World in Falmes研究ページ

作りかけです。いつか完成させたいものだ。

このゲームはシリーズ化しています。World in Flames, World in Flames FE., America in Flames, Patton in Flamesが存在します。それぞれ、初代のシンプル版、第二次世界大戦全般、第二次世界大戦に勝利した枢軸軍のアメリカ大陸侵攻、第二次世界大戦後の共産主義対自由主義の戦いを扱います。後の3つは同じ規格でゲーム化しており、マップは2タイトル(アメリカ戦争には太平洋やヨーロッパのマップは使いませんから)で共通です。ルールブックも共通で、後の2つは追加ルールで対応しています。

World In Flames

第二次世界大戦を変形A1(縦方向が通常よりも長い正方形に近い形)マップ2枚(ヨーロッパ1枚、アジア太平洋1枚)で再現します。カウンターは1200個(6シート)で、内マーカーが100個です。初版から第5版まで作成されました。範囲は1939年から1945年までです。航空ユニットなら戦闘機(FTR)、戦術爆撃機(TAC)、戦略爆撃機(SAC)というレベルにまで抽象化されています。海軍も重艦艇(HS)、軽艦艇(LS)、潜水艦(SS)という思い切った抽象具合です。ここで問題なのはその抽象化した艦艇に適当に名前がついていることです。これはどこの船だという感じの名前が付いています。ゲームは非常にコンパクトにまとまっており、マップサイズからして非常にプレイしやすいものです。第3版と第5版を所有しています。

World In Flames Final Ed.

第二次世界大戦をA1マップ4枚(ヨーロッパ2枚、アジア太平洋2枚)で再現します。1939年から1945年までの戦力のあった参戦国のユニットがほぼ全て登場します。エクアドルのユニットがあるのだからその網羅ぶりは想像いただけるでしょう。
クラシックセットで1200個のユニット(6シート)と200個のマーカー(1シート)があります。
デラックスセットでは2200個のユニットが追加になります。内訳は
 ・PLANES in FLAMES 3シート600個
 ・AFRICA AFLAME 1シート200個
 ・ASIA AFLAME 1シート200個
 ・SHIPS in FLAMES 5シート1000個(海軍ユニットの差し替)
 ・MECH in FLAMES 1シート200個
ちなみに2000年のアップデートキットで5シートが差し替えとなります。印刷ミスの修正(Planes in Flamesのドイツ軍はひどかった)と古すぎてゲーム開始時に必ずスクラップにされる飛行機の除去と新鋭機の追加がメインです。
これにはAバージョンとBバージョンがあり、Aバージョンはデラックス分の小規模拡張(AfA, AsA)のマップが古いまま(厚手の無コート紙)でしたが、Bバージョンでは本体マップと同じ材質(テカテカのコート紙)に作り直されています。また、チャートのごく一部が変更になっています。両方持っているので分かります(^_^;)

America in Flames

太平洋戦争に完勝した(またはアメリカに隙を与えず日本が中立を守れた)日本軍は完全戦力の海軍と戦時建造艦を揃えています。捕獲艦が見当たらないところをみると、日本は対米戦争を免れたのかもしれません。Karyu(火龍?)という装甲空母が登場しますが、これはミッドウェイ並みの艦載機8と戦艦並みの防御力3を誇っています。イギリス海軍の一部を接収したドイツ海軍も戦時建造艦を揃えています。イギリス政府はカナダに逃げて抗戦を続けていますが弱体化しています。アメリカ軍は、戦前からの空母はエンタープライズのみで、他にエセックス級6隻とミッドウェイ級4隻がいます。モンタナ級とアイオワ級が各1ユニットいます。モンタナは大和並みの防御力を誇っています(防御力0)。
カウンターは3シート840個。裏にAの文字が記載されており、WiFのユニットと混じっても安心です。

Patton in Flames

1945年の断末魔の日本とドイツが登場して、終戦間際のどさくさにパットンが暴走して世界大戦になるシナリオと、1948年に米ソが激突するシナリオがあります。東部戦線のドイツ軍は連合軍プレイヤーが、西部戦線のドイツ軍と日本軍はソ連軍プレイヤーがコントロールします。Mig15,19やF86ユニットも登場します。1948年シナリオには日独は登場しませんが、イタリアは登場するようで、ちょっと悔しいです(笑)。南北朝鮮軍もあります。
ユニットは5シート1000個。日本海軍は天城、笠置、葛城、金剛、大和、長門、妙高、利根、大淀、SUB×2, AMPH, TRSにまですり減っています。

2000年アップデートキット(2000)

このキットで、WiF FEのルールブック、チャート、5カウンターシートが差し替えとなります。カウンターシートはミスプリの訂正と、無意味な旧式兵器の削除と新型兵器の追加が行われています。
差し替えの対象は、7(Planes in Flames:Gold CS1),8(Planes in Flames:Gold CS2),9Planes in Flames:Gold CS3,18(Ships if Flames CS1),24(World in Flamse CS7)の5シートです。

World in Flames Classic Game(2003)

これは2003年版のクラシックゲームのジップロックパッケージです。基本のカウンターシート7枚(CS1, CS2, CS3, CS4, CS5, CS6, CS24)の1400個、マップ5枚(アメリカミニマップを含む)、2003年版のルールブックとシナリオブック等が添付されています。変更があったのはカウンターシートとルールブックだけで、チャートやマップに変更はありません。購入する必要はほとんどなかったのですが、カウンターシートの新版とルールブックの新版を合わせて注文すると70ドル+送料がかかるところがマップも付いて8000円弱だったので購入してしまいました(笑)。

Cruisers in Flames(2003)

クラシックセットでは存在していた軽巡は、SiFではなくなりました。この軽巡を復活させる拡張キットです。軽巡は護衛の駆逐艦の教導艦の位置付けなので(日本海軍で言えば軽巡ユニットで水雷戦隊を表す感じでしょうか)、従来のAWS力計算時の
・ 水上戦闘艦(SCS)がいる毎に+1
・ 空母(CV)がいる毎に+1
という計算の内、CVとBB(SCSの部分集合)が増加させる分が0になります。軽巡(CL)はSCSに含まれるため、軽巡が護衛についていればAWS力はほぼ従来通りとなります。追加される軽巡のユニットは1艦1ユニットで各国合わせて 1シート(200個)です。日本軍なら天竜から始まり27隻が登場します。残念なことに日本軍の色が真っ赤から朱色に変化しているため追加ユニットは非常に目立ちます。
また、船団ポイントを貨物船とタンカーに分離させるルールが登場して、タンカーのポイントマーカーのシート(200個)が追加されています。

Conovys in Flames(2003)

水上艦として船団護衛の小型護衛艦群(コルベットや海防艦等)、仮装巡洋艦が追加されます。潜水艦にはワルター機関搭載艦、シュノーケル搭載艦、潜水空母(I400級)、ミサイル潜水艦、補給潜水艦(U Tanker)が追加されます。航空機には対戦哨戒機が追加されます。追加ユニットは1シート200個です

こちらにもタンカー分離ルールがあるため(CiFと同じもの)、タンカーのポイントマーカーのシート(200個)が追加されています。

ルール概要(基本編)
ルール概要(海軍編) ルール概要(陸軍編) ルール概要(空軍編)
ショートリプレイ(海軍編)
日本軍の戦略研究@1941 ドイツ軍の戦略研究@1939 日本空襲の考察

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