金魚が飼えないクルマに改善
Spt.2003
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またも愛人の修理で申し訳ありませんが、もう限界なんです、、、幌の雨漏り。2日ばかり雨の中を走っただけでリアシートを持ち上げたら 床に水たまり、いや、池と言った方がいいかもしれない状況なんですよ。金魚なら間違いなく飼えます(笑)!
漏れ箇所はハッキリしてます。幌の両側面に車内が覗けるほどの大穴が開いてるんですから(苦笑)。あいにく直すのに夢中で写真を撮るのを忘れましたけど・・・。
しかし幌の交換となると20〜30万円が相場。このクルマ自体が買えちゃいそうな金額です。とにかくここは問題の大穴を塞ぐことだけを考えました。
実は以前、テント補修用のテープで修理を試みたことがあるのですが、大穴が開いてる位置は開閉の際に最も力がかかる支点部分であるため、たった一度の開閉で破れてしまう始末。補修材料には柔軟性と強度、そして防水性と耐候性という厳しい特性が求められるのです。
もちろんこれまでもいろいろ試してみました。生ゴムのシート、幅広のパンツのゴム(笑)、ジャージ生地、etc.…。しかしどれも上の条件を満たすことはできません。

そんな中で今回見付けだしてきたのが写真右の防水テープ。なんと屋根瓦修理用テープ!特殊合成ゴムに補強用の繊維が織り込まれた複合構造のテープで、柔軟性と強度はもちろんのこと、屋根用なので防水性、耐候性も折り紙付きです。
写真左のチューブはカー用品「Holts・ブラックシーラー」。シリコン系のコーキング剤で、今回はテープ補修のあとの細部の防水処理に使用しました。
さっそく大穴を塞ぐように貼っていきました。幌の裏側を手で支えながら表から押し付けるように貼付けていきます。はみ出た真っ黒な粘着材が手についてベタベタになるのが難点ですが、これもベンジンで簡単に落ちることが判明。
大穴が塞がったら細かい部分やテープの端部をブラックシーラーでさらに防水処理。
見た目はお世辞にも美しいとは言えませんが(苦笑)開閉にも問題なく、今までのどの方法より確実な仕上がり。
確かに同じ「屋根」には違いありませんが、まさか「瓦屋根」の補修材が幌屋根に応用できるとは意外な発見でした。
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