2001年08月25日
1997年からはじめた身の回りのコンピュータ全体の日記コーナーです。
仕事でソフトウェア開発をやっているので、仕事も趣味もコンピュータです。 そんな生活の中で起こったことや気づいたことを紹介します。
毎日書いてるわけではないのですが、のらりくらりと続いています。
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T-ZONE にメール2(NAVIS-USB)
MPEG2 USB キャプチャカード NAVIS-USB のトラブルの続きです。
T-ZONE のサポートに次のような2回目のメールを出しました。
XXと申します。 よろしくお願いします。 レシートNO: XXXXX-XXXXXX-X カードNO: XXXXXXXXXXXXXXXX ・12/21 にT-ZONE 本店5F でMPEG1/2 USB エンコーダ NAVIS-USB という製品を購入し、 ・不具合についてこちらのサポートメールアドレス宛てに連絡させていた だき(2000/12/23)、 ・2000/12/28 に T-ZONE 本店5F にて担当のXXさんに製品を交換 してもらいました。 ところが交換してもらった新しいNAVIS-USB に前回とは別の不具合があるので サポートをお願いする次第です。 症状 1. NAVIS-USB をUSB ケーブルで接続した状態ではPC(IBM ThinkPad i シリーズ 1124 2609-53J)の電源が入りません。 2. NAVIS-USB に専用AC アダプタがささっていても、ささっていなくても、 交換してもらったNAVIS-USB が接続されているとPC の電源が入らない のです。 3. 交換前のNAVIS-USB は接続してもPC の電源を入れることができましたし、 USB レベルの認識はできていました 4. NAVIS-USB を接続しない状態ではPC を起動することができます。 5. このPC のUSB に別のUSB デバイス(corega FEther USB-TX というイーサ ネットデバイス)を接続すると正常に動作するのでPC 本体のUSB まわり は壊れていませんし、BIOS やOS(Windows2000)のUSB 設定も問題ないと 思います。 6. 付属のUSB ケーブルではなく、別のUSB ケーブルに代えてみても1, 2 は 同じです。 7. AC アダプタが繋がっている場合、NAVIS-USB 本体のPower ランプは点灯 しています。 ThinkPad 1124 の概要 購入時期 2000年7月 CPU セレロン450MHz チップセット 440MX メモリ 本体64MBytes + 増設128MByts ハードディスク 12GBytes OS Windows2000 + ServicePack1 BIOS 2000/12 版の最新版に更新済 他の周辺機器 PCMCIA カード(3Com 3CCFE575CT-JP 10/100 イーサカード) 付属のThinkPad 専用AC アダプタを接続して使用 私としては2回も連続で製品に不具合があり、大変ショックを受けています。 この製品の不良率は正直なところどうでしょうか。 サポートを通してこの製品が良好に動作するようになるのが一番望ましいの ですが、見通しがよくないようでしたら同等の別製品への交換(Windows2000 で動作, USB, MPEG2, コンポジット端子, S端子)や返金も含めて提案をお願 いします。 念のために前回のメールを全文添付します。 --------------------------------------------------------- (前回のメールは12月25日の日記を参照)
NAVIS-USB は返品
土曜日にT-ZONE から丁寧な連絡がありました。 要約すると、という内容でした。別のUSB 機器でThinkPad i シリーズで似たような症状が 発生したことがあり、相性問題と思われる 今回は返金します
とても残念ですが、返金していただきました。
I・O DATA USB-CAP2
ですがThinkPad+Win2000+USB+テレビのかわりという気持ちは諦めきれず、 I・O DATA USB-CAP2 を購入しました。
この製品はNAVIS-USB と違ってMPEG1 エンコードですし、Windows2000 はサポート されていません(IO DATA のWeb でWin2000 ベータ版ドライバ (リンク切れ)は公開されています)
サウンドはこのデバイスでは入力できず、PC 本体のライン入力から取り込みます。 TV チューナは内蔵されていません。
Win2000 ドライバをダウンロードしてセットアップすると、ビデオデッキからの 映像と音声をThinkPad で見れました!(320x240)
こんな簡単でいいのか、という感じです。
見るだけならファイルに書き込む必要はありません。
CODEC の選択で『Microsoft MPEG-4 Video Codec V2 』を選択するとMPEG4 らしき形式でファイルにキャプチャもできました。
ライン入力からの音声もいっしょに取り込めます。
RS/6000 のイーサを100M に設定する
会社でサーバタイプの大型ワークステーションIBM RS/6000 F80 をさわることができます。
他マシンとのFTP が遅いので調べてみると、ハブの100M ランプが点灯しておらず、10M 接続のようです。
あれれ? と思って発注書類を確認してみると、構成仕様にはEthernet Adaptor とは書いてあるものの、どこにも100M の文字がありません。
でもよく調べてみるとデフォルトが10M 半二重固定に設定されているだけのようです。
オートネゴシエーションに変更すると100M 全二重にできることがわかりました。
100M 化設定方法(AIX 4.3.3)
- root でログインし、ターミナルから管理コマンドsmitty を実行
- トップメニューから『デバイス』を選択
- 『通信』を選択
- 『イーサネット・アダプタ』を選択
- 『アダプタ』を選択
- 『イーサネット・アダプタの特性の変更/表示』を選択
ここで変更したいイーサネットアダプタを選択
例 『ent0 使用可能 21-08 IBM 10/100 Mbps イーサネット PCI アダプター』- 『メディア・スピード』 にカーソルを合わせてF4 キーを押し、
- 『Auto_Negotiation』 を選択してEnter
- 『データベースだけに変更を適用する』 にカーソルを合わせてF4 キーを押し、 『はい』 を選択してEnter
- 再度Enter
- F3 キーを5回押し、トップメニューに戻る
- 『システム環境』 を選択し、ENTER
- 『システムの停止』 を選択し、ENTER
- システムが停止してから再起動
世の中には10M イーサ設定のままで使われている不幸なRS/6000 がたくさんいるのでしょうか...
