2011年9月22日(木)
北海道1日目/6日間 別保〜尻羽岬〜尾幌〜浜中(輪行)
56km 曇り/晴れ GPSログ


   
  
 前夜は首都圏を台風15号が直撃。少し早めに会社を出たものの、もう少しということろで途中駅で2時間ほど足止 めとなってしまいました。 帰宅が遅くなりましたが、準備は少しずつ進めていたのですぐに就寝、翌朝5時に起きて空 を見るとすっかりよい天気になっていました。
 羽田9時発発釧路行きANA741便は、台風が北海道通過中のため、羽田に引き返す場合もあるという条件付のフ ライトでしたが、定刻通り10時30分過ぎに到着。


   

 今日のターゲットは、釧路町の東で厚岸湾と太平洋を望む尻羽岬。 釧路空港からリムジンバスで釧路駅、さらに根 室本線で別保駅で下車しました。 釧路駅から自走したいところですが、17時過ぎには日の入りになるので、少しでも 時間を稼ぐため、最短のアプローチを選びました。



   

 国道44号線 を10kmほど進み、海岸線に向かう林道浦雲泊線に入りました。 国道44号は、大型車の通行の多く 自転車で走るのは気が進まないのですが、この林道は舗装も整備され車もほとんど通らず、心地よい道です。


   

 林道を5kmほど進み、道道142号線・北太平洋シーサイドラインへ。 セキネップ付近まで行くと視界がいっきに開 け太平洋が見えてきます。 前方は、台風の影響で雲がまだ厚く立ち込めていましたが、振り返れば徐々に青空が広 がっています。 遠くまで連なる海岸線を眺めながら、しばらく休憩。 とはいっても、まだ尻羽岬に行く時間を考えると、 それほどゆっくりできません。


   

 左折すると厚岸方面ですが、今回は右折して知方学(ちぽまない)方面に。 少し進むと尻羽岬方面の木製看板があ り、左折します。ここから先は未舗装です。


   

 絶妙のタイミングで青空が広がり始め、べダルを踏む足にも力が入ります。 2回ほど緩やかなアップダウンを進み、 最後にゆっくり右に回り込むと海が見えてきました。 


   

 駐車場で行き止まりで、ここから先は徒歩です。 時刻は15時15分ですが、尾幌駅17時7分の根室行きに乗らな いと、次の列車は2時間後。 宿の夕食に間に合わなくなります。 しかもまだ台風の影響で、尾幌駅のある北からは強 い風が吹いており、まともに向かい風を進んでゆくことになるため、16時前には出発しないとまずいなぁと思いながら 急ぎ足で岬を目指しました。


    

15分ほど歩くと海難物故者供養塔と尻羽岬の看板がありました。



   

 太平洋から厚岸湾まで、さらに断崖からは絶景が広がります。 看板から先もまだ進めますが、出発の時間が迫って いたので今回ははここまで。 


    

 道道142号線は、予想通り強い向かい風。 下り坂でもスピードが上がらず、全力でペダルを回しました。 何とか1 6:40に駅まで500mほどの地点で、日が沈み始めました。 尾幌駅に到着、大慌てで自転車を輪行袋に詰め込み、 何とか間に合いました。
 浜中駅に17:58に到着、すでに真っ暗になった道をバッテリーライトで照らしながら宿のきりたっぷ里にたどりつきま した。
1日目(別保〜尾幌〜浜中) 2日目(浜中〜弟子屈) 3日目(弟子屈〜北見) 4日目(層雲峡〜糠平)  5日目(糠平〜帯広)  6日目(美瑛)


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