水もしたたる浄水器
Mar.2001
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とにかく水がおいしくない東京都内。生まれ育った神奈川県も住民の間で水がまずいという認識はありましたが,それにしても都内の水はまずすぎます。そこで導入した浄水器。そう,テレビCMでもおなじみの「取れる東レのトレビーノ」です。使い始めは快調で,カルキ臭さもないおいしい水を楽しんでいたのですが,半年ほど使用していると浄水使用時に原水が漏れてしたたる事態が発生しました。
おそらく内部のパッキン不良だろうと考え,分解。こんなものでも内部はなかなか細かい複雑な構造をしていて感心。

しかし,分解して驚いたのは内部の汚れ。出てくる水はフィルターを通過したものなので問題はないのですが,やっぱり気になりますよね。下の写真は切替弁を押さえているプレートなんですが,分解時はご覧の通り茶褐色に変色していました。おそらく水道水の鉄分が酸化したもの(つまりサビですね)だと思われます。ボロ切れと綿棒,そして私が普段電化製品等の清掃に愛用している強力洗浄スプレー「ハヤトール」を使用して磨いたところすっかりきれいになりました。

問題の水漏れは内部の切替弁部分の汚れによる密閉度の低下とわかりました。今回分解してみて一番おもしろかったのがこの切替弁。シンプルながら実によく考えられた構造でして,レバーの操作によって黒いボールが順番に上下することで水路を切り替えているんですね。左端のボールが上がると水は浄水フィルターへ流れ込み,真ん中が上がると原水がそのまま放水,右側が上がると原水がシャワー状に放出されます。ここをちょこっといじくれば,レバー「浄水」位置で原水を出したりするイタズラも簡単(笑)。

内部をきれいに清掃し,再度組み立て蛇口に取り付けて完了。半年であの汚れ方ですから今後も定期的に分解清掃しようと思います。
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