Slackware-7.1 ブータブルインストールCD
CD-ROM ドライブから起動できる、Slackware-7.1 のインストールCD-R が必要となり作成しました。
(株)アスキーのUNIX Magazine 1999 8,9 月号の特集 『CD-R で作るブータブル・リカバリーCD』がとても参考になりました。
以下、私がSlackware-7.1 のブータブルインストールCD-R を作成した時の手順を記述しますが、 作業内容の意味を詳しく知りたい場合はこのUNIX Magazine の記事を参照してください。
●0. (参考)使用した環境
環境は次のとおりです。
マシン AT 互換機(Celeron 433MHz) OS Slackware-7.1 Linux (kernel 2.2.18) CD-Rソフト cdrecord-1.9(Slackware 付属のものではなく、最新版を自分でmakeしたもの) CD-R ドライブ PLEXTOR PX-W1210TSE/BS (Ultra SCSI, BURN Proof) SCSI カード Adaptec AHA-2940U
●1. ファイルの入手
近くのFTP サイトから、slackware-current のを入手します。
- bootdsks.144(の中の、自分に必要なファイル)
- rootdsks(の中の、自分に必要なファイル)
- slakware ディレクトリ以下全部
CD-ROM ブートのための2.88M フロッピイメージがSlackware から提供され ているのですが、国内のミラーサイトにはないようですので、 こちら(ftp のリンクです。2024年現在、Web ブラウザはftp リンクをサポートしていないのでクリックしてもつながりません) 等から.eltorito ディレクトリ (見えないけど存在します)の内容を入手します。
これらを配置すると、ディレクトリ構成は次のようになります。
slack71/ | +-- .eltorito/ | +-- bootdsks.144/ | +-- rootdsks/ | +-- slakware/
(CD-ROM ブートでしかインストールをしないのであれば、bootdsks.144 やrootdsks はいらないですね)
●2. ISO イメージの作成
ブータブルなISO イメージの作り方は .eltorito/README に記述されています。
mkisofs の引数がポイントです。
ただし、README の中で記述されている、mkisofs の-a オプションは現在は廃止されているようなので、指定しません。
% cd slack71 % mkisofs -o /tmp/slack71.iso -R -V "Slackware Install" -v \ -T -d -D -N \ -b .eltorito/eltorito.img \ -c .eltorito/eltorito.boot \ -A "Slackware Linux" .注意: この例では/tmp にISO イメージ(slack71.iso)を作成していますが、 disk の空き容量には注意して下さい
●3. ISO イメージの確認
作成したISO イメージを確認するために、
# mount -o loop -t iso9660 /tmp/slack71.iso /mnt
とするとISO イメージをマウントできますので、
# ls -al /mnt
等して確認します。
# umount /mnt
でISO イメージをアンマウントします。
●4. 焼き込み
イメージをCD-R に焼き込むために、
# cdrecord -scanbus
でCD-R ドライブのSCSI ID 等を調べます。
私の場合は 0,4,0 でした。
# cdrecord -v dev=0,4,0 speed=12 /tmp/slack71.iso
で焼き込みを実行します。
注意: 0,4,0 はCD-R のSCSI ID 等で変化しますし、speed=12 はCD-R ドライブとCPU の能力を考慮して設定します。
AIX ログイン可能ユーザ数の変更
IBM のワークステーションRS/6000 のOS AIX4.3.3 では同時リモートログイン可能なユーザがデフォルトで2 に設定されています。
リモートマシンからtelent できる数がたった2 端末なのです。
例によってSMIT (メニュー形式のシステム管理ユーティリティー) でこの制限を変更することができました。
設定方法
- root でsmitty を起動
- 『システム環境』を選択
- 『ライセンス・ユーザ数の変更/表示』を選択
- 『固定ライセンスの最大数』を選択
このメニューの中で、『固定ライセンスの最大数』がデフォルトでは2 になっているので好きな値に変更し、ENTER キーを押して登録します。
システムを再起動すると新しい値が反映されます。
この値を増やすために追加のライセンス購入が必要なのかどうか現在不明です。
値の名前が『固定ライセンスの最大数』なので、 追加のライセンス購入が必要なのかもしれません。
しかし印刷物やWeb を調べてもどこにも明確に記述されておらず、 わざとあいまいにしているような意図を感じます。
怪しいHTML メール
私のメールソフトはHTML メールをパースせずに、そのままのHTML が表示されます。
よく英語で迷惑な広告HTMLメールが来ますがすぐ捨ててます。
でも、ちょっとかわったHTML メールに目が止まりました。
From はfriend@localhost.net というメールアドレスで、 To はUndisclosed.Recipients@localhost.net になってました。
- メールはHTML メールで、HEAD タグはなし
- BODY タグの中にはscript タグとその中身があるだけ
- script タグではLanguage は指定されていない
- script タグの中では最終的に document.write (s); というのが実行される。
- このwrite に渡される s というデータは直前で var s= Merlin(sJsCmds); を実行して計算している
- Merlin という関数は3行のコードだけど、キャラクターコードを3 つシフトするデータ変換をしている模様
- Merlin という関数が受け取る引数 sJsCmds は約1500 バイトのデータで、 そのままの見た目では意味不明の英数字文字列になっている
模式的に書くと、
