2000年12月31日

パソコン日記(2000)




1997年からはじめた身の回りのコンピュータ全体の日記コーナーです。

仕事でソフトウェア開発をやっているので、仕事も趣味もコンピュータです。 そんな生活の中で起こったことや気づいたことを紹介します。
毎日書いてるわけではないのですが、のらりくらりと続いています。

特定のテーマで独立したページを書くのは結構大変なのですが、日々の出来事を エッセイ風に書くのはかなり楽なので最近はこちらばかり更新しています。



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2000/12/30(土)

USB イーサカードを購入(NAVIS-USB)

交換後のNAVIS-USB の不良で、ThinkPad のUSB が壊れているのではないことを証明 するために、corega のUSB イーサネットデバイス『FEther USB-TX』という製品を 購入しました。

Windows2000 で認識でき、ドライバを入れるとちゃんと動作しました。 交換してもらったNAVIS-USB は故障していることが判明しました。

Visor プラチナ

私が評価しているTRGPro を見て嫁さんがVisor が欲しい、と言っていたので遅めの クリスマスですがVisor プラチナをプレゼントしました。

私には先日、ゼンハイザーのHD600 というヘッドホンを買ってもらいました。
これはものすごいヘッドホンです。ヘッドホンでこんなに気持ちE音がでるとは... 長生きはするもんです(^^)

2000/12/29(金)

NAVIS-USB 交換 しかし...

T-ZONE に出向き、NAVIS-USB を交換してもらいました。
帰宅して、ThinkPad に接続して電源を入れてみると、???
ThinkPad の電源が入りません

もう一度やっても同じです。
USB コネクタからNAVIS-USB をはずしてみると電源が入り、OS が起動します。
少し実験してみましたが、USB にNAVIS-USB が接続された状態では、NAVIS-USB に AC アダプタが接続されていても、接続されていなくてもThinkPad の電源が入りません。付属のUSB ケーブルではなく、別のUSB ケーブルに代えてみても 同じです。AC アダプタが繋がっている場合、NAVIS-USB 本体のPower ランプは点灯しています。
また不良品なのでしょうか?交換前よりもひどいぞ。
それっか、ThinkPad のUSB が壊れちゃってるとか。

NAVIS-USB 内部でどこかショートしていてThinkPad のUSB 電源が短絡してしまい、 起動できないような感じです。あまりしつこくやるとThinkPad が壊れてしまいそうなので深く追求できません。

2000/12/25(月)

T-ZONE にメール(NAVIS-USB)

NAVIS-USB はT-ZONE で購入しました。 ポイントカード『T-ZONE MEMBERS CLUB』専用のサポートメールアドレスがあるので、 土曜日に次のようなメールを出しました。

XXと申します。

12/21 にT-ZONE 本店5F でMPEG1/2 USB エンコーダ NAVIS-USB という
製品を購入しました。

  レシートNO: XXXXX-XXXXXX-X
  カードNO: XXXXXXXXXXXXXXXX

うまく動作しないので保証書にあった(株)アスクのサポートに電話して相談
したところ、不良品の可能性が高いので販売店を通して交換してもらって下
さい、といわれました。
電話をしたのは12/22(金)XX:XX ごろで、担当の方はXXさんという方でした。

製品の交換をお願いしたいのですが、どのようにすればいいでしょうか。


念のため、不具合の症状を記述します。

IBM ThinkPad i シリーズ1124 (2609-53J) (OS はWindows2000 に入れ替えて
います) に接続し、マニュアルに従って接続、認識確認、ドライバインストー
ル、プログラムインストールを完了。
(NAVIS-USB はWindows2000 に対応した製品です。)


再起動してNAVIS2 プログラムを起動し、デコーダの認識の段階で
「分からないエラーが発生しました。ドライバの設定やデバイスの接続を確認
  してくれなさい。」

というエラーダイアログがあらわれ動作しない。

また、NAVIS-USB を接続したままでWindows2000 をシャットダウンすると
Periferal Power Status Failure
というエラーで青画面が出て正常にシャットダウンできない。


