過去のMEMO

2004.3,9 (Tue)

チャック・ジョーンズの次はフライシャー作品を発掘中。スーパーマンもちゃんと観るのは初めてだったり。

 ナポレオン 監督:アベル・ガンス cinema↑

フランス・サイレント時代の巨匠、アベル・ガンスの「ナポレオン」の新曲による復元版。本編222分  →amazon / hmv / TOWER / 旭屋 / NeoWing / EBISU / TSUTAYA / 楽天
当時としては画期的な技術、手法が駆使されている作品。
着色されたモノトーン版の映像は結構綺麗。構図的に優れたショットも多数あります。
モノトーンの陰影で刻み込まれている俳優の表情、特にナポレオンの顔がいいですね。

 映画の宝物 〜シネマ ヨーロッパ〜  cinema↑

映画の創世期、リュミエールからトーキーの出現、リーフェンシュタールの「意志の勝利」まで。  →amazon / hmv / TOWER / 旭屋 / NeoWing / EBISU / TSUTAYA / 楽天
ヨーロッパ映画史のドキュメンタリーです。アベル・ガンスにもかなりの時間を割いて解説されていて、本人のインタビューもあり。サイレント時代のヨーロッパ映画、撮影技術や表現技法に興味のある人にお勧め。
若い頃のリーフェンシュタールって凄い美人だったんだ…(リーフェンシュタールも本人のインタビューあり)

 Director's Label スペシャルトリプルパック etc↑

スパイク・ジョーンズ クリス・カニンガム ミシェル・ゴンドリー の映像集DVD-BOX。  →amazon / hmv / TOWER / 旭屋 / NeoWing / EBISU / TSUTAYA / 楽天
評判は知っていても観た事のなかった映像が一まとめになっててお得。 (バラ売りもあります)
洋楽そのものに興味が無くなってしまったというのもあるのですが、PVはネットで観られるもの以外はまったく知らないので、こういうDVDは非常にありがたいです。

 KORG Legacy Collection hard↑ soft↑

製品紹介ページ
レビュー
どうせ使わないだろうけど、欲しいなあと思わせるものがあります、特にオリジナルの体積比84%というUSBコントローラー

2004.3,26 (Fri)

以前話題にしたMirraChairを使っています。下半身が安定するので快適。ただ、おかげで椅子で寝ちゃうことが多くなりましたが…(眠くなる前に体が疲れる、ということがなくなったため)
以下、なかなか更新する余裕(主に精神的な)が無かったので古い話題が多いです…

 MINDGAME 監督:湯浅政明 anime↑  cinema↑ 

Studio4℃の新作劇場作品。原画を手伝ったので試写に行って来ました。
…近年稀に見るインパクトを持った作品かもしれません。
実験的な手法も多く用いられ、ビジュアル的にはどちらかというとアート志向の作品に感じられるかもしれませんが、内容的には(この手の作品には珍しく)地に足がついた物になっています。笑えるし、面白い。あと感心したのはヒロインの女の子がちゃんと可愛いという事。
アニメファン、作画マニア以外の一般の観客の反応が気になります。(案外広く受け入れられるような気がするので…)
最近は技術で語られることが多いアニメ作画ですが、この作品では「作画表現の力強さ」を改めて感じました。

 AfterEffects6.0  anime↑ soft↑

2年位前に5.5を少し使ったきりでしたが、今回本格的に使用中。previewが速くなったので快適です。タイムライン上にカーブラインが表示されるインターフェースはやはり使いづらいと感じます(個人的には別ウインドウで出て欲しい…)
animoの画像を見慣れていたせいで、アンチエイリアスを掛ける前のレタスの塗りデータを初めて見た時はちょっとショックでした(笑)

描線の再現という意味ではanimoの方が好みなのですが、個人作業の際は実データをいじれるレタス方式の方が自由度が高く便利なようです。色替えや修正(Mirageで作業)もアンチ前なら非常に簡単に出来ますし。

参考図書とか 

Technique Bible After Effects 5.5  (ISBN4-79-732070-2) アニメーションの編集、エフェクト作業の基本はこの本で。
Adobe After Effectsの達人 EPISODE2 最新版  (ISBN4-89-369926-1) 定番。一冊だけ選ぶとしたらコレ。プラグイン作成に関する情報もあり。
Adobe After Effects DV(デジタルビデオ)ノンリニア編集のすべて  1、2  (ISBN4-84-435574-0) 値段が高く、情報も最新のものではありませんが、内容はもっとも濃く、使い込む為の周辺情報も充実しています。プロとして使いこなすなら必読。

 Mirage(AURA)でタブレット描画 1 Mirage↑

連載形式でMirageでのペイントを解説します。
なお、AURA(2以降)でも描画関係の機能は同じです。

まずはタブレットの設定から。

タブレットコントロールパネルを開いて以下の設定をします。(intiousの場合)

  • 「タブレットとの関係」を「縦横比を保持」に。 
  • 「ダブルクリックアシスト」のチェックを外す。(入力立ち上がりのもたつきをなくす) 
  • 筆圧カーブを調節。 スタートポイントを0〜2位に。これは個人差があるので好みでいいのですが、線画や細かい描写をする際には硬く(立ち上がりを遅く。下図左)、広い面積を塗りつぶす等の所謂「塗り」作業の時は柔らかく(立ち上がりを速く、下図右)します。
    カーブが緩やかなほど、タブレットの筆圧入力に対するアプリケーションへの筆圧出力の幅が狭くなるので、より微妙なコントロールが可能になります。ただし、手首は疲れやすくなるので、対策としてラストポイントを少し下げます。
    Mirageは筆圧変化への追従性が優れているので、直描きの際は硬めに設定すると「入り」「抜き」が非常に綺麗になります。
       
          
       
  • モニターとタブレットの使用範囲の調節。これは実際に使ってみて。
    慣れてくると逆にあまり気にならなくなりますが、最初のうちはサイズを色々変えて試してみましょう。モニターとタブレット使用面の対比で、描きやすさは格段に変わります。簡単に変更できるよう、コントロールパネルのショートカットを作っておくと良いです。
  • 「接続」→「通信モード」を「シングルデバイス」に。(二つ以上のデバイスを同時に使う場合は「標準」)この設定はそれほど変化ありませんが一応。
    タブレット表面が滑りすぎて描きにくいという場合は、上質紙(コピー用紙等)を上に張ります。私はアニメーションの修正用紙を使うことが多いです。
    紙を張ると若干引っかかるようになって描き易くはなりますが、その分ペン先の磨耗は早くなります。ペン先が平らになったら紙やすり等で整えるか、交換しましょう。

タブレットペンを握りやすくするためにテーピングテープを巻きます。これは好みで。一般的にはある程度太くした方が疲れないはずです。(テープは非伸縮性のものを硬めに巻く)
  
タブレットの設定は以上。Photoshop、Painter等でも同じ設定で使ってます。
タブレットの設定はペイントツールのパラメーターとの兼ね合いもあって、最適な設定は使い込んでゆきながら詰めてゆく必要があります。上手くはまると驚くほど描きやすくなるものです。

次回からMirageのペイントツールの解説に入ります。

 20040326 draw↑

落描き→

Mirage anime book cinema draw etc hard nDiary PDA soft
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