HTML タグ BODY タグ script タグ Merlin 関数の定義 sJsCmds 変数の定義(約1500バイトの文字配列) var s= Merlin(sJsCmds); document.write (s); script タグ終わり BODY タグ終わり HTML タグ終わり
のようになっています。
ようするに、HTML メールとして見た場合、 受け取った人にはdocument.write (s); の結果だけが目に見えるはずです。
(JavaScript ですね。)
でもその内容は暗号化されていてソースを見ててもどういう文字列に 展開されるのか予想がつきません。
document.write (s) で書くのは危険なので、自分で用意したTEXTAREA に s の内容を吐くように改造してブラウザで実行してみると、 オンラインショッピングサイトの宣伝みたいな英文の内容でした。 怪しい〜
気に入ったらここをクリックしてちょうだい、 のところをクリックするとどこかのページにアクセスするみたいです。
でもその時のURLにごちゃごちゃGET 引数が付いてて、そのパラメータ名がステルスキーとか、 尋常ではありません。 ひょっとしてこちらの大切なデータがそこに盗まれてしまうのかな? という感じです。
『Windows でGNU ソフトウェアを使おう!』
ASCII の書籍 『Windows でGNU ソフトウェアを使おう!』 (ISBN4-7561-3674-5)を購入しました。1,980円でした。
付属のCD-ROM にDOS 版(DPMI)のGNU コマンド類のバイナリや、 Windows9X/NT 系用のCygwin が付属しています。
Cygwin 環境上で(多くは日本語化された)各種アプリケーションをRPM で配布する Project HeavyMoon (リンク切れ) のパッケージも収録されています。
Cygwin を入れると、OpenSSL やOpenSSH のバイナリも入りました。
最初、Cygwin は専用のbash からしか使えないような印象を受けましたが、 PATH にCygwin のコマンドディレクトリを通すとWindowsNT4.0 のコマンドプロンプトから様々なCygwin 版プログラムを使えるようになりました。
telnet.exe やssh.exe でSlackware-7.1 Linux にコマンドプロンプトから接続できました。うれしい。
そのままではSlackware のvi やemacs 等スクリーン指向のソフトウェアは 使えませんが、Linux 側の環境変数TERM をansi やpcconsole に設定する(例 export TERM=ansi)とvi やemacs もコマンドプロンプトからリモートで使えました。
Windows ではTERM をCMD と設定しているので、Linux 側で /usr/lib/terminfo/C というディレクトリを作成し、そのなかでCMD というシンボリックリンクを pcconsole に対して張りました。
最初はemacs-20.7 で日本語を表示出来ませんでしたが、EUC にしていたためで .emacs で日本語設定をシフトJIS にすると表示できるようになりました。
WindowsNT4.0WS でsshd
書籍『Windows でGNUソフトウェアを使おう!』の付録CD-ROM(3月9日の日記を参照)を用いてWindowsNT4.0WS にインストールしたCygwin のsshd(OpenSSH のサーバ) を使えるようになりました。
これでリモートからWindowsNT にOpenSSH で接続しコマンドを実行できます。
手順(Cygwin はインストール済とします)
- /usr/doc/Cygwin/openssh-2.3.0p1.README を読む
- /bin/ssh-config を実行する
==>/etc の下に設定ファイルやキーが作成される
- /etc/sshd_config を次のように編集する
- PasswordAuthentification をyes に修正
- UseLogin no の行をコメントアウト
- RSAAuthentification をno に修正
- NT のユーザマネージャを用いて自分に対して次の権限を付与する
- サービスとしてログオン
- クォータの増加
- オペレーティングシステムの一部として機能
- プロセスレベルトークンの置き換え
- Cygwin の /var 配下にlog ディレクトリを作成する
- touch /var/log/lastlog で空のlastlog ファイルを作成する
- 一旦NT からログアウトし、再度ローカルログオン
- Cygwin のbash から/usr/sbin/sshd を起動(& なしでデーモンになり、プロンプトに戻る)
これでリモートからWinNT にSSH で接続できるようになりました。
sshd を停めたい場合はps でsshd のPID を調べて kill (PID) でOK です。
不具合としてはexit 時にうまくコネクションを切断できないようで、 クライアント端末が解放されません。
私はexit するのではなく、ps を実行して自分を司っていると思われるsshd プロセスをkill して抜けています。
迷惑メール撃墜プログラムを公開開始
最近SPAM メール(迷惑メール)が増えてきました。
sendmail 等の、メールサーバを自分で管理できる場合はそちらで対処できるんですが、 プロバイダにダイヤルアップしてPOP でメールを取り込む環境ではどうしようもありませんでした。
そこでMeadow に付属するmovemail というプログラムのソースを参考に、 設定ファイルに記述したメールをPOP サーバ上で削除するプログラムPopDeleSPAM.exe を作成しました。
自作ソフトウェア のページで公開しています。
#もっといい名前ないですかね
仕組みとしては、POP サーバにsocket で接続してTOP というPOP プロトコルの命令でメールヘッダのみを取り寄せて、 設定ファイルに書かれた条件に該当するメールをPOP プロトコルのDELE コマンドで削除するようにしています。
POP プロトコルまわりはmovemail のpop ライブラリをそのまま使用していて、 そのおかげでAPOP にも対応できています。
Windows2000 のインストール
会社のPC にWindows2000Professional をインストールしました。
ASUS のApollo Pro133A チップを使用したマザーボードなのですが、 ものすごく不安定でWin2000 のインストール中にCD-ROM からディスクへのファイルのコピーがエラーになってしまいます。
