)は低音の迫力がものすごく、 爆発音や射撃音や戦車の走行音など戦場感がありとてもよい感じです。 サブウーハの低音って何か違うんですよね。
Blu-ray の映画もそういう感じです。
音楽鑑賞はAVアンプの2ch STEREO DIRECT モードです。 上記の様に音がおかしかったことは解決したのですが、 全体的に音が響く感じがなく淡泊でOBERON1 の延長上ではない印象です。
よいところをあげるとすれば、ピアノの音はリアルな感じで良好です。 当初はボーカルが弱く感じていたのですが、 エージングがすすむと改善してきました。

ここで気づきました。私はMENUETを過小評価していたようです。 音楽鑑賞についてはMENUET の残響成分が美しい感じの艶のある上品な音が恋しくなりました。 実際の音よりも、見た目の小ささが心理的に抵抗があったのだと思います。
買い物の順番はよかったと思ってます。 もし先にOBERON9 を買うと、その後で小さなMENUET はなかなか買えないと思うのです。

理想的にはゲームや映像を見るAV 用と音楽鑑賞用はシステムを別に構えるとよいのですが、 我が家のスペースでは無理そうです。

やっぱりこうしよう

さらに数日様子をみてみましたが、「これじゃない」感が消えず、MENUET/SE を復活、 トッピングしてフロントB系統に接続しました。

MENUET/SE を追加
図5/10-01 MENUET/SE を追加

AVアンプなのでA系統とB系統は並列接続ではなく、 それぞれ別のアンプモジュールになります。
A+B で同時に鳴らすとMENUET の上品な中高音がミックスされ、 音楽鑑賞の音質もOBERON9 購入前(BOSE301V+MENUET/SE)と同等になりました。
縦に長い違和感もあって、残念ですが今はまだ購入前を超えたとは感じてません。 耳が慣れるとこれから印象が変わってくるかもしれません。
ゲームや映画を見る時はA系統(OBERON9)のみにしています。 上記のようにゲームや映画の状況表現は購入前よりよくなりました。
それと存在感があり見栄えはよくなりました。

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2024/09/14(土)

Java でAPOP

メールを受信するときに使用するPOP3 のパスワード認証セキュリティをちょっとだけ強くするAPOP認証というものがあります。
このAPOP 認証のPOP3 サーバにアクセスするプログラムをJava で書く用事ができました。

インターネットを検索すると、普通のPOP3 にアクセスする書き方はたくさんヒットします。 でもAPOP 認証の場合にどうやればいいのかがよくわかりませんでした。
あれこれ試行錯誤しているとAPI の引数に渡すプロパティでできることがわかりました。

コマンドラインからmain() 実行するJava アプリケーションとして作成できました。
キモの部分は次のような感じになります。

import java.util.Properties;
import jakarta.mail.Store;
import jakarta.mail.Folder;
import jakarta.mail.Session;
       :
       :
       :
    Properties pp = new Properties();
    pp.put("mail.pop3.host", <POP3ホスト>);
    pp.put("mail.pop3.apop.enable", true);
    
    Session session = Session.getDefaultInstance(pp);
    
    Store pop3Store = session.getStore("pop3");
    pop3Store.connect(<ユーザID>, <パスワード>);
    Folder myMailBox = pop3Store.getFolder("INBOX");
    myMailBox.open(Folder.READ_ONLY);

    (あとはmyMailBox を用いて受信メールを取り扱えます)

最新のJakartaMail (昔のJavaMail が1.6 の後Jakarta に移行)2.1 のAPI で作成していて、 古い書き方より簡単なコーディングになっています。

APOP 認証の指定は赤字のたった1行だけでした。
JakartaMail で記述したプログラムを実行するときに各種メールプロトコルを実装した プロトコルプロバイダと呼ばれるjar ファイルが必要となり、 その実装次第でAPOPがサポートされていたりいなかったり、 APOPを有効化するための方法が異なったりします。
Eclipse のプロトコルプロバイダAngus を利用する場合、 上記のコーディングでいけました。

メールを扱うJava プログラムはSMTP もPOP3 もIMAP も全部Session 経由でプロトコルプロバイダの実装に処理を依頼します。 Session とはユーザアプリケーションとプロトコルプロバイダのやり取り、 総合窓口を表すのですね。

省略のない完全な動作確認サンプルをGitHub に公開してみました。
リポジトリトップ→ https://github.com/coconut-beach/mail-apop-sample/
Javaクラスは→ APOPSample.java

単体テスト

上記のサンプルプログラムですが、JUnit で単体テストも作ってみました。
final クラスやstatic なメソッドをモック化する必要があり、 仕事でやってたようにPowerMock でやろうとしたのですが、 網羅しているはずなのにそう認識されない部分があり、
JaCoCo のカバレッジレポートが100% になりませんでした。
PowerMock の新しいバージョンがないか確認したのですが、 PowerMock は2020年から更新がないようです。
一方Mockito は更新が継続していて、final クラスやstatic メソッドを自力でモック化できるようになっていて、 PowerMock が不要になってるのですね。
新しいMockito でAPOP サンプルプログラムのカバレッジを100%にできました。 ついでによく使っていたJUnit4 をJUnit5 にあげ、JDK もずっとJava8 だったのでJDK21 にあげました。

テストクラスも上記のGitHub リポジトリで見てもらえます。
git clone してもらってmvn clean siteのように実行するとMaven のHTML レポートがtarget/site/ja/にできて、index.html をたどっていくとJaCoCo カバレッジレポートも見れるようにしてあります。

2024/08/12(月)

SONY UBP-X800M2

映像や音楽がネットワーク配信主流となり、CD やBD といった物理ディスクの再生機器製品が少なくなってきてます。
自作PC用ケースにも光学ドライブベイがつかなくなりました。

SONY
UBP-X800M2 は2019年に発売されもう5年になりますが後継機種が出ていません。 SONY のマルチプレーヤーは収束なのでしょうか。
このUBP-X800M2 はUltra HD Blu-ray, DVD, SACD, CD を再生できます。 通常のHDMI出力に加え音声出力専用の2nd HDMI出力も備えています。 S/PDIF(同軸デジタル)出力もあります。アナログ出力は備えていません。
イーサネットやWiFi でNETFLIX やAmazon Prime Video やYouTube を視聴でき、 NAS のファイルも視聴できます。 ソニールームリンク(DLNA) のクライアントにもなれます。
チューナは搭載してないのでTV放送を自力で視聴することはできません。
後継機がもう出ないのなら終売になる前に買っておこうか、どうしようか、 と迷っていたところ、 通常の日本向けとは異なる仕様に改造したもの(?!) を93,400円(税込)で販売している会社(リージョンフリー屋)があることを知ってしまい、 Amazon マーケットプレイス経由で購入しました。
この会社(兵庫県)からの発送で、Amazon 発送ではありません。

