2001年08月25日

パソコン日記(2001)




1997年からはじめた身の回りのコンピュータ全体の日記コーナーです。

仕事でソフトウェア開発をやっているので、仕事も趣味もコンピュータです。 そんな生活の中で起こったことや気づいたことを紹介します。
毎日書いてるわけではないのですが、のらりくらりと続いています。

特定のテーマで独立したページを書くのは結構大変なのですが、日々の出来事を エッセイ風に書くのはかなり楽なので最近はこちらばかり更新しています。



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2001/08/24(金)

in.telnetd の入れ替え

多くのLinux ディストリビューションの
telnetd にセキュリティーホール があるそうなので、某所で使用しているLASER5 Linux 6.0 Rel2 の/usr/sbin/in.telnetd を入れ替えることにしました。

このバージョンは LASER5 の専用サポートページや、元になっている RedHat 6.0 のsecurity fixでも2001年 2月以降は新規の修正rpm がとまっているようです。

困ったことに Red Hat Linux セキュリティアドバイス (RHSA-2001:099-06 telnet パッケージのアップデート) を見ても、RedHat 6.0(J)にはこのセキュリティーホールが存在しないのか、 あるいは単に6.0用の修正rpm が提供されていないだけなのか、という情報が不明です。

(私が入れたのはフリー(FTP)版のLASER5 Linux なので、 サポートについてとやかく言うつもりはありません)

仕方がないのでSlackware-8.0 のサイト (ftp://ftp.slackware.com/pub/slackware/slackware-8.0/patches/source/tcpip1/) から
を入手して自分でmake しました。

この中で、netkit-telnet-0.17-ayt.patch はどうも改行形式がおかしいようでpatch 実行がエラーにります。 mule に付属するcoco が入った別のマシンで

coco "*euc-japan*unix" < netkit-telnet-0.17-ayt.patch > \
netkit-telnet-0.17-ayt.patch.unix

としてUNIX 形式に変換しました。

その他は以下のように、普通にmake できました。

% zcat netkit-telnet-0.17.tar.gz | tar xvf -
% cd netkit-telnet-0.17
% cat ../netkit-telnet-0.17.diff | patch -p0
% cd ..
% cat netkit-telnet-0.17-ayt.patch.unix | patch -p0
% cd netkit-telnet-0.17
% ./configure
% make
% su
# make install


SC-8850

先日、2台目PC のOS を入れ替えてWindows2000 Professional ベースにしました。 心配していたHOT-255(PCI サウンドカード)のドライバはWin2000 がデフォルトで 持っていて勝手に認識してくれました。
でもRoland S-MPU2(ISA MIDIインタフェースカード) はドライバがなく、SOUND Canvas SC-88 を鳴らすことができません。

選択肢はいろいろありますがMIDI音源を買ってから6年も経っているのでUSB に対応した 音源を買ってしまえ、とSOUND Canvas SC-8850 を買ってしまいました。 (S-MPU2 を抜いて拡張スロットを1つ空けることができますしね)

SC-88 と比べて技術革新による音質の向上を期待していたのですが、そんなに違いは ないようです。というか、(カタログにも明記されていましたが、)SC-88 互換マップで演奏しても、SC-88 と音のバランスが微妙に違っていて違和感があります。
SC-8850 はUSB MIDI インタフェースとしても 機能するので、MIDI OUT にSC-88 を接続してSC-88 用に作成されたMIDI ファイルは こちらで演奏するほうがいいようです。

Roland のWeb サイトからWindows2000 用のSC-8850 USB ドライバを入手して インストール すると、MIDI ポートとして
  1. Roland SC-8850 PART A
  2. Roland SC-8850 PART B
  3. Roland SC-8850 PART C
  4. Roland SC-8850 PART D
  5. Roland SC-8850 MIDI OUT 1
  6. Roland SC-8850 MIDI OUT 2
が見えるようになります。 MIDI OUT につないだSC-88で演奏したい場合は出力ポートを5,6番に切り替えます。
SC-8850 とSC-88 が同時に鳴って音が混ざるようなことはありません。

豊富な音色と128ボイスもあるスペックを活かしたSC-8850 用のデータはSC-8850 で 演奏します。Nifty でMIDI ファイルをかき集めてこなければ。

2001/07/29(日)

Linux でATAPI CD-R を使う

Slackware-8.0 をインストールしたPC にはPlextor のATAPI 16/10/40 倍速 CD-R/RW ドライブ(PX-W1610TA/BS) を内蔵しています。
disk やテープドライブは全てSCSI なのですが、CD-R ドライブだけが ATAPI 接続になっているわけです。

2000/09/16 の日記で紹介した X-CD-Roast(http://www.xcdroast.org/) でこのCD-R ドライブを使えるようにしてみました。

基本的にLinux ではSCSI のCD-R ドライブのみが使用可能なのですが、 ATAPI のドライブでもドライバでSCSI のように見せかけることで使用できるようになります。


X-CD-Roast 0.98alpha9 のインストール

http://www.xcdroast.org/ からxcdroast-0.98alpha9.tar.gz を入手します。

X-CD-Roast を動かすためには、内部で呼び出すcdrtools -1.10 が必要です。 これはSlackware-8.0 のインストールの時に選択しておくと、 /usr/bin の下にmkisofs やcdrecord 等のコマンドとしてインストールされます。

また、glib, gtk+, libz など、依存するライブラリが他にもあるのですが、全て Slackware-8.0 のインストール時に(選択することで)入ります。

README によると、コンパイルはいきなりmake でいいそうです。
% make

ところが、make を実行してみたところ、gtk.h とかがなくてエラーになりました。 Slackware-8.0 ではgtk のインクルードヘッダファイルは入らないのでしょうか? あるいは私のインストール時ミスなのかもしれません。

私は昨年ノートパソコンにインストールしたSlackware-7.1 でX-CD-Roast をmake して、コピーました。(インチキですね。ごめんなさい...)