これはインストールメニューが起動するときにF5 キーを押してStandard PC を選択することで回避できました。 (ACPI は使えなくなります)
IBM FTOOL
Win2000 を入れた会社のPC がとても遅いので、HDBENCH で測定してみたところ、 disk のREAD とWRITE がそれぞれ1880, 1676 しか出ていませんでした。 毎秒2M byte も出ていないわけです。
いろいろ情報収集してみたところ、IDE のUltraATA100 にWindows2000 が対応していないための不具合とわかりました。
Win2000 SP2 が出るまでは、 マザーボードメーカから提供される専用のドライバを入手するか、ない場合はdisk のメーカのツールでIDE disk のモードをUltraATA 66 に設定すると改善されるそうです。
disk はIBM IC35L060AVER07 (60G IDE)なのでIBM のhttp://www.ibm.com/diskdrive/ (リンク切れ)からFTOOL という設定ソフトウェアを入手しました。
インストールシールドの案内に沿ってフロッピーディスクにFTOOL をインストールし、そのフロッピーで起動することでメニュー形式でUltraATA の設定を66 に変更。再起動するととても早くなりました。
再度HDBENCH で計測するとREAD, WRITE がそれぞれ22236, 16227 でした。 10倍程早くなったわけです。
最近のIDE HDD にWindows2000 を入れると何か遅い、 という場合はこれが原因かもしれませんね。
ちなみに6月にはWin2000 SP2 の日本語版が出るそうです。これをあてるとUltraATA100 で動作するそうです。
WinNT が起動するとキーボードが使えなくなる
テンポラリで来ていただいていた方が使っていたWinNT BOX を別の人が使えるように整備しようとしたのですが、キーボードが反応しません。
起動時のBIOS セットアップメニューではキーボードが使えるのに、WinNT4.0 が起動するとキーボードが効かず、正規シャットダウンもできません。 マウスは使用可能なのですが、キーボードはCapsLock キーを押した時のLED もつかないのです。
これ、実は前に使っていた方がCTRL キーとCaps キーを入れ替える設定にしていたのが原因でした。
WinNT を起動した画面ではCTRL+Alt+Del でログインダイアログを出さないといけないのが、Caps キーと入れ替わっているために出ず、 キーボードが効かないと勘違いしていました。
Caps キーを押しても実はCTRL キーに置き換わっているので、 LED もつかないわけですね。
おもしろいクイズですね。
Linux でUSB イーサアダプタ
USB イーサネットアダプタがLinux で使用できるかどうかを確認してみました。
SoftwareDesign誌 2000/8 月号p.143 の『USB ホゲり道(前編)』でkernel 2.2.X でUSB を使う方法が紹介されています。
基本的にこの記事の通りに作業することで、Slackware-current 2001/06/10 版のkernel 2.2.19 環境でCorega FEther USB-TX を認識できました。
記事ではkernel 2.3.X のUSB ドライバ等を2.2.X に適用するバックポートパッチを使用するような流れになっていますが、kernel 2.2.18 以降はこのバックポートパッチが取り込まれていてパッチ不要のようです。
確認に使用したPC は自作機でチップセットはVIA Apollo PRO, VIA なのでUSB コントローラはUHCI系です。
実行した操作は次のとおりです。
# modprobe usbcore # modprobe usb-uhci
ここでdmesg でUSB ドライバがロードされたことを確認。
続いて、
# mount -t usbdevfs none /proc/bus/usbでproc ファイルシステムに登録して、
# modprobe pegasusとしてからFEther USB-TX を接続すると、 このイーサアダプタが認識され、ifconfig でeth1 として見えるようになりました。
PlayStation2 Linux
6/20 では受け取れないので、6/23 に配達日指定していたPS2 Linux beta が土曜日に届きました。
感想インストールしてから、しばらく遊んでみました。
- キーボードは固めのタッチでいい感じです
- DVD disk の裏は青ではなく、銀色です
- インストールはパソコンみたいに、ディストリビューション(RedHat?) のインストーラでパーティション切ったり、 入れたいパッケージを選択したりします
- 7年前に購入したMAG MX-17S(17inch CRT)はめでたくSync On Green に対応してました
- 起動すると、最初はCRT にノイズが出るだけで何も映りません。 DVD からRuntime Environment(ローダのようなソフト) が起動すると、 ビデオモードが切り替わってPC CRT に画面が映ります
- Netscape Navigator 等の、強力なブラウザがありません
- PC Linux の経験者が対象のようです。 初心者はインストールすらできないでしょう。
インストール画面も全て英語です。
やったこと
- /etc/inetd.conf のtelnet, ftp のコメントアウトを解除して、 killall -HUP inetd でtelnet とftp のサーバを使えるように設定
- startx すると、デフォルトでは800x600 の解像度になります。 /etc/X11/XGSConfig というテキストファイルの最後のほうで、Depth 24 の1024x768 の設定がコメントアウトされているので、 これを修正すると1024x768 で映るようになりました
- /etc/rc.d/rc.local を修正して/usr/bin/jserver を起動時に開始するように設定
- emacs-20.7 +Wnn パッチを自分でmake
- Apache 等の手動起動は/etc/rc.d/init.d/httpd start 等のようにする
- man -k player とかができず、どうやってwhatis 設定するんだっけ、 と悩んでいると午前4時にdisk ががちゃがちゃ動き出してman -k でコマンドを検索きるようになりました。
(makewhatis かな?)
