５時２６分に宿の展望室の大きな窓から見た日の出。 ふと振り返ると、ちょうど満月が山間に沈もうとしているところ でした。 空に雲ひとつない大快晴の下、日の出と月没を同時刻に見られて最高の朝になりました。

 弟子屈町熊牛原野の丘に広がる牧場。 遠くに牛たちがのんびりとくつろいでいましたが、立ち止まって眺めていると 人恋しいらしく、そろそろと寄ってきました。

 阿寒岳に雌阿寒岳、阿寒富士、雄阿寒、美幌峠、摩周岳、西別岳、斜里岳に知床連山と、道東の山々をぐるっと見 渡すことができました。

　多和平は標高３００ｍ弱に過ぎず、展望台に登るまでこれほどの絶景が広がっているとは想像がつきません。それ だけに展望台から広がる３６０度の風景には、感動で心が空っぽになってしまうぐらいの迫力があります。

 西春別町で見かけた庭先に並べてあったプランター。牛乳の集配に使っていた輸送缶を利用して作られていて、とて も可愛らしい姿でした。

　別海町の市街に到着。昨年も利用した三福という食堂に入り天丼を注文。 ごはんが軽めで甘めのたれになってい て、自転車乗りにはちょうどよい昼食になりました。 しかも、別海の牛乳屋さんが消費拡大運動中ということで、濃厚 な味の牛乳が飲み放題。 これでお値段は５００円ほどです。

 昼食後に向かったのが、国道２４４号に架かる万年橋。 私の大好きな場所です。 橋の上から風蓮湖に注ぎこむヤ ウシュベツ川は、ほとんど高低差のないところを流れているため、川面は鏡のように滑らかです。　美しい構図だけで も感動ですが、この日は天気に加えて陽のあたる角度もちょうどよかったようで、青空と雲が川底に映り込み、川の中 にくっきりと空が広がっていました。

 森林がわずかに途切れたところにあるので、通りかかるほとんどの車、バイクはその存在に気がつかない様子で、ス ピードを緩めず通過していってしまいます。

  

 別海町から根室市に。 国道４４号に入り、時刻は間もなく１７時。そろそろ日没というところで新酪展望台というのを 見つけ登ってみました。別海にある新酪農展望台と一字違いで、構造はまったく同じもののようです。高さは１０ｍあり ます。

　展望台に上がると草原の向こうに太陽が沈もうとしているところでした。 夕闇が迫る中、本日の宿のレイクサンセッ トに到着すると、今度は風蓮湖が夕陽で紅に染まっていました。 湖の向こうには、雌阿寒岳、雄阿寒岳、斜里岳、知 床連山が見え、空にはねぐらに向かって飛んでいく渡り鳥たちも見ることができ、大満足の１日の締めくくりになりまし た。