コピーしてから、
% su
# make install


でインストールされます。


ATAPI CD-R をSCSI に見せるため、カーネルを再構築

ATAPI CD-R ドライブをSCSI に見せかけるため、Linux カーネルを再構築します。 情報源は/usr/doc/Linux-HOWTOs にインストールされているCD-Writing-HOWTO というドキュメントです。
私の使用中のカーネルは2.2.19 です。

これを参考に、

# cd /usr/src/linux
# make mrpoper
# make menuconfig


自分のSCSI カードやネットワークカードの設定に加え、次のような設定を menuconfig で行いました。

Block devices の
  • 『Enhanced IDE/MFM/RLL disk/cdrom/tape/floppy』を(M)
  • 『Include IDE/ATAPI CDROM support』を(M)
  • 『SCSI emulation support』を(M)
  • 『Loopback device support』を(M)
SCSI の
  • 『SCSI support』を(*)  
  • 『SCSI CD-ROM support』を(*)
  • 『SCSI generic support』を(*)

    (最初、『SCSI CD-ROM support』と『SCSI generic support』 を(M) にしていたらsr_mod のmodprobe がエラーになるので(*)にしました)
Filesystems の
  • 『ISO 9660 CDROM filesystem support』を(*)
  • 『Microsoft Joliet CDROM extensions』を(*)


続いて、
# make dep
# make bzlilo
# make modules
# make modules_install

でカーネルと動的モジュールをmake, インストールします。

そして/etc/mudules.conf

options ide-cd ignore=hda  (私のCD-R は/dev/hda なので)
alias scd0 sr_mod
pre-install sg modprobe ide-scsi
pre-install sr_mod modprobe ide-scsi
pre-install ide-scsi modprobe ide-cd

を追記しました。
(hda の部分は、CD-R ドライブに対応するデバイス名となります。また、 既にSCSI CD-ROM/CD-R 等が存在する場合はscd0 のID 0 をシフトさせて設定することに注意してください)

# /sbin/reboot

でlinux を再起動します。

再起動後、dmesg ではscd0 (SCSI CD-ROM)デバイスの関連メッセージは 出ませんが、CD をいれて
# mount -t iso9660 /dev/scd0 /cdrom

とするとCD-ROM がマウントされ、IDE であるCD-ROM ドライブがscd0 でうまく 扱われていることがわかります。
このときlsmod すると次のようになりました。
bash-2.05# lsmod
Module                  Size  Used by
ide-scsi                7568   1
ide-probe               6544   0  (autoclean)
ide-cd                 24080   0
ide-mod                40800   0  [ide-scsi ide-probe ide-cd]
pcmcia_core            45184   0
eepro100               16528   0  (unused)
ppp_deflate            40032   0  (unused)
ppp                    21328   0  [ppp_deflate]
slip                    7808   0  (unused)
slhc                    4512   0  [ppp slip]
lp                      5904   0  (unused)
parport_pc              7536   1
parport                 7392   1  [lp parport_pc]
nls_cp437               3952   2  (autoclean)
vfat                    9664   1  (autoclean)

(sg, sr_mod はカーネルにstatic リンクしているので見えない)

# umount /cdrom でCD-R ドライブを開放すると、xcdroast からうまく使えました。

ちなみに、cdrecord -scanbus の結果は次のように、別のSCSI bus の中に CD-R ドライブが見えました。
bash-2.05# cdrecord -scanbus
Cdrecord 1.10 (i686-pc-linux-gnu) Copyright (C) 1995-2001 Jg Schilling
Linux sg driver version: 2.1.39
Using libscg version 'schily-0.5'
scsibus0:
        0,0,0     0) 'IBM     ' 'DNES-318350W    ' 'SA30' Disk
        0,1,0     1) 'ARCHIVE ' 'VIPER 150  25099' '-001' Removable Tape
        0,2,0     2) 'IBM     ' 'DDRS-39130W     ' 'S97B' Disk
        0,3,0     3) 'HP      ' 'C1533A          ' 'A907' Removable Tape
        0,4,0     4) *
        0,5,0     5) *
        0,6,0     6) *
        0,7,0     7) *
scsibus1:
        1,0,0   100) 'PLEXTOR ' 'CD-R   PX-W1610A' '1.02' Removable CD-ROM
        1,1,0   101) *
        1,2,0   102) *
        1,3,0   103) *
        1,4,0   104) *
        1,5,0   105) *
        1,6,0   106) *
        1,7,0   107) *

2001/07/26(木)

続: LILO がNTFS のパーティションID を書き換えてしまう

2001/07/23の日記で、

「最近のSlackware に入っている LILO が他OS 起動時にNTFS のパーティションID を0x17に書き換えてしまう障害は 2001/06/15 以降のSlackware-7.1 か、Slackware-8.0 では改善されているようだ」

と記述しました。
しかし、少なくとも、Slackware-8.0 では直っていないようです。

せっかくSlackware-8.0 の起動CD-R を作成したので、先日入れた7.1 を削除して 8.0 でインストールし、直っていないことに気づきました。

回避方法は2001/07/23の日記に記述した通りです。


ATI XPERT2000 をXFree86 4.1.0 で使う

構築中のSlackware-8.0 に入ったXFree86 4.1.0 で、ATI のAGP ビデオカード XPERT2000 を動かしてみました。

xf86config の対話メニューでRage128 を選択しても、startx の時にデバイスが 検出されずにエラーになってしまいます。

Google で検索したところ、 『ATI Rage 128 X-Server HOW-TO』(
http://avis.lightband.com/david/rage128-howto.html) というページを発見しました。
このページを参考にさせてもらい、/etc/X11/XF86Config ファイルに自分で Driver "r128"
ChipID 0x5246
というおまじないを記述することで1280x1024 24bpp で映すことに成功しました。