Disk のノイズ(PS2 Linux)
先日、PS2 Linux のdisk の電源が入っている間、近くのテレビの6ch の画面にものすごいノイズ(斜めの縞模様の波)が生じることに気づきました。
disk が悪いのか、IO カードが悪いのかは不明です。 テレビはSONY 製の小型テレビ KV-14GV1 でアンテナは室外の八木アンテナに同軸ケーブルで接続しています。
起動して、2回エンターを押してしばらくしてからdisk の電源が入った時にノイズが始まります。
Ctrl+Alt+Delete でLinux を終了し、disk の電源が切れるとPS2 の電源は入っていてもノイズは消失します。
この件に関してWeb のSCEI のサポートフォームから報告しました。
後日電話で連絡が来ました。
とのことでした。
- SONY でも障害を再現できた
- 直接的な対策はない
- テレビのアンテナ線をPS2 のdisk から離すと軽減できる
- disk のケーブルやdisk 用AC アダプタのケーブルには既にフェライトコアが付いているが、LAN ケーブルにも自分でフェライトコアを入れるといいかもしれない
なるほど、disk ではなくLAN のケーブルからノイズが漏れるのかな、と思いLAN ケーブルをはずして確認してみたところ、ノイズはなくなりませんでした。 やっぱりdisk の方なんじゃないかと思います。
正規の製品版では改善されることを望みます。
マザー入れ替え中に事故
3台目PC の中身(Pentium2 マザー)を1台目PC のケースに移すことにしました。
バラして作業をすすめ、電源を入れるとかすかにコゲ臭い香りが..?
気のせいかな、と思いましたがCRT の画面には何も映りません。
電源を切って、接触不良がないか、カードや配線を確認してみました。 異常無し。
ノートパソコンでCRT とCRT ケーブルが生きていることも確認できました。
リソースがぶつかったのかと、サウンドカードやMIDI インタフェースカードなどを1枚1枚抜いて電源を入れ、 画面が映るかどうか確認していきました。
ネットワークカードを抜いても画面が映らないので、おいおい、SCSI 抜いたらdisk 動かないじゃん、と思いながらAdaptec のPCI 2ch Ultra Wide SCSI カード(AHA3940UWD) を抜いたとき、私の目は点になってしまいました。
「げ、LSI がコゲてる!」
2つ載っているAdaptec のASIC は無事でしたが、PCI のブリッジと思われる、DIGITAL(DEC)ブランドのLSI がコゲているではありませんか!
こげた3940UWD
こげたLSI のアップ
このSCSI カードを抜くと画面は映るようになりました。 フロッピーでOS も起動できました。
SCSI カードは焼死したものの、幸いマザーやCPU は無事だったようです。
どうしてLSI がコゲたのでしょう。ホコリでショートでもしたのでしょうか? 5万円もする高級カードだったのに...
IntraServer ITI-4280UE
SCSI disk やDDS テープを使いたいのでSCSI カードは必須です。 秋葉原に新しいSCSI カードを買いに出かけました。
湘南通商(ジャンク屋さん)でIntraServer 社の ITI-4280UE(リンク切れ)というPCIカードのバルクを1万円で購入しました。
このカードは、SYMBIOS のUltraWide SCSI(53C875) を2ch とDEC の100BaseT(21140-AF) を1枚のカードにまとめた多機能カードになっています。
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4280UE-S という製品も存在するようで、-S がつくモデルではSparc マシンでも使えるようです。
(IntraServer 社は今はLSI ロジック社に買収されたようです。)
また、東京ラジオデパートの地下1階のジャンク屋さんではHP C1599 SCSI DDS2 ベアドライブ中古が8,000円だったので衝動買いしてしまいました。
帰宅して、4280UE を入れ替え中のPC に入れてみましたが、Symbios のSCSI BIOS のクレジット画面が出たところで固まってしまいます。
disk 等のSCSI デバイスをつないだり、はずしたりしても同じです。
オフィシャルサイトで公開されている、マニュアル(PDF) に従ってターミネータを設定するディップスイッチをあれこれ操作しても、 同じ場所で起動が固まってしまいます。
あれこれ試してみたのですが、どうもこのマザーボードでは正常動作しないようです。
壊れたAdaptec 3940UWD も、SCSI が2ch 載ったPCI ブリッジ搭載カードだったというのが共通点なのですが、PCI ブリッジがまずいのかな?