SONY UBP-X800M2
図1/08-12 SONY UBP-X800M2

写真ではディスクをどのように入れるのかわからないと思います。 イジェクトボタンを押すと前面が郵便受けのように上から前に倒れて開き、 トレーが出てきます。
取扱説明書や設定画面は日本語です。ファームウェアは最初から最新版でした。
改造による変更事項を説明する日本語の紙が1枚ついていました。
HDMIケーブルは付属しないはずですが、1本付属していました。
Blu-ray やDVD は普通に再生できました。SACD も再生できました。
BDレコーダで地デジ番組を書き込んだBD-RE DL(50Gのメディア)も再生できました。
同軸デジタルに出力する音声信号のサンプリング周波数を設定画面で48kHz,96kHz,192kHz から選択するようになっていて、音楽CDを44.1kHz で出力できないのだろうかと驚きましたが、やってみると音楽CDは44.1kHz で出力されました。これはTEAC UD-701Nの表示で確認しました。

本機でYouTube 動画を見てみるとメニュー画面の動画のサムネイルが粗いことと、 動画によっては途中で再生がフリーズすることが気になりました。
ルームリンクで別機BDレコーダー(SONY BDZ-FBT6100) に録りためたアイテムの再生やTV放送のライブ視聴もできました。
でも録画アイテムの早見再生(1.3倍再生など)はできないようです。 PS3 でBDレコの録画を見るときは早見できてたのですが。

本機はSACD の5.1ch DSD 信号をHDMI で出力できるそうなのですが、そのような音源を持ってないので確認できていません。
そもそも私のAVアンプ marantz CINEMA40 はHDMIから5.1ch DSD を受けられるんでしょうか。
CINEMA40 の製品マニュアルを確認すると、 p.308からHDMIの説明になっていて、 p.310 には「対応する音声フォーマット」の表が掲載されてます。
そこにはDSDは2.8MHz 2〜5.1chと記載されてます。大丈夫そうです。
p.316 にはパソコンやNAS のファイル再生について、 対応フォーマットが掲載されてます。 この場合はDSDは2ch のみ対応なんですね。

横幅が430mm なので他のオーディオ機器と積み重ねたときに、 横幅の違和感は無いのですが、足が短いので重ねてみると縦に違和感があります。
電源の回路は内蔵されててACアダプタではありません。 それとファンレスです。

本体には電源状態を示す緑のLEDがついているだけで、トラックNo や00:00:00 のような再生場所カウンタ表示がありません。
このためCDやSACDを再生するときは映像がないのにTV 画面の本機の状況表示を見ないと何曲目を再生しているのか把握できません。
 本機→(同軸デジタル)→DAC→(RCA)→AVアンプ
という経路でCDを再生するときにもTV にはUBP-X800M2の画面を表示できるように、 次表のようにAVアンプ(marantz CINEMA40) を設定できました。
入力名 接続機器 映像入力 音声入力 備考
Blu-ray UBP-X800M2 HDMI3 HDMI3 BDやDVDを見る時
AUX2 UD-701N HDMI3 RCA CDやSACDを聞く時

AUX2 はRCAのアナログ音声入力なのですが、その時の映像入力にBlu-ray に割り当てたHDMI3を重複して設定できました。
画面は解決できましたが、本機でSACD を同軸デジタルで出力するとLPCM 44.1kHzに変換されちゃうのですね。
SACDのルールらしいですね。この部分は改造されてなく、オリジナルのままです

UD-701N を通せなくなりますが、HDMI出力でSACD を再生すると2ch DSD 2.8MHz/1bit でAVアンプにデジタル伝送できました。
この時、CINEMA40 本体のサブディスプレイにDSD信号受信を示す「DSD DIRECT」 が表示されました。
この再生では確かにトータルの音場はすばらしいのですが、CINEMA40のDAC を通るとやっぱり低音のしまりやアタック感に不満があります。
とはいえ、SACDのDSD をHDMI で出力できる本機は貴重ではないでしょうか
私の環境にまだ問題はありますが、SACDはよいものだと再認識しました。 でも最近はソフト不足ですね。
(検索したところ、 HDMIから2ch DSDをS/PDIFに分離できるデバイスはあるようです。)

USBフラッシュメモリにflac ファイルを詰め込んで本機にさして再生してみました。
48KHz や96KHz サンプリングの曲を同軸デジタルからそのまま普通に出力できました。
TEACのDAC はUSBフラッシュをさせるけどリモコンでは再生できず、 必ずスマホアプリが必要になるので困ったものですが、 本機はそのようなことはなく、TV画面を見ながらリモコンだけで操作できます。
ただ、「プレーリスト」的な機能がなく、 フォルダの中を順番またはランダムで再生するしかありません。 個別の曲を指定して再生もできますが、「次に再生」的な機能はありません。
そもそも曲を再生しながらファイル一覧に戻れない(戻ると再生が止まります!!)ので、 次に再生する曲を画面で物色できません。
ソフトウェアだけの問題なので改善されるとよいのですが。

それとうまく検証できなかったのですが、1本だけe-onkyo music で購入した11.2MHz のDSD楽曲ファイルがあります。 溝口肇 さんの「Mr. Lonely」で4分32秒なのに732MByte もあるファイルです。
これをWindows11上でTEAC HR Audio Player で再生すると、USB接続のTEAC UD-701N にDSD 11.2M と表示されて再生できます。
e-onkyo ミュージックで購入するDSDファイルやflac ファイルはDRM フリー(プロテクト無し)なので自由にコピーして任意の手段で再生できます。
このDSDファイルをUSBフラッシュに書き込みました。
UBP-X800M2 は2.8MHz のDSD を再生できる(11.2MHzは対応範囲外)のですが、 再生すると同軸デジタル接続先のUD-701N はPCM 176.4KHz として認識し、 音は出力されました。
DSDの対応範囲を超える周波数ですが、エラーになるのではなく、PCM に変換されて再生はされたわけです。
でも時々音がとぎれ、音楽として聴けるものではありませんでした。
なお、UD-701N も同軸デジタルで受け取れるDSD信号は2.8MHz までです。 11.2MHz は受け取れません。
全然検証になってないのですが、2.8MHz の音源ファイルならDSD のまま同軸デジタル伝送できるのでしょうか。 今のところ検証できていません。
DSD楽曲を購入する時は、5.6MHz や11.2MHz のものは取り扱える環境が限定されるので注意したほうがよさそうです。
ハイレゾデジタルオーディオってこういう感じの世界なんですが、 アナログレコードや真空管アンプとは違ったおもしろさがあると思いませんか。