私のXF86Config をこちらで公開します==> XF86Config_Xpert2000

注意:
  • Logitech MouseMan を/dev/mouse (正体はシリアル)で使用
  • 101 キーボード
  • モニタはSONY 21PS
  • XPERT2000 のビデオRAM は32M

といった細部設定になっているので注意してください。

2001/07/24(火)

Slackware-8.0 のブータブルインストールCD-R

Slackware-7.1 までは、.eltorito ディレクトリ中のファイルを使って CD ブート可能なインストールCD-R を作成していました。 (
2001/02/07 の日記を参照)

Slackware-8.0 からは、isolinux ディレクトリ中のファイルを使うように 変更になっています。
この新しい方式ではCD ブートの時に使用するlinux カーネルを メニューから選択でます。

Slackware-8.0 のインストールパッケージのうち、自分に必要なものをftp で 入手(必要無いものは入れないようにしないと、CD-R 1枚に収まらないようです) し、isolinux/README.TXT に説明のあるようにisolinux のひとつ上の ディレクトリで


mkisofs -o /tmp/slakware.iso -R -V "Slackware Install" \
-v -d -D -N -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table \
-b isolinux/isolinux.bin \
-c isolinux/isolinux.boot \
-A "Slackware 8.0 Install CD" .

でiso イメージを作成します。

-no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table といったパラメータが 今回のisolinux からの特徴のようです。


# mount -o loop -t iso9660 /tmp/slakware.iso /mnt
でイメージをマウントしてみて

ls -al /mnt 等として確認し、


# umount /mnt
でアンマウントしてから


# cdrecord -v dev=0,4,0 speed=12 /tmp/slakware.iso
のようにしてCD-R に焼き込みます。
ここで、dev=0,4,0 はSCSI ID 等によってかわるので、


# cdrecord -scanbus
で調べた値を使用します。

こうして作成したブータブルCD-R でPC を起動し、boot: プロンプトでF1 キーを押すとカーネル選択の説明が表示されます。
更にF2キーを押すと、選択可能なカーネル名のリストが表示されます。
例えばscsi245.s と入力すると、各種SCSI ドライバに対応した2.4.5 のカーネルで起動します。

2001/07/26 追記
Slackware-8.0 のFTP サイトのisos ディレクトリの中に、そのままCD-R に焼けるiso イメージが置かれているようです。
これをダウンロードすると自分でmkisofs をやらずにすみそうです。

2001/07/23(月)

LILO がWindowsNT のパーティションID を書き換えてしまう

Pentium2 ベースに入れ替えた1台目PC にSlackware-7.1 (2001/06/12版)を インストール完了しました。
LILO はSlackware とPC-DOS を切り替えて起動できるように設定し、PC-DOS を 選択した場合はWindowsNT のブートメニューでDOS とNT が選択できます。

ところが、Slackware をインストールしてから、PC-DOS やWindowsNT 4.0 が 起動できなくなりました。

lilo.conf を確認すると、map-drive という見慣れない設定が入っていたので コメントアウトすると、Windows NT のブートメニューからDOS は起動できる ようになりました。でもそのメニューからWindowsNT を起動しようとすると 起動に失敗してブルーバック画面になってしまいます。
ブルーバック画面のメッセージは、

STOP: c000021a {Fatal System Error}
The Session Manager Initialization system process terminated unexpectedly with a status of 0xc00003a(0x00000000 0x000000000)


となっていました。

linux を起動してfdisk で調べてみると、Windows NT のNTFS パーティションの ID が本来は0x7 のはずなのが、0x17 (Hidden HPFS/NTFS)に変わっています。
t コマンドで0x7 に修正して書き込んで再起動しても、NT のローダを 呼び出すときに誰かがまた0x17 に書き換えてしまうようで、起動できません。

結果としてこの障害の原因はLILO でした。
もっと新しいSlackware-7.1 のChangeLog.txt の Thu Jun 14 23:36:06 PDT 2001 の記述に次のようなものがありました。


a1/lilo.tgz:  Patch liloconfig to add this to the lilo.conf:
   change-rules
     reset
   Apparently LILO has been rewriting partition tables at boot time,
   sometimes with nasty side effects.  The documentation says this:
   "This option is _dangerous_ and it is disabled by default."
   But is _is_ enabled by default, and was changing partition IDs on
   NT so that NT wouldn't boot.  Not good!  Adding those two lines
   turns this behavior off.


訳)
a1/lilo.tgz  次の2行をlilo.conf に追加するように、liloconfig にパッチ
   change-rules
     reset
  どうやらLILO は起動時にパーティションテーブルを書き換えているらしい。
  このため、しばしばひどい副作用をもたらす。
  (LILO の)ドキュメントには
  「このオプションは *危険* である。デフォルトでは無効になっている」
  と書かれてある。しかし、しかし、デフォルトで有効になっているのだ!
  そしてNT のパーティションID を書き換えていたため、NT が起動しなかった。
  なんてことだ!
  上記の2行を追加することで、この作用を止めることができる。



爆笑してしまいました。
2001/06/15 以降のSlackware-7.1 か、Slackware-8.0 では改善されているようです。
(注意: 2001/07/26 これはウソです。直っていないようです)

私は、新しいslakware/a1/lilo.tgz をダウンロードして、lilo.tgz を格納した ディレクトリでroot で
installpkg lilo