メルコ IFC-UWPB
別のマザーではどうか試してみたいところですが、今は一刻も早くPC を復旧したいので近場でメルコ IFC-UWPB(リンク切れ)というUltraWide SCSI カードを7000円程で購入しました。
Linux で動くかどうかわからず冒険でしたが結果的にはOK で、Slackware-7.1 のインストールCD を起動できました。(AdvanSys のSCSI チップが載っています)
少し試してみたところ、このIFC-UWPB はWindows2000 のインストールはうまくいかないようです。
マニュアルにも、ンストール済みのWindows2000 環境に追加でこのカードをセットアップする方法は書いてあるものの、 Windows2000 の新規インストールの方法は記述されていません。
メルコのWeb にも特に関連のある情報は記載されていませんでした。
Windows NT 4.0 WS はマニュアルに記載されている手順で、付属のドライバFD でインストールできました。
HP C1599
HP のDDS ドライブC1599 はLinux で動作しました。
ドライブ底面のDIP スイッチの設定はNo1 から順に、 On, On, Off, Off, Off, Off, On, On です。
これとは別に裏面の電源コネクタ上に(SCSI ID)0, 1, 2, TP (多分、ターミネータパワー)という4つのジャンパがあり、このうちSCSI ID No 2 以外の3つがショートになっています。 現在SCSI ID は3 になっています。
ドライブに貼られたラベルにもC1599 と記載されているのですが、私はHP 1599 というDDSドライブは聞いたことがありません。
OS 起動時のメッセージではC1533A と認識されました。1533 はよく聞く型番ですね。
LILO がWindowsNT のパーティションID を書き換えてしまう
Pentium2 ベースに入れ替えた1台目PC にSlackware-7.1 (2001/06/12版) をインストール完了しました。
Linux のLILO はSlackware とPC-DOS を切り替えて起動できるように設定しました。
PC-DOSを選択した場合はまずWindowsNT のブートメニューが起動してそれでDOS とNT のどちらを起動するのか選択できます。
ところが、Slackware をインストールしてから、PC-DOS やWindowsNT 4.0 が起動できなくなりました。
lilo.conf を確認すると、map-drive という見慣れない設定が入っていたのでコメントアウトすると、Windows NT のブートメニューからDOS は起動できるようになりました。
でもそのメニューからWindowsNT を起動しようとすると起動に失敗してブルーバック画面になってしまいます。
ブルーバック画面のメッセージは、
STOP: c000021a {Fatal System Error}
The Session Manager Initialization system process terminated unexpectedly with a status of 0xc00003a(0x00000000 0x000000000)
となっていました。
linux を起動してfdisk で調べてみると、Windows NT のNTFS パーティションのID が本来は0x7 のはずなのが、0x17 (Hidden HPFS/NTFS) に変わっています。
t コマンドで0x7 に修正して書き込んで再起動しても、NT のローダを呼び出すときに誰かがまた0x17 に書き換えてしまうようで、起動できません。
結果としてこの障害の原因はLILO でした。
もっと新しいSlackware-7.1 のChangeLog.txt の Thu Jun 14 23:36:06 PDT 2001 の記述に次のようなものがありました。
a1/lilo.tgz: Patch liloconfig to add this to the lilo.conf: change-rules reset Apparently LILO has been rewriting partition tables at boot time, sometimes with nasty side effects. The documentation says this: "This option is _dangerous_ and it is disabled by default." But is _is_ enabled by default, and was changing partition IDs on NT so that NT wouldn't boot. Not good! Adding those two lines turns this behavior off. 訳) a1/lilo.tgz 次の2行をlilo.conf に追加するように、liloconfig にパッチ change-rules reset どうやらLILO は起動時にパーティションテーブルを書き換えているらしい。 このため、しばしばひどい副作用をもたらす。 (LILO の)ドキュメントには 「このオプションは *危険* である。デフォルトでは無効になっている」 と書かれてある。しかし、しかし、デフォルトで有効になっているのだ! そしてNT のパーティションID を書き換えていたため、NT が起動しなかった。 なんてことだ! 上記の2行を追加することで、この作用を止めることができる。
爆笑してしまいました。
2001/06/15 以降のSlackware-7.1 か、Slackware-8.0 では改善されているようです。
(注意: 2001/07/26 これは間違いです。直ってないようです)
私は、新しいslakware/a1/lilo.tgz をダウンロードして、lilo.tgz を格納したディレクトリでroot で
installpkg lilo
を実行してインストールし、liloconfig コマンドでlilo.conf の再作成とMBR へのインストールを行いました。
それでもNT のローダを呼び出すときに、パーティションID がまだ書き換えられてしまう(何故だ?!)ので、手動でlilo.conf からmap-drive の記述を削除し、上記の
change-rules
reset
を書き加えてlilo -lでLILO をインストールし、NT が起動できるようになりました。
Slackware-8.0 のブータブルインストールCD-R
Slackware-7.1 までは、.eltorito ディレクトリ中のファイルを使ってCD ブート可能なインストールCD-R を作成していました。 (2001/02/07 の日記を参照)
Slackware-8.0 からは、isolinux ディレクトリ中のファイルを使うように変更になっています。
この新しい方式ではCD ブートの時に使用するlinux カーネルをメニューから選択でます。
Slackware-8.0 のインストールパッケージのうち、自分に必要なものをftp で入手(必要無いものは入れないようにしないと、CD-R 1枚に収まらないようです) し、isolinux/README.TXT に説明のあるようにisolinux のひとつ上のディレクトリで
mkisofs -o /tmp/slakware.iso -R -V "Slackware Install" \ -v -d -D -N -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table \ -b isolinux/isolinux.bin \ -c isolinux/isolinux.boot \ -A "Slackware 8.0 Install CD" .でiso イメージを作成します。
