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HOME >> 演目の紹介 >> 演目の分類(時代物) >> 生写朝顔話 >> 三、浜松小屋の段
 
 はままつごやのだん
浜松小屋の段イメージ画像
 をとび出し盲目となった深雪。自分を探す乳母「浅香」の声を聴いてハッとするが・・・
     
朝顔
乳母 浅香
輪抜吉兵衛

 「明石船別れの段」からこの「浜松小屋の段」の間で今回カットされた段にどんなことが起こるか?簡単に書いてみましょう。
 深雪は阿曽次郎のことばかり考え、思いつめ、病気になってしまいます。父の秋月弓之助は深雪に駒沢次郎左衛門との縁談について話します。宮城阿曽次郎が改名して駒沢になっているとは全く知らない深雪は
『生きて貞女を破らんより、死んで未来の契りを待たん』と書置きし、家を出るのでした。

「浜松小屋の段」
 盲目になってしまった「深雪」は街道筋の子供たちにいじめられ、泣き伏していました。そこへ乳母の「浅香」が巡礼の姿で通りかかります。自分を探す乳母の声を聴いてハッとするのですがその人は死んでしまったと答えます。
 浅香は泣きながら、深雪の母が重い病になって亡くなったこと、最後まで娘のことを案じていたことなどを語ります。堪えきれなくなって、実は自分が深雪なのだと浅香に打明けます。
 二人は再会を喜び、先を急ごうとするのですが、人買の「輪抜吉兵衛」が現われ、深雪を連れ去ろうとします。浅香は果敢に戦い吉兵衛を倒しますが、自分も深手を負うのでした。

 
 
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 "楽々連の楽書き"
 
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