本機は3月に購入したWiim Pro PlusでできるようなSpotify などの音楽配信サービスには対応していません。 (M2 のつかない前世代機UBP-X800 はSpotify だけは対応していたようです)
Spotify アプリのSpotify Connect の接続先リストにUBP-X800M2 が現れるのですが、 選択しても実際はやっぱり接続できないようです。
TuneIn のようなネットラジオも受信できません。 スマホアプリでスマホから操作することもできません。 (リビング環境ではUD-701NやCINEMA40 でできますが)
物理メディアを再生できることと、 映像関連のネットサービスを利用できることが主機能です。
ありそうでないのがWeb ブラウザ機能。これとWiim の全機能を載せてくれると万能になるのにな、と思うところです。 OSがAndroidTV とかになるとよさそうです。

YouTube

2024/07/23(火)

paris match のCD

Spotify でおすすめされたparis match ってユニットを私は知りませんでした。
Stay With Me という曲がとても気に入って、CDを買いたくなりました。
(松原みきさんの「真夜中のドア/stay with me」のカバーではありません)


ハイレゾファイルで販売されてないか、e-onkyo music で確認すると収録されているアルバム「QUATTRO」はあるのですが、 16bit 44.1kHz のマスターを24bit 96kHz に変換したものということで、これはパス。
48kHz からの変換なら整数倍なのでぎりぎり許せるのですが。 44.1kHz からだとまだ変換無しの方がうれしいです。
商品説明に変換が明記されていることは助かります。
ハイレゾ販売されてないアルバムがいろいろありますが、 変換するぐらいなら売らないという音源提供元の判断もあるのかもしれません。

Amazon で検索すると、この「QUATTRO」だけ定価の新品CDは買えないんですね。 特別なアルバムなのでしょうか。
「BEST OF PARIS MATCH」にも収録されてるようなので、 とりあえずこちらをポチりました。
「QUATTRO」アルバムとしてのまとまりが本当は欲しかったところです。

通販で「BEST OF PARIS MATCH」を注文するとき、 商品の写真が青いのと赤いの2種類あるように見えます。
これ、同じ商品です。表側は赤ですが裏側から見ると青です。 3枚のCDで構成されてて、それぞれ赤、白、青なのです。

YouTube

2024/06/18(火)

EasyPG のパスフレーズ入力

2019年8月21日の記事の様に、 GnuPG で暗号化したテキストファイルをEmacs で開いたり保存したりするために、Emacs にバンドルされたEasyPG を利用させてもらってます。
EasyPG は上野乃毅さんが作成なさったEmacs Lisp パッケージです。

Emacs はWindows11(23H2) 上のEmacs 27.1 です。 Windows 用のGnuPG はCygwin 版を使用しています。
この環境では、foo.txt.gpg のように暗号化されたファイルをEmacs で開くとき、 秘密鍵を開くパスフレーズの入力ダイアログがEmacs とは別のウィンドウとして開きます。 とても違和感があります。

@ychubachi さんの情報などを参考にさせてもらい、Windows では次の様に設定するとパスフレーズ入力をEmacs の画面の中で行うようにでき、 ダイアログのポップアップを排除できました。

  1. ホームディレクトリの.gnupg ディレクトリにgpg-agent.conf ファイルが存在しなかったので新規作成し、次の内容を記述
    allow-loopback-pinentry
  2. Emacs の設定ファイル(筆者の場合は.emacs)に次の内容を追加
    (setq epg-pinentry-mode ‘loopback)
最近はEmacs の設定をinit.el に記述するようですが、私は30年前に作成した.emacs に設定をつぎ足しつつ、秘伝のタレのようにEmacs にかけてます。

補足事項

これで改善されたのですが、気になった点があり、Emacs 27.1 の中に含まれるelisp ファイルepg-config.el を見てわかったことがあります。

上記の.emacs の設定ですが、Webサイトによっては epg-pinentry-mode がepa-pinentry-mode と記載されています。
どちらが正しいのでしょうか。

これはepg-config.el に次のようなコードがありました。
(define-obsolete-variable-alias
'epa-pinentry-mode 'epg-pinentry-mode "27.1")
Emacs lisp にはdefine-obsolete-variable-alias という関数があるのですね。
変数名が整理されたのでしょうか、epa-pinentry-mode は互換性のために残された古い名前であり、 Emacs 27.1 以降は新名称epg-pinentry-mode のエイリアスとなっています。

それとCygwin にはGnuPG ver1.x系のgpg とver2.x系のgpg2 の2種類が含まれています。
gpg はver1.x 系なので私の環境ではEasyPG がGnuPG ver1.x 系を使用していると思っていました。
gpg2 を使用するように何か設定をした方がよいのだろうか、 という懸念がありました。

これについてはepg-config.el に次のようなコードがありました。
(defcustom epg-gpg-program (if (executable-find "gpg2") "gpg2" "gpg")
もし実行可能プログラムgpg2 が存在する場合、epg-gpg-program には値としてgpg2がセットされます。
そうでない場合はgpg がセットされます。
なので、自分の環境ではもともとgpg2 が使用されていたことがわかりました。

2024/07/09 追記

本日Cygwin を更新するとgpg は「uninstall」処理されました。
gpg はgpg2 に対するシンボリックリンクになったようです。

2024/06/10(月)

Google Pixel のアップデートをいつ取得できるか

6月3日に2024年6月のAndroid14 セキュリティアップデートが発表されました。
今日現在、Google ストアで購入した私のPixel8 ではこのセキュリティ更新を取得できていません。
先月は5月5日にセキュリティアップデートを適用できていました。 今月はちょっと遅れているようです。
(追記: 2024年6月12日に取得できるようになりました)

調べてみたところ、 Google Pixel にソフトウェア アップデートが提供されるタイミング に情報がありました。
それによると、Google ストアで購入したPixel では2週間以内にアップデートが提供されるとのことです。
NTT docomo など、Google ストアでない販売者から購入した場合はもっとかかることがある、とあります。
なんと同じPixel でもGoogle ストアのSIMフリー版か、 キャリアのSIMロック版かでパッチ提供タイミングが異なるんですね。

Apple のiPad はセキュリティパッチが発表されたその日にパッチをあてられます。
Microsoft のWindows もそうですね。
Google Pixelもそうだと思ってたのですが、盲点でした。

2024/05/29(水)

TEAC機器でSpotify Connect つながらない

Spotify Connect 機能とは

Spotify Connect 機能は、WiFi や有線LANにぶらさがったSpotify を受信できるアクティブスピーカやプレーヤ(ネットストリーマデバイス) を使用する場合に、こういったSpotify 機器をスマホやPC のSpotify アプリから操作できる機能です。
曲の検索や選択、再生開始や停止などの人が画面で行う操作は手元のPC やスマホのSpotifyアプリで行うのですが、 再生する楽曲データの受信はネットストリーマデバイスがSpotify のサーバと直接通信してそれを再生する動作形態です。