-no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table といったパラメータが今回のisolinux からの特徴のようです。
# mount -o loop -t iso9660 /tmp/slakware.iso /mntでイメージをマウントしてみてls -al /mnt 等として確認し、
# umount /mntでアンマウントしてから
# cdrecord -v dev=0,4,0 speed=12 /tmp/slakware.isoのようにしてCD-R に焼き込みます。
ここで、dev=0,4,0 はSCSI ID 等によってかわるので、
# cdrecord -scanbusで調べた値を使用します。
こうして作成したブータブルCD-R でPC を起動し、boot: プロンプトでF1 キーを押すとカーネル選択の説明が表示されます。
更にF2キーを押すと、選択可能なカーネル名のリストが表示されます。
例えばscsi245.s と入力すると、各種SCSI ドライバに対応した2.4.5 のカーネルで起動します。
2001/07/26 追記
Slackware-8.0 のFTP サイトのisos ディレクトリの中に、そのままCD-R に焼けるiso イメージが置かれているようです。
これをダウンロードすると自分でmkisofs をやらずにすみそうです。
続: LILO がNTFS のパーティションID を書き換えてしまう
2001/07/23の日記で、
「最近のSlackware に入っているLILO が他OS 起動時にNTFS のパーティションID を0x17に書き換えてしまう障害は2001/06/15 以降のSlackware-7.1 か、Slackware-8.0 では改善されているようだ」
と記述しました。
しかし、少なくとも、Slackware-8.0 では直っていないようです。
せっかくSlackware-8.0 の起動CD-R を作成したので、先日入れた7.1 を削除して8.0 でインストールし、直っていないことに気づきました。
回避方法は2001/07/23の日記に記述した通りです。
ATI XPERT2000 をXFree86 4.1.0 で使う
構築中のSlackware-8.0 に入ったXFree86 4.1.0 で、ATI のAGP ビデオカードXPERT2000 を動かしてみました。
xf86config の対話メニューでRage128 を選択しても、startx の時にデバイスが検出されずにエラーになってしまいます。
検索したところ、 『ATI Rage 128 X-Server HOW-TO』( http://avis.lightband.com/david/rage128-howto.html) (リンク切れ)というページを発見しました。
このページを参考にさせてもらい、/etc/X11/XF86Config ファイルに自分で
Driver "r128"
ChipID 0x5246
というおまじないを記述することで1280x1024 24bpp で映すことに成功しました。
私のXF86Config をこちらで公開します==> XF86Config_Xpert2000
といった細部設定になっています。
- Logitech MouseMan を/dev/mouse (正体はシリアル)で使用
- 101 キーボード
- モニタはSONY 21PS
- XPERT2000 のビデオRAM は32M
Linux でATAPI CD-R を使う
Slackware-8.0 をインストールしたPC にはPlextor のATAPI 16/10/40 倍速CD-R/RW ドライブ(PX-W1610TA/BS) を内蔵しています。
disk やテープドライブは全てSCSI なのですが、CD-R ドライブだけが ATAPI 接続になっているわけです。
2000/09/16 の日記で紹介した X-CD-Roast(http://www.xcdroast.org/) でこのCD-R ドライブを使えるようにしてみました。
基本的にLinux ではSCSI のCD-R ドライブのみが使用可能なのですが、 ATAPI のドライブでもドライバでSCSI のように見せかけることで使用できるようになります。
X-CD-Roast 0.98alpha9 のインストール
http://www.xcdroast.org/ からxcdroast-0.98alpha9.tar.gz を入手します。
X-CD-Roast を動かすためには、内部で呼び出すcdrtools -1.10 が必要です。
これはSlackware-8.0 のインストールの時に選択しておくと、 /usr/bin の下にmkisofs やcdrecord 等のコマンドとしてインストールされます。
また、glib, gtk+, libz など、依存するライブラリが他にもあるのですが、 全てSlackware-8.0 のインストール時に(選択することで)入ります。
README によると、コンパイルはいきなりmake でいいそうです。
% make
ところが、make を実行してみたところ、gtk.h とかがなくてエラーになりました。 Slackware-8.0 ではgtk のインクルードヘッダファイルは入らないのでしょうか?
あるいは私のインストール時ミスなのかもしれません。
昨年ノートパソコンにインストールしたSlackware-7.1 でX-CD-Roast をmake できたので、コピーしました。
コピーしてから、
% su
# make install
でインストールできました。
ATAPI CD-R をSCSI に見せるため、カーネルを再構築
ATAPI CD-R ドライブをSCSI に見せかけるため、Linux カーネルを再構築します。
情報源は/usr/doc/Linux-HOWTOs にインストールされているCD-Writing-HOWTO というドキュメントです。
私の使用中のカーネルは2.2.19 です。
これを参考に、
# cd /usr/src/linux
# make mrpoper
# make menuconfig
自分のSCSI カードやネットワークカードの設定に加え、 次のような設定をmenuconfig で行いました。
Block devices の
SCSI の
- 『Enhanced IDE/MFM/RLL disk/cdrom/tape/floppy』を(M)
- 『Include IDE/ATAPI CDROM support』を(M)
- 『SCSI emulation support』を(M)
- 『Loopback device support』を(M)
Filesystems の
- 『SCSI support』を(*)
- 『SCSI CD-ROM support』を(*)
- 『SCSI generic support』を(*)
(最初、『SCSI CD-ROM support』と『SCSI generic support』 を(M) にしていたらsr_mod のmodprobe がエラーになるので(*)にしました)
- 『ISO 9660 CDROM filesystem support』を(*)
- 『Microsoft Joliet CDROM extensions』を(*)
続いて、
# make dep
# make bzlilo
# make modules
# make modules_install
でカーネルと動的モジュールをmake, インストールします。
そして/etc/mudules.conf に
options ide-cd ignore=hda (私のCD-R は/dev/hda なので)
alias scd0 sr_mod
pre-install sg modprobe ide-scsi
pre-install sr_mod modprobe ide-scsi
pre-install ide-scsi modprobe ide-cd
を追記しました。
(hda の部分は、CD-R ドライブに対応するデバイス名となります。
