ACアダプタを作ろう
May.2000
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我が愛すべきノートパソコン「PowerBook190cs」。もう骨董品級のスペックですが唯一のモバイルパソコンなのでなかなか手放せません。まあ,古くても一線で使えるのがMacの素晴らしいところでもあります。しかし,モバイル用というにはタダでさえ重くて大きい本体。しかもそれに輪をかけたようにこれまたデカいACアダプタが困りものでした。
それなら何かコンパクトなアダプタを作れないものだろうか?純正のアダプタを見ると定格がDC24V/1.87Aとあるので要は出力電圧が24Vで2Aクラスのスイッチングパワーサプライがあればよさそうです。さっそく秋葉原のジャンク屋めぐり。ポピュラーな電圧だけにさすがにあちこちに置いてありますねぇ。その中から安くて小さくて軽かったものを購入してきました。むき出しの電源ユニットですがジャンクで1,200円。これに,同じくジャンクのACコードとDCプラグ付コードも購入して準備万端。材料費は1,500円以下。

しかし,購入したDCプラグにさっそく問題発生。パワーブックのDCジャックはかなり奥まったところにあるため,右の写真の形状では黒いプラスチック部分がつかえて入らないのです。
そこで,カッターナイフとヤスリを使ってプラスチック部分を削ってしまうことにしました。深く削りすぎないように慎重に慎重に。

あとはパワーサプライに各コードを結線しておしまいというあまりに簡単な工作。念のため電圧だけはテスタで微調整し,ついでにフェライトのノイズキラーを付けて,以上でローコストで軽量小型な簡易ACアダプタが完成。こんなものでも持ち運ぶには純正品よりはるかに便利。薄いのでカバンに入れてもかさばりません。
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