WiFi 機器のアクセス制御
図1/05-29 Spotify Connect の構成例

例えば「シャカタクのNight Birds を再生しなさい」とアプリからネットストリーマデバイスに司令すると、 司令を受けたデバイスがSpotify サーバと通信して指示された曲のデータを受信して再生します。
PCやスマホ側の都合でサンプリング周波数や量子化ビット数が変わってしまったり、 CPU 負荷が大きい時に音がとぎれたりといったことを回避できる効果があるのだと思います。
家庭内ネットワークを流れる楽曲データのトラフィックも半分になる (もしアプリがデータを受信して、 それをデバイスに転送すると家庭内ネットで2回伝送が発生します)のでWiFi の場合は特に改善効果が大きいのでしょう。
スマホの消費電力も節約できそうです。
ほとんどすべてのネットストリーマデバイスがSpotify Connect に対応していることもSpotify のメリットです。

このSpotify Connect はいろいろな原因でつながらなくなることがあります。
これがデメリットです。

TEAC機器でSpotify Connect つながらない

Windows11(23H2) 上のSpotify 公式アプリ(自動で最新版維持)から、TEAC のネットワーク対応DACにSpotify Connect 接続で音楽配信を毎日楽しんでいます。
これが2024年5月24日(金)からうまくつながらなくなりました。
(自分では何もしていないのに 2024年5月28日(火)には勝手に正常に復帰していました)

Spotify アプリの「別のデバイスを選択」のリストにTEAC 機器は表れます。 なのにこれを選択してもアプリ下部に緑色バーが現れるSpotify Connect 状態に変化せず、 数十秒たってから元の「このパソコン」状態(楽曲データもPCがSpotify サーバから取得してPC上の機能で楽曲を再生する状態)に戻ります。

環境と試したことは次のような感じです。

  1. 書斎はTEAC NT-505 (Xのつかない無印)、リビングはTEAC UD-701N です。 両方ともSpotify Connect がつながらなくなっています。
  2. 980円/月の料金を払っているSpotify Premium 状態で「最高音質」を選択しています。
  3. 家族の中でSpotify を利用しているのは私だけです。 ログイン情報が混ざることはないはずです。
  4. 問題発生の前にネットワークやTEAC機器の設定変更はしていません。
  5. 問題発生の直前にWindows版のSpotify アプリが自動で最新版に更新されました。 ユーザがWindows Spotify アプリのバージョンを戻す手段はなさそうです。
  6. ネットワークは自宅の有線LANでTEAC機器はDHCPによる動的IPです。 TEAC機器は静的IP設定の機能がなく、かならずDHCPになります。
  7. 書斎とリビングのPCはどちらも有線LANで静的IP設定です。
  8. PCとTEAC機器は同じネットワークセグメントです。
    (ちなみにWiFi は別のネットワークセグメントにしてます)
  9. 家庭内LANのネットマスクは24bit です。
  10. DHCPのプールには50個のIPアドレスを割り当ててます。不足することはありません。
  11. 静的IP設定可能なデバイスは静的にIPアドレスを設定しています。
  12. インターネットとはマンション光回線接続です。 通信量により通信制限ペナルティがかかることはありません。
  13. マンションの各戸は最大1G接続で、各戸それぞれにグローバルアドレス1個です。
  14. TEAC機器とのUSB接続でfoobar2000 によるPCローカルファイルの再生は正常に動作します。
  15. UD-701N は今回ネットワークファームウェアをupdate してみましたが症状は改善しません。NT-505の方は2019年の購入時のままです。
  16. Windows11 から各所へping してみるとwww.google.comは3msec(IPv6)、 www.iij.ad.jp は10msec(IPv4)と正常で、パケットロスも0% でした。
    この投稿を執筆していて、www.spotify.com にもping してみるべきだったと気づきました。今ping すると3msec(Ipv6)で返ってきます。
  17. YouTube やNetflix の動画再生に異常はなく、 ping の結果もあわせてネットワークは問題なさそうです。
  18. Windows11 のイベントビューアにも関連しそうなログは記録されていません。
  19. NT-505 やUD-701N を電源Off にし、 電源ケーブルも抜いて完全に止めてから再度起動しましたが症状は変わりませんでした。
  20. PCをシフトキーを押しながらシャットダウンして、 自宅内にあるルーターとスイッチングハブの電源を全て抜いた状態にし、 電源を再接続しましたが症状は変わりませんでした。
たくさん書きましたが、いろいろな原因でつながらなくなることがあります。 ネット関連のトラブルは難しいですね。

切り分け確認として、他のデバイスではどうか確認してみました。

ワークアラウンド(暫定対処)

あれこれ試行錯誤していたところ、次のようにするとTEAC機器でもSpotify Connect できました。

  1. Spotify アプリでまず「このパソコン」(デバイスでSpotify Connect しない状態)のまま何か楽曲を再生開始する。
  2. この楽曲を再生している状態で、Spotify Connect でTEAC機器を選択する。
この手順で問題を回避できることを発見しました。
楽曲を再生してない停止状態ではTEAC機器を選択してもうまく切り替わらないのですが、 なぜか楽曲再生中は切り替えできるようです。
再生開始する時の認証処理関連の異常でしょうか。

1曲再生する度に上記操作が必要なのではなく、一度TEAC 機器を選択できたらこのまま何曲でもSpotify Connect 状態は維持され、再生できます。
このワークアラウンドを発見できたのでTEAC 機器を「工場出荷状態にリセット」は試していません。

恒久対処

いろいろ試してみた結論としてTEAC 機器の問題で、 対策版のファームウェアが公開されたら治るのかなと思っていました。
ところが上記の様に、 2024年5月28日(火)に問題が解決していました
自分では何もしてないのですが、楽曲再生停止状態でも従来通りTEAC 機器でSpotify Connect できるように治っていました。
アプリ起動時にインストール処理のポップアップがなかったので、 5月27日から28日の間でSpotify アプリの更新はなかったと思います。
これらから考えると、実はSpotify サーバ側の微妙な問題だったのでしょうか

感想

Apple music などのように公式アプリだけがクライアントならテストもしやすいでしょうが、 オーディオ機器に組み込んだシンプルなシステムが組めなくなります。
一方、音楽サブスクがSpotify Connect のようなデバイスConnect 機能を提供する場合は各社のストリーマデバイスもクライアントになります。
組み合わせが多くなりテストが不完全になるので、 不具合頻度が多くなるデメリットがあります。

ネットワーク通信のクライアント側として、 しっかりした作りのストリーマデバイス製品もあればそうでないものもあります。
TEAC機器の他にもSpotify 対応機器をいくつか所有してるので、 今回のようなトラブルがあったときにあれこれ試行錯誤できよかったと思ってます。