また、すでにSCSI CD-ROM/CD-R 等が存在する場合はscd0 のID 0 をシフトさせて設定することに注意してください)
# /sbin/reboot
でlinux を再起動します。
再起動後、dmesg ではscd0 (SCSI CD-ROM) デバイスの関連メッセージは出ませんが、CD をいれて
# mount -t iso9660 /dev/scd0 /cdrom
とするとCD-ROM がマウントされ、IDE であるCD-ROM ドライブがscd0 でうまく扱われていることがわかります。
このときlsmod すると次のようになりました。
bash-2.05# lsmod Module Size Used by ide-scsi 7568 1 ide-probe 6544 0 (autoclean) ide-cd 24080 0 ide-mod 40800 0 [ide-scsi ide-probe ide-cd] pcmcia_core 45184 0 eepro100 16528 0 (unused) ppp_deflate 40032 0 (unused) ppp 21328 0 [ppp_deflate] slip 7808 0 (unused) slhc 4512 0 [ppp slip] lp 5904 0 (unused) parport_pc 7536 1 parport 7392 1 [lp parport_pc] nls_cp437 3952 2 (autoclean) vfat 9664 1 (autoclean) (sg, sr_mod はカーネルにstatic リンクしているので見えない)
# umount /cdrom でCD-R ドライブを開放すると、xcdroast からうまく使えました。
ちなみに、cdrecord -scanbus の結果は次のように、別のSCSI bus の中にCD-R ドライブが見えました。
bash-2.05# cdrecord -scanbus Cdrecord 1.10 (i686-pc-linux-gnu) Copyright (C) 1995-2001 Jg Schilling Linux sg driver version: 2.1.39 Using libscg version 'schily-0.5' scsibus0: 0,0,0 0) 'IBM ' 'DNES-318350W ' 'SA30' Disk 0,1,0 1) 'ARCHIVE ' 'VIPER 150 25099' '-001' Removable Tape 0,2,0 2) 'IBM ' 'DDRS-39130W ' 'S97B' Disk 0,3,0 3) 'HP ' 'C1533A ' 'A907' Removable Tape 0,4,0 4) * 0,5,0 5) * 0,6,0 6) * 0,7,0 7) * scsibus1: 1,0,0 100) 'PLEXTOR ' 'CD-R PX-W1610A' '1.02' Removable CD-ROM 1,1,0 101) * 1,2,0 102) * 1,3,0 103) * 1,4,0 104) * 1,5,0 105) * 1,6,0 106) * 1,7,0 107) *
in.telnetd の入れ替え
多くのLinux ディストリビューションの telnetd にセキュリティーホールがあるそうです。
その対応で某所で使用しているLASER5 Linux 6.0 Rel2 の/usr/sbin/in.telnetd を入れ替えることにしました。
このバージョンは LASER5 の専用サポートページ(リンク切れ)や、 元になっている RedHat 6.0 のsecurity fix(リンク切れ)でも2001年 2月以降は新規の修正rpm がとまっているようです。
困ったことに Red Hat Linux セキュリティアドバイス (リンク切れ) (RHSA-2001:099-06 telnet パッケージのアップデート) を見ても、RedHat 6.0(J)にはこのセキュリティーホールが存在しないのか、 あるいは単に6.0用の修正rpm が提供されていないだけなのか分かりません。
(私が入れたのはフリー(FTP)版のLASER5 Linux なので、 サポートについてとやかく言うつもりはありません)
仕方がないのでSlackware-8.0 のサイトから
を入手して自分でmake しました。
- netkit-telnet-0.17.tar.gz
- netkit-telnet-0.17.diff
- netkit-telnet-0.17-ayt.patch
この中で、netkit-telnet-0.17-ayt.patch はどうも改行形式がおかしいようでpatch 実行がエラーにります。
mule に付属するcoco が入った別のマシンで
coco "*euc-japan*unix" < netkit-telnet-0.17-ayt.patch > \
netkit-telnet-0.17-ayt.patch.unix
としてUNIX 形式に変換しました。
その他は以下のように普通にmake できました。
% zcat netkit-telnet-0.17.tar.gz | tar xvf -
% cd netkit-telnet-0.17
% cat ../netkit-telnet-0.17.diff | patch -p0
% cd ..
% cat netkit-telnet-0.17-ayt.patch.unix | patch -p0
% cd netkit-telnet-0.17
% ./configure
% make
% su
# make install
SC-8850
先日、2台目PC のOS を入れ替えてWindows2000 Professional ベースにしました。
心配していたHOT-255(PCI サウンドカード)のドライバはWin2000 が持っていて勝手に認識してくれました。
でもRoland S-MPU2(ISA MIDIインタフェースカード) はドライバがありません。
SOUND Canvas SC-88 を鳴らすことができません。
選択肢はいろいろありますがMIDI音源(SC-88)を買ってから6年も経っています。
USB に対応した音源を買ってしまえ、とSOUND Canvas SC-8850 を購入しました。
(S-MPU2 を抜いて拡張スロットを1つ空けることもできます)
SC-88 と比べて技術革新による音質向上を期待していたのですが、 そんなに違いはないようです。
むしろ、カタログにも明記されていましたが、SC-88 互換マップで演奏してもSC-88 と音色が微妙に違っていて違和感があります。
SC-8850 はUSB MIDI インタフェースとしても機能します。 MIDI OUT にSC-88 を接続してSC-88 用に作成されたMIDI ファイルはこちらで演奏するほうがいいようです。
PC -(USB)→ SC-8850 -(MIDI)→ SC-88 という接続です。
Roland のWeb サイトからWindows2000 用のSC-8850 USBドライバを入手してインストールすると、MIDI ポートとしてが見えるようになります。
- Roland SC-8850 PART A
- Roland SC-8850 PART B
- Roland SC-8850 PART C
- Roland SC-8850 PART D
- Roland SC-8850 MIDI OUT 1
- Roland SC-8850 MIDI OUT 2
MIDI OUT につないだSC-88で演奏したい場合は出力ポートを5,6番に切り替えます。
SC-8850 とSC-88 が同時に鳴って音が混ざるようなことはありません。
豊富な音色と128ボイスもあるスペックを活かしたSC-8850 用のデータはSC-8850 で演奏します。
Nifty でMIDI ファイルをかき集めてこなければ。