
今年の北海道ツーリングは去年と同じくJAL羽田発8:00で釧路空港へ。 海の記念日の3連休に2日間の有給休
暇を加え、全日程4泊5日の予定です。
搭乗前に羽田空港第一ターミナルの手荷物カウンターで自転車を預けようとしたところ、係員の女性からタイヤの空
気圧が高いとパンクする恐れがあるので、空気を抜いてもらいたいとのこと。 最初の飛行機輪行の時には空気を抜
いたものの、その後は到着してから空気を入れ直す時間がもったいないので、そのままにしていました。 4度目の輪
行で初めての指摘にちょっとびっくり。 なるべく音が大きくなるようにチューブのバルブを少しだけ緩めた状態で空気
をちょっぴり抜いて(しかも後輪だけ)、こんなもんでどうでしょう?といったら、一生懸命タイヤを指で押し、係員2人で
顔を見合わせてOKを出してもらえました。 (^O^)y
釧路空港の気温は18度。 去年は12度と涼しさを通り越して肌寒かったのですが、今年はちょうどよい気温です。
そのままシャトルバスで釧路駅に到着。 駅前で自転車を組み立て、定食屋さんのみそラーメンで腹ごしらえをして出
発しました。

市内を抜けて海岸線に出ると、さっそくハマナスが出迎えてくれました。 今回よく目にしたのが右の写真のハマフウ
ロ(浜風露)。 でも、これって最近どこかで見たことが・・・・。 な〜んだ、去年ネットで買ったロザンネイ(名前をすっか
り忘れてました)と同じです。さすが北海道の野草、市販されている花がそこらじゅうに咲いているとは。

県道142号から太平洋を眺めながら、昨年はパスした昆布森を通過。 右は昆布森漁港。

厚岸町苫多村(とまたむら)、浦雲泊(ポントマリ;舟がかりのできる小さな潤)から初無敵(ソンテキ;沼のような静か
な浦)付近。 今年もエゾノシシウドが満開でした。 昨年は国道44号から林道・浦雲泊線を通って道道142号入った
ので、この先は昨年と同じコースです。
このあたりの地名はアイヌ語に漢字を当てはめているため難読な地名が続いています。 集落毎に読み方と意味を
解説した看板があり、ついつい立ち止まって読んでしまいます。

釧路から浜中に向かうのは3度目になります。 そして今回もまた霧の中を進みました。 予報では釧路方面から
徐々に雨が降り始めることになっているので、後ろから追いかけてくる雨雲との競争に。

賤夫向(セキネップ;はげ山で、石落ちるところ)より、 尻羽岬(シリッパ岬)方向の眺め。

岬の付け根で道が直角に曲がります。 右の写真は、厚岸市内方面から振り返って見たところ。 岬に寄ってみたい
ところでしたが、宿の食事時間がぎりぎりなので、ちょっとだけ様子を見ることにしました。

老者舞(オシャマップ)漁港方向への下り道。 距離はそれ程ではないものの、高低差があるので往復すると30〜40
分程度はかかりそうです。 漁港方向とは別に集落のある方にも道がありました。

厚岸に向い標高160mから一気の下り。 仙鳳趾(センボウシ;雑魚多くいるところ)漁港からは厚岸湾が見えまし
た。

仙鳳趾では道の両脇に、作業所と昆布を干すためと思われる広大なスペースが続いています。 昆布で一杯になっ
たところを見てみたいものです。

道道142号は尾幌で国道44号に合流して終点となりますが、国道を避けて細い道を進むと海岸線に出ることがで
きました。 厚岸湾に浮かぶ大黒島もくっきりと見ることができます。 苫多海岸(とまた海岸)というところで、厚岸観光
十景になっているそうです。 ひっそりとした雰囲気とあいまって、北海道らしいプチ秘境感がありました。

道道123号で厚岸大橋を渡り、浜中に向かいました。

霧多布湿原を一望できるという琵琶瀬展望台は、今年も濃霧で何も見えず。 ひたすら走り続け、今回もまた夕食直
前の18:55に本日の宿きりたっぷ里に到着。 さっさと着替えを済ませて、さっそく名物たっぷり寿司をおなか一杯に
食べました。
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