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2024/04/15(月)

エアダスター代替品の試行錯誤

(1)使い切りエアダスター

PCやオーディオ機器を掃除するとき、 掃除機はジャンパーピンなどの細かい部品を吸い取ってしまいそうです。
なのでホコリを吹き飛ばせる使い切りのエアダスター(空気スプレー)を使ってきました。
使い切りのエアダスター
図1/04-15 使い切りのエアダスター

機能的には問題ないのですが、安くても2本1,000円ぐらいしますし、 使ってるとすぐカラになるのでコスパはよくありませんね。
何か代わりになるものはないか、試行錯誤してみました。

(2)USB充電式エアダスター

初期費用は高くなりますがUSB 充電式でほぼ無限に使える電動エアダスター(
CD-ADE2BK)を購入してみました。
ですが3段階強度切替えの最大でも使い切りタイプと比較してパワーが弱く、 機器の掃除には向いてないようです。
真ん中に穴をあけたRCA端子用カバーをつけて、 ノズルを細くすると気流の密度が高くなって改善しないか試してみたのですが、 電動エアダスター本体の部品の継ぎ目から気流が漏れるようになり、 うまくいきませんでした。
SANWA SUPPLY CD-ADE2BK
図2/04-15 USB充電式のエアダスター

(3)ドレンホースクリーナー

エアコンのドレンホース(水を外に排出するホース)が詰まった時に、 つまりを吸い出すクリーナーはどうでしょうか。
うちにあるのはSANEIのドレンホースクリーナーでPR871という型番の製品です。
ホームセンターのエアコン用品売り場で普通に購入したものです。
Amazonでも1900円ぐらいで買えるようです。 手動式で注射器を大きくしたようなシンプルな構造です。
SANEI ドレンホースクリーナー
図3/04-15 SANEI ドレンホースクリーナー

ノズルが太めなのですが、図4のバッテリー用クリップ部品(ELPA HK-BK01H) の絶縁カバー(税込み382円でした)をかぶせてみると、 図5のようにちょうどよいサイズでノズルはいい感じになりました。
ELPAバッテリークリップ
図4/04-15 ELPAバッテリークリップ
ノズルが細くなった様子
図5/04-15 ノズルが細くなった様子

ただ使ってみると両手がふさがり手動でそれなりに勢いをつけて押し込むので気流を当てる場所がピンポイントになりません。暴れてしまいます。
キーボードのキートップ裏のほこりを吹き飛ばすのは今ひとつです。
PCケースのファンのほこりを吹き飛ばすにはとても便利です。
PCやオーディオ機器でなくても、本棚のすきまとか、仏壇の仏具のすきまなど、 普通に家庭の掃除道具として便利です。

(4)レンズ用ブロアー

カメラのレンズのほこりを吹き飛ばすハンドブロアーはどうでしょうか。
ハクバ写真産業の「ハイパワーブロアープロ02+L(KMC-84LOV)」をAmazon で購入しました。
HAKUBAのブロアー
図6/04-15 HAKUBAのブロアー

使ってみると風力はドレンホースクリーナーより弱いのですが、 ノズルはバッテリー用クリップよりも細く、風力の密度は良好です。
使い切りエアダスタと比較するとノズルは少しあばれますが、 右手を動かす規模は少ないのでノズルのコントロールはドレンホースクリーナより良好です。
キートップ裏のほこりを吹き飛ばすのはぎりぎり可能かな、という感じです。

(5)うきわ用エアポンプ

100円ショップを見ていると図7のような、「うきわ」や「ビーチボール」 をふくらますのに使うエアポンプが目に留まりました。
110円と安かったので購入してみました。
うきわ用エアポンプ
図7/04-15 うきわ用エアポンプ

カメラレンズ用ブロワーと同等の風を出せます。
空中操作ではなく置き場所が必要になりますが、 ホースでノズルが分離しているので右手の運動がノズルに伝わりません。 このため狙った場所を吹くのに具合がよいようです。
ひと吹きの風量が多くないので、 広範囲を吹き飛ばすには何度も繰り返して吹く必要があります。
押すたびに笛をふくような音がするのですが、 これは作業を楽しめるようにわざと音を出しているのでしょうか。
使い切りエアダスターの代わりになりそうなのですが、 外観がチープなので使ってる様子は恰好が悪いものになります。

(6)自転車用空気入れ

最後に自転車チューブ用の空気入れがあったので確認してみました。
20年か30年前に購入した製品で、大橋産業株式会社の「フットポンプスーイスイNo426」 という名称です。
うきわ用エアポンプ
図8/04-15 自転車用空気入れ

これは強い気流を連続して出すものではないようです。 ほこりを吹き飛ばす用途には全く向かないようです。
自転車チューブのような気圧の高い対象に対して、タンクに空気をためて圧縮し、 対象より高い気圧に達したら弁が開いてゆっくり空気を送り込む感じでしょうか。
上記の5種類の道具と作りが全く異なります。

まとめ

以上をまとめると次のようになります。
比較項目↓ (1)使い切りエアダスター (2)USB充電式 (3)ドレンホースクリーナ (4)レンズ用ブロアー (5)うきわ用エアポンプ (6)自転車用ポンプ
価格 500円以上x本数 7000円 1900円+382円(カバー) 1700円 110円 2000円ぐらい?
風力 × ×
静寂性 × ×
ノズル保持安定度 ×
広範囲を掃除 × ×
ピンポイントを掃除 × ×

経済性の低さとエコでないことを許容できるなら、 やっぱり使い切りエアダスターが優秀だと思いました。
コスパを求めるならうきわ用エアポンプがよさそうです。
ファンやPCケース中の広範囲のほこりをふきとばす用途がメインであれば、 ドレンホースクリーナ+バッテリークリップカバーが一番です。
いろいろ所有することになったので、 私は用途によってうきわ用エアポンプとドレンホースクリーナを使い分けていきます。
USB充電式はパワー不足で価格も高く全く役に立たない、とわかりました。

2024/03/09(土)

Wiim Pro Plus を有線LANだけで使いたい

Wiim Pro Plus

Google やBROADCOMにいた人たちが米国で設立した Linkplay Technology社 が2023年にネットワークオーディオデバイスWiim シリーズの最新製品 Wiim Pro Plus を発売しています。
定価は39500円でAmazon の通常販売価格は35950円です。

