2016.8.16
眺めると見るの違い

 前者は、ぼんやりと、後者は意識して、と付くと違いが判りやすいかもしれない。
このように文字にしてしまうと前者はマイナス、後者はプラスのニュアンスがないだろうか?
”日々ぼんやりと過ごしてはいけません。一日、一日を意識して生活しましょう” これは小学校の夏休み前の終業式の朝に校長先生から聞いたようなフレーズである。
 最近、”ぼんやり” というのはマイナスのニュアンスではなく、”意識して” と同格なのではないか? いや、両方揃っていないと片手落ちなのではないかと思うようになった次第である。
これも双対の関係なのではと思った次第。
時には、たたぼんやりと物事を眺めてみることが必要なのではないか? いや、意識して見ようとすると却って見えないものがあるのではないか?ということである。
恐らく、前者と後者では脳の活動状態は異なっているのだろう。
 こんなことを考えながら、およそ50年ぶりに夏休みの自由研究をやってみた。

 ところで、この図を見て職業柄、許せる人と許せない人が居るのではないだろうか?

おまけ:
 サイモン&ガーファンクルの ”サウンド オブ サイレンス” の歌詞に以下のフレーズが出て来る。
”People hearing without listening”
ポール・サイモンは ”hearing with listening” なのだろうか?

"Sounds Of Silence"1965

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