ジャックの錆落とし
エレキギターでもっとも多い気がするジャックの接触不良。今回はしばらく使用してなかったために錆びてしまったギターのお話です。
Last Update:
25.Nov.2000
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今回お預かりしたのは，スイッチだらけなことで私が尊敬していたあのB.C.Rich社の，わりと最近のモデル「ワーロック」。こいつは見かけはB.C.Richらしくとんがってますが，回路的にはオーソドックスなモデルです。オーナー曰く「最近ほとんど使ってなくて，久しぶりに弾こうとしたら音が出なかった」というトラブル。

音が出ない・・・こんな場合は音声信号の流れを逆にたどってゆけば案外簡単に原因が発見できるものです。今回も例に漏れず，最初に点検した音の出口＝出力ジャックにありました。右の写真のとおり，プラグのチップと接触する部分が完全に錆びてしまっているのです。本来ならジャックを交換するところですが，今回はすぐに使用したいという意向もあって錆落としすることにしました。方法は簡単。サンドペーパーで錆をきれいに削り落とし，CRC5-56を吹き付けて完成です。ただし，あくまでも応急処置。ヤスったことにより表面のメッキが剥げてしまっているのでいずれは交換を覚悟しておく必要がありそうです。ま，秋葉原で百数十円程度のパーツですが。
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