2002.8.10
マンガの買い方に関する考察
最近はますます更新が遅れ気味。
特に何をしているわけでも無いんですがっていつも言ってる気がするな。
今回はいつも狂った買い方だと言われているマンガの買い方についてまとめてみました。
そんなに大層なものでも無いのですが。たまにはね。
で、試しに自分で勝手に命名してます。作家さんはいつもどおり敬称略です。
[指名買い(しめいがい)]
贔屓にしている作家の単行本を、タイトルや内容に関係なく問答無用で買うこと。
とにかく作家名義の単行本を見つけた瞬間に手に取ってレジにゴーって感じでしょうか。
個人的には、冬目景、CLAMP、あさりよしとお、おがきちか、大森葵、やまむらはじめ、森山大輔、斉藤岬、
天原ふおん、高田慎一郎、宇河弘樹、倉上淳士、種村有菜、etc、かな。
自分で気に入ってる作家の単行本は買うことを検討するまでも無く面白いので、
気にせず買うようにしています。考えるだけ時間の無駄だってば。
[表紙買い(ひょうしがい)]
これなかなか難しくて、表紙の装丁や作画の雰囲気、タイトルだけを頼りに買うこと。
殆どがまだ読んだことがない作家だったりします。そのため買うには勘と財布が頼りです。
アタリをつけて買って読んでみて面白かったりすると新しい世界が広がったような、
得も言われぬ幸せな感じに浸れます。
逆に予想に反して面白く無かったりすると、かなり落ち込むこともしばしば。
最近は単行本が袋詰めされていることが多く、表紙買いせざるを得ないことも多々あります。
エロ系のものは特にそうです。これが一番難しい気がするな。
店員に頼めば袋を開けてもらえるようですが、なんか気が引けるので止めてます。
それとなんとなく知らないで買うってのも面白いじゃないですか。
[捜索買い(そうさくがい)]
気に入った単行本に出会ったとき、その作家の他の単行本等を探して買うこと。
とても面白く感じた単行本があって、それを生み出した作者の過去の作品や同時期に連載している単行本を、
ネットとかを調べながらじゅんぐりに集めるように買っていく行為と言えば分かり易いかな。
よく[表紙買い]→[捜索買い]→[指名買い]と繋がっていくことが多々あります。
自分ではCLAMPの場合、聖伝→X→レイアース→東京BABYLON→20面相にお願い……、
という感じで急激な勢いで単行本を増やした覚えがあります(順番が間違ってる可能性有り)。
冬目景なら、羊のうた→黒鉄→ZERO→僕らの変拍子→……、と繋がりました。
種村有菜なら、神風怪盗ジャンヌ→かんしゃく玉のゆううつ→イ・オ・ン→……のコンボ。
[捜索買い]と[指名買い]の差としては、[捜索買い]はあくまで昔に遡っての行為であって、
[指名買い]は今後販売される単行本に対しての行為になると考えます。
過去と未来と言えば分かり易いでしょうか。
[まとめ買い(まとめがい)]
通常は衝動買いと同じ意味合いを持ちますが、今回は過去の単行本をまとめて買うこと、とします。
[捜索買い]は作者から繋がっていった結果ですが、[まとめ買い]の方は特に繋がりはありません。
古本屋でセット販売されているものを買う、と定義した方がよいのかな。
どっちにしろ何も下調べも無くいきなり買うので衝動買いと言った方が良いかもしれません。
魁!!男塾とか聖闘士星矢を古本でまとめて買ったのが思い出深いです。
あとは麻宮騎亜のコンパイラ・1〜3とか。ちなみに前者は大学でゼミの備品として置いてきています。
最近は古本屋にあんまり行かないので、まとめ買いも殆ど無いですね。
[内容買い(ないようがい)]
あんまり作画とか好きでは無いけどもの凄く面白いから、面白さを優先に買うこと。
これは自分以外にあんまり無いかもしれません。
凄く個人的なことですが、マンガに関しては作画を非常に重要視します。
パッと見であんまり好きではない作画だったりすると殆ど買いません。
そんな中で雑誌の購読や立ち読みとかで、余り好きでは無いタッチの作画だけど内容がとにかく面白い、
と言うような、自分の作画の好みよりも話の面白さが凌駕した時に買う。
これが[内容買い]です。
闇のイージスとジーザス、蒼天航路やヘルシング、BASARAとかがこれに当たるかな。
どの単行本も非常に激しい作画で普通なら買わないところですが、
どれもこれもとにかく面白かった(または、面白い)。で、買いました。
今は、ブラックジャックによろしく、が少し気になってます。
読んだことが無いので今のところは[内容買い]には至りませんけれども。
[惰性買い(だせいがい)]
これ、非常に良くないことなんですが、持っている単行本の続刊が出たから買う。
ただそれだけ。惰性以外の何者でもありません。
今まで買っていて余り面白いと感じていなかったけど、
単に続刊が出たから買うという行為。これ、作者にも失礼な話だし、財布にも優しくありません。
自分では極力避けようと思っています。
でも途中で止まったままで置いておくと、どうしても続きが買いたくなってしまい、
精神衛生上、非常に宜しくありません。そんな場合は思い切って古本屋に売る。そうしてます。
ももいろシスターズとかセンチメントの季節、藍より青し、とかがそれに当たりました。
どれも人気があるようですが、自分には合わなかったです。残念ながら。
とまあ色々と並べてみましたが、如何なものでしょう。
考え無しにマンガを買い続けていると思われがちですが、
一応こんなことを考えながら買っているつもりなのです。
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