を実行してインストールし、liloconfig コマンドでlilo.conf の再作成とMBR へのインストールを行いました。
それでもNT のローダを呼び出すときに、パーティションID がまだ書き換えられてしまう(何故だ?!)ので、手動でlilo.conf からmap-drive の記述を削除し、上記の
change-rules
reset


を書き加えてlilo -lでLILO をインストールし、NT が起動できるようになりました。

2001/07/20(金)

マザー入れ替え中に事故

3台目PC の中身(Pentium2 マザー)を1台目PC のケースに移すことにしました。

バラして作業をすすめ、電源を入れるとかすかにコゲ臭い香りが..?
気のせいかな、と思いましたがCRT の画面には何も映りません。

電源を切って、接触不良がないか、カードや配線を確認してみました。 異常無し。

ノートパソコンでCRT とCRT ケーブルが生きていることも確認できました。

リソースがぶつかったのかと、サウンドカードやMIDI インタフェースカード などを1枚1枚抜いて電源を入れ、画面が映るかどうか確認していきました。

ネットワークカードを抜いても画面が映らないので、おいおい、SCSI 抜いたら disk 動かないじゃん、と思いながらAdaptec のPCI 2ch Ultra Wide SCSI カード(AHA3940UWD) を抜いたとき、私の目は点になってしまいました。

げ、LSI がコゲてる!

2つ載っているAdaptec のASIC は無事でしたが、PCI のブリッジ と思われる、DIGITAL(DEC)ブランドのLSI がコゲているではありませんか!

こげた3940UWD こげた3940UWD
コゲたLSIのアップ こげたLSI のアップ

このSCSI カードを抜くと画面は映るようになりました。 フロッピーでOS も起動できました。 SCSI カードは焼死したものの、幸いマザーやCPU は無事だったようです。

どうしてLSI がコゲたのでしょう。ホコリでショートでもしたのでしょうか? 5万円もする高級カードだったのに...


IntraServer ITI-4280UE

SCSI disk やDDS テープを使いたいのでSCSI カードは必須です。 秋葉原に新しいSCSI カードを買いに出かけました。

湘南通商(ジャンク屋さん)でIntraServer 社の
ITI-4280UE というPCIカードのバルクを1万円で購入しました。
このカードは、SYMBIOS のUltraWide SCSI(53C875) を2ch とDEC の100BaseT(21140-AF) を1枚のカードにまとめた多機能カードになっています。

ITI-4280UE

4280UE-S という製品も存在するようで、-S がつくモデルではSparc マシンでも 使えるようです。
(IntraServer 社は今はLSI ロジック社に買収されたようです。)

また、東京ラジオデパートの地下1階のジャンク屋さんではHP C1599 SCSI DDS2 ベアドライブ中古が8,000円だったので衝動買いしてしまいました。 (1台しかなかったのでもうないですよ)

帰宅して、4280UE を入れ替え中のPC に入れてみましたが、Symbios の SCSI BIOS のクレジット画面が出たところで固まってしまいます。 disk 等のSCSI デバイスをつないだり、はずしたりしても同じです。 オフィシャルサイトで公開されている、マニュアル(PDF)に従って ターミネータを設定するディップスイッチをあれこれ操作しても同じ場所で 起動が固まってしまいます。

あれこれ試してみたのですが、どうもこのマザーボードでは正常動作しないようです。 壊れたAdaptec 3940UWD も、SCSI が2ch 載ったPCI ブリッジ搭載カードだったという のが共通点なのですが、PCI ブリッジがまずいのかな?


メルコ IFC-UWPB

別のマザーではどうか試してみたいところですが、今は一刻も早くPC を 復旧したいので近場でメルコ
IFC-UWPB というUltraWide SCSI カードを7000円程で購入しました。
Linux で動くかどうかわからず冒険でしたが、結果的にはOK で、Slackware-7.1 のインストールCD を起動できました。(AdvanSys のSCSI チップが載っています)

少し試してみたところ、このIFC-UWPB はWindows2000 のインストールは うまくいかないようです。マニュアルにも、インストール済みのWindows2000 環境に 追加でこのカードをセットアップする方法は書いてあるものの、Windows2000 の 新規インストールの方法は記述されていません。メルコのWeb にも特に関連のある 情報は記載されていませんでした。
Windows NT 4.0 WS はマニュアルに記載されている手順で、付属のドライバFD で インストールできました。


HP C1599

HP のDDS ドライブ C1599 は、Linux で動作しました。
ドライブ底面のDIP スイッチの設定はNo1 から順に、 On, On, Off, Off, Off, Off, On, On です。
これとは別に、裏面の電源コネクタ上に(SCSI ID)0, 1, 2, TP (多分、ターミネータパワー)という4つのジャンパがあり、このうちSCSI ID No 2 以外の3つがショートになっています。 現在SCSI ID は3 になっています。

ドライブに貼られたラベルにもC1599 と記載されているのですが、私はHP 1599 という ドライブは聞いたことがありません。
OS 起動時のメッセージではC1533A と認識されました。1533 はよく聞く型番ですね。


2001/07/08(日)

Disk のノイズ(PS2 Linux)

先日、PS2 Linux のdisk の電源が入っている間、近くのテレビの6ch の画面にものすごいノイズ(斜めの縞模様の波)が生じることに気づきました。
disk が悪いのか、IO カードが悪いのかは不明です。 テレビはSONY 製の小型テレビ KV-14GV1 でアンテナは室外の 八木アンテナに同軸ケーブルで接続しています。

起動して、2回エンターを押してしばらくしてからdisk の電源が入った時に ノイズが始まります。 Ctrl+Alt+Delete でLinux を終了し、disk の電源が切れるとPS2 の電源は入っていても ノイズは消失します。