AKM(AsahiKASEI MICRODEVICES)のAK4493SEQ をDACとして搭載していて、AirPlay2, Chromecast, DLNA,Spotify Connect, TIDAL Connect, Amazon Music cast, TuneIn などに対応しています。
どこにもロゴがありませんが、 PDFマニュアルp.9 にはRoon Ready とあります。
ネットワークにぶらさげるデバイスであり、PCとUSBで直結するものではありません。
パワーアンプ機能は持ってないので直接スピーカを接続することはできません。
アンプ内蔵のスピーカか、外部のアンプとスピーカが必要となります。

スマホで操作できるネットワークオーディオデバイスを自作するためのLinux ディストリビューションで Daphile というのがあります。
Daphile を使うと小型PCで自作できるのですが、Wiim Pro Plus は低価格でAK4493SEQ内蔵、 リモコンが使えてデジタル入出力も備えたデバイス。おもしろそうです。
スマホアプリの評判も高いようで興味がありWiim Pro Plus をチェックしてたのですが、 Amazon の新生活セールで20% Off の28760円(+ポイント還元)だったので購入してみました。
Wiim Pro Plusは有線LANポートを備えているので有線LAN 接続のスマホから利用できるだろうと期待して購入しました。
先に結論を言っておくと、スマホ版アプリの有線LAN サポートは後から付け足したようなちょっと残念な状況で取り扱いは注意が必要です。

Wiim Pro Plus
図1/03-09 Wiim Pro Plus(上の黒い箱)
熱対策のため適当な金具で浮かせてます

自宅のネットワーク

セットアップのはなしの前に、自宅内ネットワークの状況を見てください。

自宅のWiFi はインターネットには繋げられますが、宅内のルータ以外のデバイスとは 相互通信できないようにセキュリティを設定しています。
WiFi でMACアドレスフィルタリングも実施しています。
宅内のデバイスと接続したい時はスマホやiPad を有線LANに接続しています。
WiFi 機器のアクセス制御
図2/03-09 WiFi機器のアクセス制御


セットアップしてみました

製品が届き、さっそくセットアップしてみました。
以下、2つの名称に注意してください。 Wiim Pro Plus はネットワークオーディオデバイス、 ハードウェアです。
Wiim Home というのはスマホアプリです。

初期セットアップは有線LANではできず、WiFi が必須 でおどろきました。
Wiim Pro Plus のWiFi MACアドレスはどこにも記載されておらず、 セットアップが完了するとWiim Home アプリで確認できるようになっています。
つまりセットアップ前にMACアドレスを知ることができません 。 これでは我が家のWiFi には接続すらできませんね。
DHCPも必須で静的IPアドレス設定はできないようです。
カジュアルなデバイスであり、ネットワーク機器と考えてはいけないようです。

先月乗り換えたPixel8 でテザリング(docomo irumo でもできました)を開始して、 Wiim Pro Plus はこのテザリングにWiFi 接続して、あれ、するとWiim Home アプリを Pixel8 で動かせないような気がしてiPad で設定しようとWiim Home アプリを 入れようとすると日本では現在iPadOS にはインストール解放してないとのこと。
仕方なくPixel8 の前に使用していたSHARP AQUOS zero2 (回線契約なし)をひっぱりだしてきてPixel8 のテザリングに接続し、このzero2 でWiim Home アプリでセットアップをすすめてみました。
最初はBluetooth で通信し、Wiim のWiFi セットアップをアプリ内で設定する流れとなります。

Wiim Pro Plus 本体にある「Play」ボタンを3秒程度長押しするとセットアップモードに入りLED が点滅状態になるということなのですが、LEDはずっと点灯したままです。
しばらく格闘したところ、 有線LANポートにイーサネットケーブルを接続しているとセットアップに入れない ようです。ケーブルを抜くと入れました。
(
PDFマニュアル p.35 にイーサネットケーブルが接続されているとWiFi がOffになる旨が記述されてました。)

セットアップができてからイーサネットケーブルを接続しました。
Windows11 の Spotify アプリのSpotify Connect 先リストにWiim Pro Plus が現れ、 イーサネット経由でSpotify のプレーリストを再生できました。

Wiim Home アプリからWiim Pro Plus のWiFi をOff にできました。
有線LANに接続したPixel8 からWiFi を使わずWiim Home アプリで操作できるようになりました。

ただ、Wiim Home アプリを起動するときは最初だけスマホをWiFi 接続にしておく必要があるようです。 そうでないとWiim Home の起動がエラーになります。
Wiim Pro Plus がつながってない自宅WiFi でいいのでWiFi 接続状態でWiim Home を起動し、 Wiim Pro Plus の探索状態のあいだに有線イーサに切り替えるとよいようです。
これは面倒くさいですね。ここのあたり、有線LANの対応が甘く見えます。

Windows版のBetaアプリ

β版ですが、Wiim Home のWindows 版公式アプリも
無料で公開されてます。
Windows11(23H2)に"WiiM Home Setup Beta v0.1.5.exe" をインストールしてみました。

スマホ版と違って、こちらはWiFi 接続がなくてもいきなり有線LAN上でWiim Pro Plus を探索し、発見できました。
最初からWindows版アプリでセットアップするとWiFi なしでセットアップできたかもしれません。
Windows版 Wiim Homeアプリ
図5/03-09 Windows版 Wiim Home アプリ

Windows版のWiim Home はβ版ということですが安定していて、 デバイスの設定変更は十分行えます。
自分は自宅ではPCがメインなのでスマホアプリよりWindows 版の方が向いてそうです。

スマホ版のアプリには次のようなサービスメニューがあるのですが、β版のWindowsアプリにはこのような連携メニューがまだありません。
設定変更や設定確認、PC内の楽曲再生、DLNA サーバ内の楽曲再生がWindows版の機能になります。
Wiim Home(スマホ版)内にある音楽サービスメニュー
  • Amazon Music
  • BBC Radio
  • Calm Radio
  • Deezer
  • iHeartRadio
  • Napster
  • ネットワークストリームを開く (直接URLを指定でき、ストリームを開いてくれるらしいです)
  • Pandora
  • Qobuz
  • RadioParadise
  • Roon Ready
  • SoundCloud
  • SoundMachine
  • Spotify
  • Soundtrack Your Brand
  • TIDAL
  • TuneIn
  • vTuner
  • Amazon Alexa
何がないかというと、Apple Music、YouTube Music、radiko あたりでしょうか。

