押しても出ない「押すだけポット」
Oct.1998
HOME
TOOL
MAINTE
REPAIR
TUNE UP
LAB
TODAY
CALL ME
BBS
LINK
PROFILE
慢性肝炎治療のために夜は自宅で質素な食事をとることが多くなったこともあって,即席味噌汁をいつでも作れるようにと,久しぶりに戸棚から出してきた電気湯沸かしポット。電源コードを紛失して以来,ずっと使ってなかったのですが,たまたままったく別の電化製品のコードがそのまま使えることがわかり,復活のはこびとなりました。ホコリとススで汚れた外装を家庭用洗剤できれいに清掃,カルキでガリガリになっている内部もクレンザーで磨き,水を入れて頭部のボタンをプッシュ!・・・・・「ありゃりゃ?」。ポットからはプシュー!という空気の音がするだけで何も出てきません。
さっそく分解。どうも最近は物が壊れると,このページを作ることを意識してか何でもかまわず分解してしまう変な癖がついているよう・・・。
外装を取り外され裸になったポットをひっくり返し,吐出口へつながっているパイプの接続を点検。特に外れてたり割れてる様子もありません。口で吹いてみてもスムーズに息が通ります。どうも本体内部の問題ではないようです。

何でも分解すればいいというものじゃありません。今回は痛感しました。バラすときはたったの2本のビスを外すだけ済んだ本体部分。しかし,逆を言えば本体内部はこの2本のビスによってすべてが組み上げられているのです。結果,再組み立てには予想以上に手間取ってしまいました。
結局,原因はポットの蓋側にありました。3本のビスを外し,蓋に内蔵されたエアポンプの逆流防止弁部分のパッキンをきちんとはめ直して完了。振り返ってみれば,押して「プシュー」というエア漏れの音を聞いたときに最初に疑うべき部分です。今回ばかりはこのホームページ作成を意識したばっかりに無駄骨を折ったという失敗談でありました。情けなや・・・。
このサイトのすべての文,画像を無断で使用することを禁じます。(C)Y.Oshima 2000