この件に関してWeb のSCEI のサポートフォームから報告しました。

後日電話で連絡が来ました。
とのことでした。

なるほど、disk ではなくLAN のケーブルからノイズが漏れるのかな、と思いLAN ケーブルをはずして確認してみたところ、ノイズはなくなりませんでした。 やっぱりdisk の方なんじゃないかと思います。

正規の製品版では改善されることを望みます。

2001/06/24(日)

PlayStation2 Linux

6/20 では受け取れないので、6/23 に配達日指定していたPS2 Linux beta が 土曜日に届きました。

感想
インストールしてから、しばらく遊んでみました。

やったこと

2001/06/19(火)

メールでプログラムが送られてきた

知らない方からメールが来ました。 Subject なし、本文なしの 添付ファイルのみのメールです。

添付されてたファイルは CFGWIZ32.EXE というプログラムで、これはWindows98 のwindows/system/ ディレクトリに最初からあるファイルと同名のようです。

送り主は私の知らない人ですが、インターネットで検索するとヒットしました。
里吉製作所 (http://www.urban.ne.jp/home/satoyosi/)という会社の代表メールアドレスでした。

なぜこの会社は私のメールアドレスをしっていたのでしょうか?
何のためにプログラムを送ってきたのでしょうか?

Norton Anti Virus の定義ファイルを最新版に更新して、念のためにOS を再起動して 送られたファイルをscan してみましたが、ウィルス等は検出されませんでした。
Windows98SE のWindows/system/CFGWIZ32.EXE ファイルと比較してみると、サイズも 同じですしバイナリの内容も一致しました。
どうやらWindows のシステムファイルがそのまま送ってこられたみたいです。


送られたメールのヘッダは、 X-Mailer が『Microsoft Outlook Express 5.00.2314.1300』となっていました。 To: ヘッダはありません。From ヘッダのヘッダ名が何故かFROM: と、全部大文字になっているという特徴があります。
タイムスタンプは Date: Tue, 19 Jun 2001 11:25:52 +0900 (JST) でした。

2001/06/12(火)

Linux でUSB イーサアダプタ

調べる必要に迫られたので、USB イーサネットアダプタがLinux で使用できるかどうかを確認してみました。

SoftwareDesign誌 2000/8 月号p.143 の『USB ホゲり道(前編)』でkernel 2.2.X で USB を使う方法が紹介されています。基本的にこの記事の通りに作業することで、 Slackware-current 2001/06/10 版のkernel 2.2.19 環境でCorega FEther USB-TX を 認識できました。

記事ではkernel 2.3.X のUSB ドライバ等を2.2.X に適用するバックポートパッチを 使用するような流れになっていますが、kernel 2.2.18 以降はこのバックポートパッチ が取り込まれていてパッチが不要のようです。


確認に使用したPC は自作機でチップセットはVIA Apollo PRO, VIA なのでUSB コントローラはUHCI系です。

実行した操作は次のとおりです。
# modprobe usbcore
# modprobe usb-uhci

ここでdmesg でUSB ドライバがロードされたことを確認。

続いて、
# mount -t usbdevfs none /proc/bus/usb
でproc ファイルシステムに登録して、
# modprobe pegasus
としてからFEther USB-TX を接続すると、 このイーサアダプタが認識され、ifconfig でeth1 として見えるようになりました。

2001/05/27(日)

メールアドレスの表示を削除

迷惑メールがうっとうしいので全てのページから私のメールアドレスの表示を削除 しました。
CGI フォームで連絡は取れるようにはしています。 ですがメッセージを下さる方が送信メッセージの控えや送信記録を残せなかったり、 私から返事がくるまで私のメールアドレスがわからない等、 とても不便をかけることになります。

迷惑メールのアドレスリストを、公開されたWebで作成している人がいる限り、 自衛策として仕方がありません。
迷惑メールはインターネットを使いにくくしてしまいます。

2001/05/18(金)

IBM FTOOL

Win2000 を入れた会社のPC がとても遅いので、HDBENCH で測定してみたところ、 disk のREAD とWRITE がそれぞれ1880, 1676 しか出ていませんでした。 毎秒2M byte も出ていないわけです。

いろいろ情報収集してみたところ、IDE のUltraATA100 にWindows2000 が対応していないための不具合とわかりました。 Win2000 SP2 が出るまでは、マザーボードメーカから提供される専用のドライバを 入手するか、ない場合はdisk のメーカのツールでIDE disk のモードをUltraATA 66 に設定すると改善されるそうです。

disk はIBM IC35L060AVER07 (60G IDE)なのでIBM の
http://www.ibm.com/diskdrive/ からFTOOL という設定ソフトウェアを入手しました。
インストールシールドの案内に沿ってフロッピーディスクにFTOOL をインストールし、そのフロッピーで起動することでメニュー形式でUltraATA の設定を66 に変更。再起動するととても早くなりました。
再度HDBENCH で計測するとREAD, WRITE がそれぞれ22236, 16227 でした。 10倍程早くなったわけです。

最近のIDE HDD にWindows2000 を入れると何か遅い、という場合はこれが原因かも しれませんね。
ちなみに6月にはWin2000 SP2 の日本語版が出るそうです。これをあてるとUltraATA100 で動作するそうです。

WinNT が起動するとキーボードが使えなくなる

テンポラリで来ていただいていた方が使っていたWinNT BOX を別の人が使えるように 整備しようとしたのですが、キーボードが反応しません。

起動時のBIOS セットアップメニューではキーボードが使えるのに、WinNT4.0 が 起動するとキーボードが効かず、正規シャットダウンもできません。 マウスは使用可能なのですが、キーボードはCapsLock キーを押した時のLED もつかないのです。