最初は生のWindows2000 で確認したが、NAVIS-USB 関連のプログラムとドライバ
を削除してWindows2000 ServicePack1 を適用してドライバ等のインストールを
やり直したがまったく同じ症状になる。

日本IBM のWeb からBIOS アップデート Ver1.04 を入手して適用してみたが、
まったく同じ症状になる。

NAVIS-USB に接続しているのはビデオデッキでコンポジット接続だったが、
S 端子に変更してもまったく同じ症状になる。

製品添付のUSB ケーブルを使用していたが、手持ちの別のUSB ケーブル
に変更してみてもまったく同じ症状になる。


するとT-ZONE から連絡が来て交換してもらえることになりました。

2000/12/23(土)

Palm Linux HW DB

羽根 秀也さんの
Linux Plaza でLinux ハードウェア実績リストを眺めていると、なんと、実績リストを Palm 用に打ち込んだデータベース がリンクされているではありませんか!!

速攻で閲覧用のソフトウェアMobileDB for Palm といっしょにダウンロードして TRGPro に入れました。
Palm はこさぴーさん達の 秋葉マップXもあるし、秋葉巡りにはかかせません。


2000/12/22(金)

サポートに電話

NAVIS-USB の件で、販売代理店のアスクに電話してみました。 不良品の可能性が高いので、販売店を通して交換してもらって下さい、 とのことでした。

2000/12/21(木)

NAVIS-USB

Windows2000 に対応したMPEG-1/2 USB ビデオキャプチャデバイス NAVIS-USB という製品を購入しました。
製造元は
ペンタメディア (http://www.pentamedia.com/)で日本の販売代理店は (株)アスク(http://www.ask-corp.co.jp/) です。

ThinkPad 1124(Windows2000)につないでみたのですが、デバイスの認識、 ドライバのインストール、 各種アプリケーションのインストールまではできたものの、キャプチャプログラム を動かしてデコーダの検索というのを始めるとハードウェア関連のエラーが発生して 動作しません。 朝の5:00 近くまであれこれやってみたのですが デコーダの検索でエラーになります。 Windows98SE でも同様のエラーとなります。 ペンタメディアやアスクのWeb には特に最新のドライバ等は公開されていないようです。 IBM のWeb から最新のTP1124 用BIOS を取ってきて入れましたがだめでした。

2000/12/19(火)

新型のキューブケース

YEONG YANGのキューブ型PC ケースの 新型YY-0221 が出ています。

本家のWeb では写真が少なくよくわからないのですが、 INTERTEK のページでは11枚の写真で様子がよくわかります。
秋葉原にあるコムサテライト2 の通販等で購入できるようです。(商品一覧 ==> ケース ==> サーバ・キューブ )


2000/12/16(土)

TRGPro

しばらくTRGPro というPalm OS デバイスを使えることになりました。
このTRGPro ではコンパクトフラッシュType I とType II のカードを 使えます。


Graffiti 入力はおもしろい

データ入力はスタイラスペンを用いて一筆書きスタイルのGraffiti とよばれる独特の手書き認識で入力します。
最初は戸惑いましたが付属CDROM からインストールできる落ちものゲーム (Giraffe) ですぐ覚えられました。
アルファベット入力でかな漢字変換するスタイルになりますが、 高い認識率ですいすい入力でき、なかなか楽しいです。


いろいろなプログラムが公開されている

Palm はプログラムを作成できるプラットフォームなので、インターネット上に様々な ソフトウェアが公開されています。
秋葉原の案内マップやマイネスイーパ等のゲーム、スタートレックのトリコーダ もどきにしてしまうジョークソフトなどを入れて楽しんでいます。


P-in Comp@ct で通信もOK

Type II のCFカードが使えるのでNTT DoCoMo のCF サイズPHS データ通信カード P-in Comp@ct を刺すことができ、なんとか通信できるようにできました。


pLaTeX2e+Visio+PDF

仕事でお客さんに出すドキュメントを書くために思いきってLaTeX に挑戦することにしました。
5年ほど前に一旦やりかけたのですが、使う機会がなく3日坊主になってました。 その後HTML をマスターしているという変化があり、 更に今回は明確な使用目的があることもあってすいすい進みました。

