2011年9月26日(日)
北海道4日目/6日間 北見(輪行)〜層雲峡〜三国峠〜糠平
65km 晴 GPSログ


    

 今日は、北海道の国道最高地点・三国峠を越えて糠平までのコース。 JR上川駅までの輪行を考えたりしましたが、 三国峠までの走行時間をもっとも確保できるように、8時15分北見バスターミナル発旭川行きのバスで、層雲峡まで 輪行することにしました。


    

 定刻10時12分に層雲峡温泉駐車場に到着、バスの座席のトランクルームから輪行袋を降ろしてもらい、さっそく自 転車を組み立てました。 日中の時間が短いので、流星、銀河の滝といった観光名所はパスをして、すぐに三国峠へと 出発しました。
 まずは全長3,388mの銀河トンネルに。 トンネル内はぎりぎり2車線で幅に余裕がなく、やむなく歩道(?)を走りま したが、何とか人が擦れ違えるほどの幅しかありません。 しかも、大型車が通るたびに路面に積もった砂埃が舞い、 劣悪な環境でした。


    

 半分ぐらい走るとトンネルから覆道に変わり、ようやく外気を吸えました。覆道の横に小振りながら層雲峡らしい滝も 流れていました。



    

 層雲峡といえば、学生の時に北海道一周サイクリングのときに遊歩道から見た小函、大函の迫力のある絶壁が記 憶に残っていますが、現在は崩落の影響で通行止めになっているため見ることが出来ず残念です。



    

 覆道を抜けると駐車場から大函の端だけ見ることが出来ました。 層雲峡から1時間ちょっとで大雪湖に到着。少し ずつ雲が増え始め、三国峠の天気が気になってきました。


    

 青空を見ながらゆっくり上るのは気分がいいものです。 途中、道路工事のため片側1車線で交互通行区間を通過 しようとしたところ、作業の方が上下線ともに車を止めてくれたのですが、何と工事区間が2km近く続いていてびっく り! ドライバーを待たせては申し訳ないとスピードを上げたものの、通過する間にかなりの台数の車が並んでしまい ました。


    

もう少しで峠。橋から下を覗くと迫力のある原生林が広がっています。


    

 三国峠到着。北見をバスで出発したときの雲一つない青空とは比べようがないですが、それでも3回目の訪問でよう やく青空のある三国峠の風景にようやく出会え、じんわりと感動が込み上げてきました。


    

 マイカーやバイクでやってきた人たちの多くは、トンネルの糠平側にパーキングからの眺めを見るだけで去ってゆき ますが、三国峠のすばらしい一番の風景はパーキングから少しだけ下った松見大橋からだと思っています。
 原生林の広がる十勝三股盆地とその向こうに見える南クマネシリ岳、西クマネシリ岳、ピリベツ岳などの山々を見渡 すことができます。 橋の下を覗きこんでみると、圧倒的な迫力のある大森林を見下ろせます。 橋の上を立ち止まった り、自転車を押しながら少しずつ歩いて微妙に角度の変わってゆく風景は、飽きることがありません。 


   

 三国峠から眼下に広がる大森林を満喫して、十勝三股へと下り落ちました。 道の横には、白樺林がきれいに立ち 並んでいる脇道に入ってみました。


   

 十勝三股山荘に立ち寄りました。 自家製のケーキセットを運んでくれたお嬢さんに、もしかしたらと思い聞いてみた ところ、予想通り山荘の奥さんのお嬢さんとのことでした。 30年前、現在の建物から少し離れた場所で、売店でまだ 奥さんが20代だった頃の記憶と、そのお嬢さんがすっかり大きくなっている今の時間の間に、ものすごい時間が流れ たことを実感しました。 そんな時間の流れとすばらしい景色と暖かい雰囲気を感じさせてくれる十勝三股山荘に大き な感謝です!
1日目(別保〜尾幌〜浜中)  2日目(浜中〜弟子屈)  3日目(弟子屈〜北見)  4日目(層雲峡〜糠平)  5日目(糠平〜帯広)  6日目(美瑛)


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