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分岐と交差

藤沢駅西側の簡易分岐器
藤沢駅北口から辻堂駅へ数百m歩いたところに間近に簡易分岐器を見られる場所を見つけました。

簡易分岐器
保守車両等が一時的に使用することを目的とした簡易分岐器の全景です。ふつうの分岐器と異なり,通常の運行に支障がない よう本線側のレールには切り欠け部分がまったくありません。では,どのように分岐側へ切り替えるのでしょう?これには,よく見るとわかりますが分岐外側の レール(向こう側)が立体的に盛り上がっていることと,分岐器の周辺に設置されたバー状の部品に秘密があります。分岐側に車両を誘導する際は,これらバー 状の部品をクロッシング部にかぶせることで立体的に本線レールを乗り越えさせるようになっているのです。
クロッシング部です。分岐側のレールの間にあるバーを手前のクロッシング部にかぶせることで車輪を乗り越えさせます。このため,反対側に位置するレールも立体加工されています。
ポイント部です。レールには可動部分はなく,常に本線優先の構造になっています。分岐させる際はポイント両側に設置されたバーをかぶせることで立体的に本線レールを乗り越えさせます。

同じ場所でこんなものも見つけました。ノーマルな分岐器のクロッシング部です。しかし最近主流の高強度な一体成型品では なく,旧型の普通レールを加工したもので,周辺に同様の分岐器が見当たらないことから新品のようではありますがこのまま使われずにその運命を終えそうで す。

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