ソフトバンクの『pLaTeX2e for Windows Another Manual Basic Kit 1999』 というCD-ROM 付きの書籍を購入し、 1 週間ぐらいで自分に必要な機能がカバーできました。

作成したいドキュメントにはVisio Professional 5.0b で作成した図を貼込みます。 お客さんにはPDF にして渡したいのですがVisio の図をEPS にして貼るとPDF への変換がうまくいかず、あれこれ試行錯誤しました。

  1. Visio で図を書いてWMF 形式で保存する
  2. tex ファイルからWMF ファイルを参照するようにしてDVI を作成する
  3. DVI ファイルをWindows 版のDVIOUT で開いて印刷からAdobe Acrobat のPDFWriter に通す

という方法でVisio の図が入ったPDF を得ることができました。 (Distiller では何故か網掛けの部分が処理されないようです)。

2000/11/26(日)

3Com 3CCFE575CT-JP

ThinkPad につけていたネットワークカードは嫁さんからの借り物だったので、 自分のを購入しました。

CardBus で10/100 全2重対応でWindows2000 とLinux で使えそうなカードという条件ではかなり選択肢が少なくなるのですが、 3Com 3CCFE575CT-JP というカードを秋葉原 T-ZONE ミナミの7F で購入しました。 13,800円とかなり高かったです。

Windows2000 の対応が不明だったのですが、予想どおり刺せばそのまま動きました。 Slackware-7.1 もそのまま認識してくれました。

3CCFE575CT-JP 箱の写真


bleem!

それと、Windows 9X 上でPlayStation のゲームを動かせる、というbleem! を衝動買いしてしまいました。
Windows95 に入れてみたのですが、このソフトは完成度が低くダメダメですね。


英語版のWindows の中で、特定の正常動作が確認された日本語が必要でないPS ソフトを楽しむためのエミュレータというところでしょうか。 3980円ドブに捨ててしまったような気分です。

bleem 箱の写真

2000/11/04(土)

マザーボードの電池を交換

3台目のPC の電池が切れたようで、起動時に時計が1997/01/01 00:00 になるようになってしまいました。
分解してボタン電池の型番をメモしておき、 ヨドバシに行ったついでに買ってきました。交換するとばっちり。

電池はCR2032 というリチウム電池です。 後日気づいたのですが、 これはとてもメジャーなようで近所のコンビニでも売ってました。

2000/10/03(火)

Slackware7.1 SSL telnetd

Slackware-7.1 にSSL telnetd をインストールしました。SSLeay 0.9.0bと SSLtelnet0.11 の組み合わせです。
いろいろ書き換えてコンパイルを通し、make install とmake certificate を終えました。

/etc/inetd.conf を書き換えてkillall -HUP inetd して
SSL TTX をインストールしたTeraTermPro で接続すると、何かうまくいかないようでログイン プロンプトよりも前に切れてしまいます。
Linux 側のSSL telnet クライアントでtelnet localhost とした場合はうまく 繋がります。

telnetd のソースを眺めていると、telnetd -z !ssl でSSL を使わずに接続を 受け付けるようなのでこれを試してみました。
するとTeraTermPro からSSL なしで接続できます。 SSL 部分に問題があるのでしょう。

telnetd -z debug とすると/telnetd.log にデバッグログを残しSSL telnetd として動作するようにできるみたいなのでやってみました。 すると、途中で切れずにSSL TTX のTeraTermPro と繋がってしまいました。 へんなの。

Solaris をネットワークからインストール

会社でSPARC なワークステーションを2台購入しました。 富士通の安いマシンなのですが、手違いがあってCD-ROM ドライブをつけずに発注 してしまいました。

Solaris2.7 がプリインストールされて届いたのですが、これをSolaris2.8 に入れ替える作業でローカルのCD-ROM から、というわけにいかなくなりました。
OS のインストールで自由に使えるSUN 用のCD-ROM ドライブはないのでLinux マシン のCD-ROM を用いてNFS か何かで入れれるか、とも思いました。