これ、実は前に使っていた方がCTRL キーとCaps キーを入れ替える設定にしていた のが原因でした。 WinNT を起動した画面ではCTRL+Alt+Del でログインダイアログを出さないと いけないのが、Caps キーと入れ替わっているために出ず、 キーボードが効かないと勘違いしていました。 Caps キーを押しても実はCTRL キーに置き換わっているので、 LED もつかないわけですね。
おもしろいクイズですね。

2001/05/03(木)

Windows2000 のインストール

会社のPC にWindows2000Professional をインストールしました。
ASUS のApollo Pro133A チップを使用したマザーボードなのですが、ものすごく 不安定でWin2000 のインストール中にCD-ROM からディスクへのファイルのコピー がエラーになってしまいます。

これはインストールメニューが起動するときにF5 キーを押してStandard PC を 選択することで回避できました。 (ACPI は使えなくなります)


2001/04/04(水)

迷惑メール撃墜プログラムを公開開始

最近SPAM メール(迷惑メール)が増えてきました。
sendmail 等の、メールサーバを自分で管理できる場合はそちらで対処できるんですが、 プロバイダにダイヤルアップしてPOP でメールを取り込む環境ではどうしようもありませんでした。

そこでMeadow に付属するmovemail というプログラムのソースを参考に、 設定ファイルに記述したメールをPOP サーバ上で削除するプログラム PopDeleSPAM.exe を作成しました。
自作ソフトウェア のページで公開しています。
#もっといい名前ないですかね


技術的には、POP サーバにsocket で接続してTOP というPOP プロトコルの命令で メールヘッダのみを取り寄せて、設定ファイルに書かれた条件に該当するメールを POP プロトコルのDELE コマンドで削除するようにしています。

POP プロトコルまわりはmovemail のpop ライブラリをそのまま使用していて、 そのおかげでAPOP にも対応できています。


しかし、迷惑メールを投げてくる人たちは毎回アドレス等を変えて送信してくるので なかなかチェックに引っかかりません。(;_;)

2001/03/28(水)

WindowsNT4.0WS でsshd

書籍
『Windows でGNUソフトウェアを使おう!』の付録CD-ROM(3月9日の日記を参照)を用いてWindowsNT4.0WS にインストールしたCygwin のsshd(OpenSSH のサーバ) を使えるようになりました。
これでリモートからWindowsNT にOpenSSH で接続しコマンドを実行できます。

手順(Cygwin はインストール済とします)

  1. /usr/doc/Cygwin/openssh-2.3.0p1.README を読む

  2. /bin/ssh-config を実行する
    ==>/etc の下に設定ファイルやキーが作成される

  3. /etc/sshd_config を次のように編集する
    • PasswordAuthentification をyes に修正
    • UseLogin no の行をコメントアウト
    • RSAAuthentification をno に修正

  4. NT のユーザマネージャを用いて自分に対して次の権限を付与する
    • サービスとしてログオン
    • クォータの増加
    • オペレーティングシステムの一部として機能
    • プロセスレベルトークンの置き換え


  5. Cygwin の /var 配下にlog ディレクトリを作成する

  6. touch /var/log/lastlog で空のlastlog ファイルを作成する

  7. 一旦NT からログアウトし、再度ローカルログオン

  8. Cygwin のbash から/usr/sbin/sshd を起動(& なしでデーモンになり、プロンプトに戻る)


これでリモートからWinNT にSSH で接続できるようになりました。
sshd を停めたい場合はps でsshd のPID を調べて kill (PID) でOK です。

不具合としてはexit 時にうまくコネクションを切断できないようで、 クライアント端末が解放されません。
私はexit するのではなく、ps を実行して自分を司っていると 思われるsshd プロセスをkill して抜けています。

2001/03/09(金)

『Windows でGNU ソフトウェアを使おう!』

ASCII から出ている
『Windows でGNU ソフトウェアを使おう!』 (ISBN4-7561-3674-5)という本を購入しました。1,980円でした。

付属のCD-ROM にDOS 版(DPMI)のGNU コマンド類のバイナリや、 Windows9X/NT 系用のCygwin が付属しています。
Cygwin 環境上で(多くは日本語化された)各種アプリケーションをRPM で配布する Project HeavyMoon (http://www10.u-page.so-net.ne.jp/fa2/riue-s/index_ja.html) のパッケージも収録されています。

Cygwin を入れると、OpenSSL やOpenSSH のバイナリも入りました。 最初、Cygwin は専用のbash からしか使えないような印象を受けましたが、 PATH にCygwin のコマンドディレクトリを通すとWindowsNT4.0 のコマンドプロンプト から様々なCygwin 版プログラムを使えるようになりました。

telnet.exe やssh.exe でSlackware-7.1 Linux に、新規GUI Window を 開かずコマンドプロンプトWindow から接続できました。うれしい。

そのままではSlackware のvi やemacs 等スクリーン指向のソフトウェアは 使えませんが、環境変数TERM をansi やpcconsole に設定 するとvi やemacs もコマンドプロンプトからリモートで使えました。

Windows ではTERM をCMD と設定しているので、Linux 側で /usr/lib/terminfo/C というディレクトリを作成し、そのなかでCMD というシンボリックリンクを pcconsole に対して張りました。

最初はemacs-20.7 で日本語を表示出来ませんでしたが、EUC にしていたためで 日本語設定をシフトJIS にすると表示できるようになりました。

2001/02/23(金)

怪しいHTML メール


私のメールソフトはHTML メールをパースせずに、そのままのHTML が表示されます。 よく英語で迷惑な広告HTMLメールが来ますがすぐ捨ててます。
でも、ちょっとかわったHTML メールに目が止まりました。

From はfriend@localhost.net というメールアドレスで、 To はUndisclosed.Recipients@localhost.net になってました。