おまけ

  1. TCP 443でHTTPSサーバが稼働しているようです。
    Web API が公開されています。
    https://www.wiimhome.com/pdf/HTTP%20API%20for%20WiiM%20Mini.pdf
  2. リモコンが付属しますが単4電池2本は付属しないので自分で準備する必要があります。
  3. 本体に電源スイッチはありませんが、 リモコンに電源ボタンがありスタンバイ状態と切替できます。
  4. 一定時間無信号の場合自動でスタンバイ状態となるように設定できます。
  5. スタンバイ状態でもSpotify Connect で接続すると復帰しますし、 外部入力に信号が来るとそれを認識して自動で復帰するように設定できます。
  6. 本体とリモコンにマイクが内蔵されてます。
    本体のマイクは複数のWiim 製品を連携させて使う場合に遅延のチェックで使用するようです。
    リモコンのマイクは音声操作用です。
  7. 本体はファンレスです。発熱はそんなになさそうです。
  8. よくメンテされていて、ファームウェアが頻繁にアップデートされています。
    マニュアルによると、WiFi 接続の場合ファームウェアの最新版があれば深夜に自動アップデートされるとのことです。
    有線LAN接続の場合はファームウェアが更新されない?
    (2024/03/26 追記)
    有線LANのみの接続で使用していましたが、今日アプリで確認したところ、 本体ファームウェアが2024/03/18リリースのv4.8.611137(
    リリースノート) に自動更新されていました。
    有線LAN接続でも自動更新されるようです。
    それとアプリの中に「check for updates」項目があり、 最新版ファームウェアが存在する場合、 この項目から手動アップデートもできるかもしれません。
  9. nmap の推測によると本体のOSはLinux のようです。

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Google Pixel8

SIMフリーの5G対応機種へ乗り換え

上にでてきたように、先月AndroidスマホをPixel8 に乗り換えました。
スマホは軽い機種が好きで150g 以下がよかったのですが、 最近はそこまで軽いのはないようで、なるべく軽い機種を選定しました。
Android からiPhone へはSMS(プラスメッセージ?)のデータを移行できないそうですね。
このことと重さで今回もiPhone はパスしました。
あとは7年間パッチサポート、google 直接サポートなのでパッチは公開即適用可能 であることが好印象で187g のPixel8 にきめました。

(2024/06/10 追記)
「パッチは公開即適用可能」という認識は間違っていました。
これについて
2024年6月10日の投稿 に記載しています。
スマホはこれまでdocomo ブランドのSHARPのSIMロック機種を購入してきました。
前の機種がAQUOS zero2 で、ストレージが256G だったので170G ぐらいのデータを格納してました。
docomo 版のPixel8 は128G モデルだけなので、 256G モデルを求めてはじめてSIMフリースマホを購入しました。
Googleストアでセールをやっていたので2万円ほど安く購入できました。

回線契約が4Gのギガライトで5G対応でなかったので、まずAQUOS zero2 のままirumoに契約を変更してから、Pixel8 が来てSIMをつけかえました。
キャリアの4G機種からSIMフリーの5G機種への乗り換えで心配でしたがうまくいきました。
前機種のときから、契約プランの変更や機種購入は全てオンライン(Web) でできていて店舗には足を運んでいません。

Pixel8 をつかってみて

まだ1ヶ月しか使ってませんが、これまでのSHARPの機種と比較して気づいたことをいくつか紹介します。

1つ目。Pixel8 は手になじまないですね。
背面外周部の丸みが少ないこととやっぱり重量のこと、 重心の調整などやっぱりSHARPがうまいようです。
背面がツルツルで持ったときにすべりやすいのも困ってます。
カタログスペックや具体的な機能だけではなく、 持ちやすいかどうかといった使いごこちも意識して設計してくれるとよいな、 と思います。

2つ目。SHARP(docomo?)の通話アプリにはアプリ自体単体に留守録機能がついていました。
これが当たり前と思ってましたがPixel8 には留守録機能がないのですね。
留守録音声を聞いて出るかどうか判断できないので今後やっていけるか心配です。
通話アプリって変更できるのかな。

3つ目。SHARPの機種には液晶(やOLED)画面のほかに小さなLEDがついていました。
このLEDが充電中は赤く点灯したり、未確認の通知があるとゆっくり点滅したりして便利なのです。
このようなLEDがPixel8 にはなく驚いてます。
(通知がある時にカメラのライトを点滅させるように設定することはできますwww)

AQUOS zero2 のLED
図6/03-09 AQUOS zero2 のLED
充電完了すると緑に変わります

4つ目。前の機種AQUOS zero2 はバッテリが小さ目で、私の使い方では6日半ぐらいで充電が必要でした。
Pixel8 も電池持ちの評判が悪いようですが、こちらは8日ぐらいは持っています。
スマホの使用時間は平均5分/day ぐらいなのですが、 でもやっぱりないと外出時に困りますね。 持つのをやめることはできません。
ほとんど自宅WiFi 接続です。自宅なのでスマホよりはiPad を使ってしまうのです。
スマホのdocomo回線のギガは月1Gを超えることはありません。

5つ目。背面カメラの帯。
でっぱりが高くスマートな外観でもないので不快ではあります。
でもカバンからスマホを取り出す時この帯に指をかけて液晶面(有機EL)に触れず引き出せるので以外と便利です。
(私はモバイルデバイスは素の状態で使用します。 スマホカバーとか液晶保護フィルムは使いません)

6つ目。安心感。
一番うれしかったことはこれです。毎月OSパッチを適用できます。
銀行アプリやネット証券アプリを安心して使えるようになりました。
これがこれから7年間続きます。もう0.5年経過しましたが。
なのに価格がものすごく高いわけではありません。 2倍長く使えるから価格2倍というわけではないのです。
2年後に返却する前提で費用が安くなるキャリアのプロモーションプランがありますが、 Pixel8のメリットを台無しにしているようにしか見えません。
買い替えトリガーがOSサポート期間からバッテリーに変わります。 バッテリーは何年ぐらいもつかな。
前機種AQUOS zero2 ではパッチは3か4か月ごとぐらいだったと思います。
Android のOSパッチが公開されてから、docomo 版がリリースされるまでのタイムラグもイヤでした。

7つ目。探す機能がちょっと不安。
紛失デバイスを探す機能がAndroid v15(2024年夏公開予定)から強化されるそうです。
Pixel8 のハードウェアは事前にこの機能に対応していて、 電源を切った状態やバッテリーがなくなった状態(この情報は誤り?)でも紛失したPixel8 を探せるようになる(可能性がある)そうです。
ということは逆に考えると、Pixel8 を持っているだけで自分がどこにいるかgoogle に筒抜けになりそうです。
意外と犯罪の少ない平和な未来が実現するかもしれませんが。

8つ目。5G ミリ波は非対応。
Pixel8 は5GのSub6(3.7GHzと4.5GHz帯)は対応してますが、 ミリ波(28GHz帯)は対応していません。
Pixel8 Pro などの高級機は28GHz帯の5G ミリ波に対応しています。 Pixel8 はこの28GHz帯は非対応で、私にとってはメリットです。
28GHz って4GHz のCPUクロックの7倍ですね。あと100倍の3THz がもう遠赤外線になります。ものすごい周波数です。
通信技術はいつのまに28GHz に到達してたのだろうと驚く一方で、28GHz はやばいと思うのです。
人体に悪影響がありそうだと思うのです。
携帯するデバイスが28GHz という恐ろしく高い周波数を扱うのは気持ち悪いです。

