2011年9月27日(月)
北海道4日目/6日間 糠平〜帯広〜旭川(輪行)
88km 晴 GPSログ



    

 前夜、宿泊した糠平ユースホステルの食後のミーティングで、なんと糠平から幌加峠を通り然別湖にゆく道道85号 線が、9月から通行止めになっているという情報を入手! ユースのPCを使わせてもらいインターネットで検索する と、確かに大雨の影響で路肩1/3ぐらいが崩落している写真がありました。でもこのぐらいなら自転車なら大丈夫。
 と思って、朝7時過ぎに道道の入り口に行くと、通行止めの標識。 そのまま進むとゲートが閉められていて手前に軽 自動車に乗った道路関係者の中年女性から、『誰も通すなと言われています!』と取り付く島もなく退却となりました。 行きたかったなあ、幌加内峠・・・。 


    

 気を取り直して、糠平ダムサイト、旧国鉄・士幌線のコンクリート製の第三音更川橋梁を見たりしながら国道273号 線を帯広に向かって進みました。


    

 そのまま国道サイクリングになるのは寂しいので、足寄に向かう道道468号というのを見つけ脇道に入ってみまし た。 幌加内峠には行けなかったものの塞翁が馬で、小高い丘を通ってゆく道は期待以上にとっても快適。  


    

丘を下ると広大な十勝平野に入ると、あちこちに整然と並んだ防風林が並んでいました。


    

青空に浮かぶ白い雲を背景に、大地がどこまでも続いています。 この景色たまりません!


    

 とうもろこしの収穫。大型コンバインがものすごい勢いで刈り取り、併走するダンプカーの荷台に流し込んでゆきま す。荷台が一杯になると、もう1台のダンプカーが交代して作業を続けるので、効率がとてもよさそうでした。


    

 耕地の一角に、牛馬に引かせて使われた農耕具がひっそり佇んでいました。 二日目に標茶町の虹別農村公園に保 存されていたもの(右)と同じもののようです。 昭和30年から40年代まで使用されていた畜力用プラウと説明されて いました。


    

 左の写真の機械を使って年配のご夫婦が作業をされていたのですが、何を収穫しているのか尋ねたところ、小豆で した。忙しい中ご親切に、好きなだけ見ていってくれと言って頂きました。
 右の写真は整然と並んだヤマイモ栽培です。緑の週末農園の野生的栽培とはずいぶん様子が違ってるので、参考 になります。


    

 北海道といえばジャガイモ。ポテトピッカーという機械で収穫されたジャガイモが集荷を待っています。 倉庫には牧草 ロールがぎっしり積まれ、冬越しに備えています。



      

 こちらの小豆畑では、 積み上げた小豆にシートをかぶせて天日干しをしていました。 手のかかる仕事でたいへんそ うですが、その分おいしくなることでしょう。



   
 
鮮やかな黄色の緑肥ひまわりに染められた畑。 緑のじゅうたんは、ニンジンです。 



   

 東士幌小学校の校庭脇で見かけたバッタ塚跡。 開拓時代にしばしば大量発生して農作物に被害が出るため、幼虫 を退治して埋めたものだそうです。
道路の崩落による通行止めで、予定を急遽変更しての十勝平野サイクリングでしたが、いろいろな農産物と収穫風景 を見ることができ、すばらしい一日になりました。 帯広市街地に入り、十勝川を渡って帯広駅まで残りわずかです。



   
 帯広駅で、はげ天という地元のてんぷら屋さんで地元野菜のかき揚げ丼を注文。職人さんがアスパラ、カボチャ、ジ ャガイモ、エダマメなどを丁寧に揚げてくれます。
 お腹が一杯になったところで、駅前のバスターミナルから旭川行きの長距離バス・ノースライナー号に乗り込みまし た。 明日の最終日は美瑛の丘に行きます。




   
 帯広を17時に出発、旭川に21時前に到着しました。 駅前のビジネスホテルにチェックインして、大黒屋のジンギスカ ンを食べてきました。以前食べたときは、ほったらされ感があり、肉はガステーブルで炎をぼうぼう出しながら焼いて、 煙が充満する中で食べるというような大衆的な店でしたが、改装されて肉のメニューも増えて店員さんがなんだかんだ と面倒を見てくれる小ぎれいな店になっていました。 個人的には以前の雰囲気が落ち着いたのですが、それはそれ としてお腹を一杯にしてホテルに戻り、バタンキューとなりました。
1日目(別保〜尾幌〜浜中)  2日目(浜中〜弟子屈)  3日目(弟子屈〜北見)  4日目(層雲峡〜糠平)  5日目(糠平〜帯広)  6日目(美瑛)


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