模式的に書くと、
HTML タグ
  BODY タグ
    script タグ
      Merlin 関数の定義
      sJsCmds 変数の定義(約1500バイトの文字配列)
      var s= Merlin(sJsCmds);
      document.write (s);
    script タグ終わり
  BODY タグおわり
HTML タグおわり

のようになっています。

ようするに、HTML メールとして見た場合、受け取った人には document.write (s); の結果だけが目に見えるはずです。
(JavaScript ですね。)

でもその内容は暗号化されていてソースを見ててもどういう文字列に 展開されるのか予想がつきません。

怪しい〜

document.write (s) で書くのは危険なので、自分で用意したTEXTAREA に s の内容を吐くように改造してブラウザで実行してみると、 オンラインショッピングサイトの宣伝みたいな英文の内容でした。

気に入ったらここをクリックしてちょうだい、のところをクリックすると どこかのページにアクセスするみたいです。

でもその時のURLにごちゃごちゃGET 引数が付いてて、そのパラメータ名がステルスキーとか、尋常ではありません。 ひょっとしてこちらの大切なデータがそこに盗まれてしまうのかな? という感じです。


2001/02/09(金)

AIX ログイン可能ユーザ数の変更


IBM のワークステーションRS/6000 のOS AIX4.3.3 では同時リモートログイン可能なユーザがデフォルトで2 に設定されています。
リモートマシンからtelent できる数がたった2 端末なのです。

例によってSMIT (メニュー形式のシステム管理ユーティリティー) でこの制限を変更することができました。


設定方法

  1. root でsmitty を起動
  2. 『システム環境』を選択
  3. 『ライセンス・ユーザ数の変更/表示』を選択
  4. 『固定ライセンスの最大数』を選択
    このメニューの中で、『固定ライセンスの最大数』がデフォルトでは2 になっている ので好きな値に変更し、ENTER キーを押して登録します。
    システムを再起動すると新しい値が反映されます。


この値を増やすために追加のライセンス購入が必要なのかどうか現在不明です。 値の名前が『固定ライセンスの最大数』なので、追加のライセンス購入が必要 なのかもしれません。

しかし印刷物やWeb を調べてもどこにも明確に記述されておらず、 わざとあいまいにしているような意図を感じます。

2001/02/07(水)

Slackware-7.1 ブータブルインストールCD

必要に迫られCD-ROM から起動できる、Slackware-7.1 のインストール CD-R を作成しました。

(株)アスキーのUNIX Magazine 1999 8,9 月号の特集 『CD-R で作るブータブル・リカバリーCD』がとても参考になりました。

以下、私がSlackware-7.1 のブータブルインストールCD-R を作成した時の 手順を記述しますが、やっている内容の意味を詳しく知りたい場合はこの UNIX Magazine の記事を参照してください。


0. (参考)使用した環境

私は次のような環境で作業を行いました。
マシン AT 互換機(Celeron 433MHz)
OS Slackware-7.1 Linux (kernel 2.2.18)
CD-Rソフト cdrecord-1.9(Slackware 付属のものではなく、最新版を自分でmakeしたもの)
CD-R ドライブ PLEXTOR PX-W1210TSE/BS (Ultra SCSI, BURN Proof)
SCSI カード Adaptec AHA-2940U


1. ファイルの入手

近くのFTP サイトから、slackware-current の を入手します。

CD-ROM ブートのための2.88M フロッピイメージがSlackware から提供され ているのですが、国内のミラーサイトにはないようですので、

ftp://ftp.freesoftware.com/pub/linux/slackware/slackware-current/

等から.eltorito ディレクトリ (見えないけど存在します)の内容を入手します。

これらを配置すると、ディレクトリ構成は次のようになります。
  slack71/
    |
    +-- .eltorito/
    |
    +-- bootdsks.144/
    |
    +-- rootdsks/
    |
    +-- slakware/

(CD-ROM ブートでしかインストールをしないのであれば、bootdsks.144 や rootdsks はいらないですね)


2. ISO イメージの作成

ブータブルなISO イメージの作り方は .eltorito/README に記述されています。
mkisofs の引数がポイントです。

ただし、README の中で記述されている、mkisofs の -a オプションは現在は廃止されているようなので、指定しません。


% cd slack71
% mkisofs -o /tmp/slack71.iso -R -V "Slackware Install" -v \
-T -d -D -N \
-b .eltorito/eltorito.img \
-c .eltorito/eltorito.boot \
-A "Slackware Linux" .


注意 この例では/tmp にISO イメージ(slack71.iso)を作成していますが、 disk の空き容量には注意して下さい


3. ISO イメージの確認

作成したISO イメージを確認するために、
# mount -o loop -t iso9660 /tmp/slack71.iso /mnt

とするとISO イメージをマウントできますので、

# ls -al /mnt
等して確認します。

# umount /mnt
でISO イメージをアンマウントします。


4. 焼き込み

イメージをCD-R に焼き込むために、

# cdrecord -scanbus
でCD-R ドライブのSCSI ID 等を調べます。
私の場合は 0,4,0 でした。

# cdrecord -v dev=0,4,0 speed=12 /tmp/slack71.iso
で焼き込みを実行します。

注意 0,4,0 はCD-R のSCSI ID 等で変化しますし、speed=12 はCD-R ドライブとCPU の能力を考慮して設定します。


2001/01/23(火)

RS/6000 のイーサを100M に設定する

会社でIBM RS/6000 F80 というサーバタイプの大型ワークステーションをさわる ことができます。
他マシンとのFTP が遅いので調べてみると、ハブの100M ランプが点灯 しておらず、10M 接続のようです。