Pixel8 は最低7年サポートされますが、 軽くてよい機種がでればEOL(End of Life)を待たずまた乗り換えるかもしれません。
その場合でもPixel8 はサブ機として長く使えそうですし、OSの入れ替え等おもしろい遊びができる確率も高いと思ってます。

2024/02/10(土)

ドコモ dアカウントにパスキー認証を設定

概要

ドコモ契約でAndroid スマホを利用しています。
ドコモ回線契約の状況を確認したり各種変更をするためにMy docomo というサービスを使用します。
これはスマホアプリもありますし、Web ブラウザから利用することもできます。
このMy docomo でも使用している
dアカウントでは2023年から「パスキー」 を使用するようにログイン認証のセキュリティが強化されました。
ドコモは2020年に他人の銀行口座を勝手にひもづけられるというあり得ない ドコモ口座事件をやらかしてて、 セキュリティを重視するようになってるのでしょうか。
My docomo に用事がありログインするために私も先日 パスキーを設定しました。

設定状況

思うところがあってスマホのChrome は無効化してたのですがパスキー設定のためどうしても必要です。 Chrome を有効化して最新版に入れ替えました。
さらに「dアカウント設定」 アプリをスマホにインストールする必要がありました。

私のスマホでは生体認証は利用しておらず、 スリープを解除するときは文字のパスワードを入力して使用していました。
生体認証情報ってもし漏洩しても変更できないし、 第3者が取得可能(指紋や顔を秘密にできない)なので気持ち悪いのです。
パスキーはFIDO2 で、公開鍵方式の秘密鍵を端末に保管する必要があり、 その鍵を取り出す時は指紋や顔などの生体認証が必要であると理解していました。
この流れから生体認証セットアップも必要になるかと思ったのですが、 設定をすすめてみたところスリープ解除の文字パスワードでもパスキーを使えるようです。
せっかくパスワードレスになったのにパスワードを入力するわけですが、 このパスワードはスマホの中に閉じていてインターネットへ出ていかないので安全です。

パスキーという技術について、 これまでよくわかってなかったことを以下の様に検証してみました。

[検証1.] Windowsからアクセスできるかどうか

My docomo で契約プランや機種を変更する場合など、こみいったことをするときは、 スマホはしんどいのでWindows のWebブラウザから利用してました。
パスキー認証になっちゃうとスマホからだけしかMy docomo を利用できなくなると思っていました。 ダメもとでためしてみました。

検証結果はこうです。Windows のFireFox でMy docomo にログインしようとしました。するとスマホに承認確認の通知がきたのです。
スマホで承認するとWindows のWebブラウザでMy docomo にログインできました
認証だけにパスキーの鍵を使用していて、Webブラウザとの通信の暗号化は普通にhttps の暗号化なのですね。

ということは注意が必要です。 もし悪意のある誰かが別端末で私たちのdアカウントにログインしようとしたとき、 突然スマホに承認要求の通知がくるのでしょう。
これびっくりすると思います。 安易に承認しちゃうと他人にdアカウントにログインされてしまいます
これは怖いですね。 パスキーの落とし穴だと思います。

[検証2.] WiFi iPad にもパスキーをセットアップできるかどうか

スマホが故障したり紛失したときに、My docomo で手続きをしようにもスマホがないと パスキー認証を承認できませんね。
非常時に備え別端末、 それもApple系にパスキー認証をできるようにあらかじめ構成できるでしょうか。
WiFi only のiPad にも「dアカウント設定」 アプリを入れてパスキーを設定してみました。

iPad は無印の第10世代で2022年モデル、iPadOS は最新のものです。 このiPad のネット接続はWiFi だけなのでドコモ回線配下ではありません。
最初だけドコモ回線契約のあるスマホに通知がきて承認作業が必要でしたが、 このiPad にもdアカウントを登録できました。
スマホで承認作業が必要だったので、 故障・紛失する前に設定しておかないとだめですね。

AndroidスマホとiPad の両方にパスキーの秘密鍵が格納されたのだと思います。
これでdアカウントにログインするとどちらに承認依頼通知が来るでしょうか。
iPad にMy docomo アプリもインストールして使ってみたところ、 パスキー認証の承認確認通知が スマホとiPad の両方にきました
スマホに来るのは理解できますが、WiFi only で家庭内のファイアウォール(ルータ)の 内側にあるiPad へどのように(3分ごとのポーリングとかではなく)リアルタイム通知してるのでしょうか。
コネクションを張ったまま? ともかくiPad で承認し、iPad だけでMy docomo にログインできました。
これでスマホが故障・紛失しても大丈夫です。
パスキーはクラウドで共有されるのでAndroid にいれた場合Android 端末(複数可能)だけで利用でき、別ベンダクラウド(iCloud)配下のiPad からは利用できないと思ってました。
そういうことはないのですね。

パスキーは安全かもしれませんがいろいろ不便になるのでは、と思っていました。
docomo の実装だけの検証ですが、使ってみると結構うまくできてるように感じてます。

#ただ、パスキーは仕組みがわかりにくく気持ち悪いと思う人が多いのでは。

2024/01/18(木)

foobar2000 のプレイリスト破壊を回避

ローカルストレージにある楽曲ファイルを再生するのにフリーソフト foobar2000 (https://www.foobar2000.org/)を利用させてもらってます。

flac やmp3 をこのソフトに関連付けているととんでもない不幸 にみまわれることがありました。
そういった楽曲ファイルをエクスプローラでダブルクリックした時にfoobar2000 のカレントプレーリストがその1曲で上書きされてしまうのです。
プレーリストに元々登録されていた楽曲は無くなってしまいます
デフォルトでこのような仕様なのです。恐ろしいですね。

このふるまいは設定で変更できるようです。

  1. まず「play」のような、ダブルクリックで直接再生するファイルを格納する専用のプレーリストを作成しておきます。
  2. foobar2000 の「File」プルダウンの 「Preferences」でPreferences ダイアログを開きます。
  3. 左側のメニューから「Shell Integration」を選択して開きます。
  4. Always send new files to playlist」のcheck をOn にして、 そこにある入力欄に(1)で作成した専用プレーリスト(play) を設定しておきます。
    ダブルクリックしたときに、そのファイルはここで設定したプレーリストに入ります。
    foobar2000 の設定
    図1/01-18 foobar2000 の設定

  5. 最後に「OK」をクリックします。

これでファイルをダブルクリックしたとき、 必ず設定したプレーリストに格納して再生されるので、 意図してなかったプレーリストが破壊されることを回避できます。

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