げげ、と思って発注の書類を確認してみると、構成仕様にはEthernet Adaptor とは書いてあるものの、どこにも100M の文字がありません。
「やられた〜」という感じですね。

でもよく調べてみるとデフォルトが10M 半二重固定に設定されているだけで、 オートネゴシエーションに変更すると100M 全二重にできることがわかりました。

100M 化設定方法(AIX 4.3.3)

  1. root でログインし、ターミナルから管理コマンドsmitty を実行
  2. トップメニューから『デバイス』を選択
  3. 『通信』を選択
  4. 『イーサネット・アダプタ』を選択
  5. 『アダプタ』を選択
  6. 『イーサネット・アダプタの特性の変更/表示』を選択
    ここで変更したいイーサネットアダプタを選択
    例 『ent0 使用可能 21-08 IBM 10/100 Mbps イーサネット PCI アダプター』
  7. 『メディア・スピード』 にカーソルを合わせてF4 キーを押し、
  8. 『Auto_Negotiation』 を選択してEnter
  9. 『データベースだけに変更を適用する』 にカーソルを合わせてF4 キーを押し、 『はい』 を選択してEnter
  10. 再度Enter
  11. F3 キーを5回押し、トップメニューに戻る
  12. 『システム環境』 を選択し、ENTER
  13. 『システムの停止』 を選択し、ENTER
  14. システムが停止してから再起動

世の中には10M イーサ設定のままで使われている不幸なRS/6000 がたくさんいるのでしょうか...

2001/01/07(日)

NAVIS-USB は返品

土曜日にT-ZONE から丁寧な連絡がありました。 要約すると、
別のUSB 機器でThinkPad i シリーズで似たような症状が 発生したことがあり、相性問題と思われる 今回は返金します
という内容でした。
とても残念ですが、返金していただきました。

I・O DATA USB-CAP2

ですがThinkPad+Win2000+USB+テレビのかわり という気持ちは諦めきれず、 I・O DATA
USB-CAP2 という製品を購入しました。

この製品はNAVIS-USB と違ってMPEG1 エンコードですし、Windows2000 はサポート されていません(IO DATA のWeb でWin2000 ベータ版ドライバ は公開されています) サウンドはこのデバイスでは入力できず、PC 本体のライン入力から取り込みます。 TV チューナは内蔵されていません。

Win2000 ドライバをダウンロードしてセットアップすると、ビデオデッキからの 映像と音声をThinkPad で見れました!(320x240)
こんな簡単でいいのか、という感じです。

見るだけならファイルに書き込む必要はありません。 ファイルへの取り込みはどうかとやってみたところ、 CODEC の選択で『Microsoft MPEG-4 Video Codec V2 』を選択するとMPEG4 らしき形式でファイルにキャプチャできました。 ライン入力からの音声もいっしょに取り込めます。

CODEC 選択ダイアログ



2001/01/03(水)

T-ZONE にメール2(NAVIS-USB)

MPEG2 USB キャプチャカード
NAVIS-USB のトラブルの続きです。
T-ZONE のサポートに次のような2回目のメールを出しました。

XXと申します。
よろしくお願いします。

  レシートNO: XXXXX-XXXXXX-X
  カードNO: XXXXXXXXXXXXXXXX


  ・12/21 にT-ZONE 本店5F でMPEG1/2 USB エンコーダ NAVIS-USB
    という製品を購入し、

  ・不具合についてこちらのサポートメールアドレス宛てに連絡させていた
    だき(2000/12/23)、

  ・2000/12/28 に T-ZONE 本店5F にて担当のXXさんに製品を交換
    してもらいました。

ところが交換してもらった新しいNAVIS-USB に前回とは別の不具合があるので
サポートをお願いする次第です。


症状

    1. NAVIS-USB をUSB ケーブルで接続した状態ではPC(IBM ThinkPad
      i シリーズ 1124 2609-53J)の電源が入りません。
    2. NAVIS-USB に専用AC アダプタがささっていても、ささっていなくても、
       交換してもらったNAVIS-USB が接続されているとPC の電源が入らない
       のです。
    3. 交換前のNAVIS-USB は接続してもPC の電源を入れることができましたし、
       USB レベルの認識はできていました
    4. NAVIS-USB を接続しない状態ではPC を起動することができます。
    5. このPC のUSB に別のUSB デバイス(corega FEther USB-TX というイーサ
       ネットデバイス)を接続すると正常に動作するのでPC 本体のUSB まわり
       は壊れていませんし、BIOS やOS(Windows2000)のUSB 設定も問題ないと
       思います。
    6. 付属のUSB ケーブルではなく、別のUSB ケーブルに代えてみても1, 2 は
       同じです。
    7. AC アダプタが繋がっている場合、NAVIS-USB 本体のPower ランプは点灯
       しています。

ThinkPad 1124 の概要
  購入時期 2000年7月
  CPU セレロン450MHz
  チップセット 440MX
  メモリ 本体64MBytes + 増設128MByts
  ハードディスク 12GBytes
  OS Windows2000 + ServicePack1
  BIOS 2000/12 版の最新版に更新済
  他の周辺機器 PCMCIA カード(3Com 3CCFE575CT-JP 10/100 イーサカード)
  付属のThinkPad 専用AC アダプタを接続して使用



私としては2回も連続で製品に不具合があり、大変ショックを受けています。
この製品の不良率は正直なところどうでしょうか。

サポートを通してこの製品が良好に動作するようになるのが一番望ましいの
ですが、見通しがよくないようでしたら同等の別製品への交換(Windows2000
で動作, USB, MPEG2, コンポジット端子, S端子)や返金も含めて提案をお願
いします。

念のために前回のメールを全文添付します。
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(前回のメールは12月25日の日記を参照)





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