調べたところ、ネットワーク経由でSolaris を入れるためには別のSolaris 機に あらかじめSolaris メディアでインストールサーバ という特別なサーバサービスをセットアップし、 それを用いてネットワークインストールできるようです。
インストールサーバにできるのはSolaris 機だけです。 Linux ならNFS やFTP 等、いろいろな方法でインストールできるのにえらく不便です。

幸いSPARC マシンを2台購入しているので、1台目にネットワーク上のLinux のCD-ROM からNFS を用いてインストールサーバをセットアップし、 このインストールサーバで2台目にSolaris2.8 をインストールできそうです。 その後2台目にNFS のCD-ROM でインストールサーバをセットアップして1台目に Solaris2.8 を入れればいい感じになりそうです。

とりあえず、/usr/sbin/sys-unconfig コマンドでSolaris2.7 のネットワークパラメータ等を一通りセットアップしました。

現状のSolaris2.7 環境をネットワーク経由でLinux のDDS にバックアップ しようとするとufsdump がリモートのrmt がコンパチでない、 とエラーになってしまいました。どうやってバックアップしよう。

ThinkPad i シリーズ1124の不満

電源を入れたり切ったりするときにスピーカにプチプチノイズが出ます。
気になります。

2000/09/20(水)

Slackware-7.1 kon2 インストール

コンソールで日本語を使いたく、kon2 を入れてみました。
kon2 の正式なサイトがわからなかったのでKondara Linux のソースが配布されている FTP サイトからソース一式をget しました。

vi .config でインストール先のディレクトリ等を自分の好みに書き換えてから
make config
make depend
make
とやってみたのですが、最後のリンクでmain がない、とエラーになります。
ソースを確認するとmain() がkon_main() になっています。
謎です。main() に書き換えるとコンパイルが通りました。
(make config では MINI KON を 'N', mouse を 'N', J3100 を 'N', J3100 font を 'N'にしました。)

その後
su
# make install
# cat termcap.kon >> /etc/termcap
# tic terminfo.kon
等をしてkon を動かしてみましたがフォントのエラーになりました。 日本語のフォントが別途必要なのですね。
昔お世話になっていたPJE のパッケージからkonfont.tgz をコピーしてきて
zcat konfnt.tgz|(cd /; tar xvf -)
でkon2 が動くようになりました。

Slackware-7.1 FreeWnn, Emacs20.7 インストール

続いてFreeWnn-1.1.1-a013 とemacs-20.7 をインストールしました。
FreeWnn は
2000/01/20 の日記の手順でいけました。

emacs-20.7 もemacs-20.5 の時のように、emacs-20.7 を展開してから同じディレクトリ にleim-20.7 を展開し、次のようにemcws-20.7-20000614 パッチを適用します。
cd emacs-20.7
patch -p1 < ../ecws-XXXXXX
その後、
configure --with-wnn4
  --with-wnn-includes=/usr/local/include/wnn
  --with-wnn-libraries=/usr/local/lib
make
su
# make install
でうまくいきました。

Slackware-7.1 日本語106キーボードマップ

ちなみにSlackware-7.1 を日本語106 キーボードで使用する場合は/etc/rc.d/rc.keymap の/usr/bin/loadkeys us.map の行を/usr/bin/loadkeys jp106.map のように書き換えて再起動するといいようです。

2000/09/16(土)

ここんところPlayStation の『SD ガンダム G GENERATION-F』 にはまっていてあまりパソコン利用の進歩がないのですが、本日変化がありました。

Linux でCDR

WindowsNT でCDR を焼く場合、ほとんどのライティングソフトが有償で、NT のVersion が上がったり、ServicePack をあてるとうまく動かなくなって買い直すのが嫌でした。
ライティングソフトに限らず、有償のソフトはOS が新しくなっていくにつれ、 どこかで無償アップデートができなくなってしまいます。

ソフト会社がソフトウェアをOS の変化に追従させるためには当然コストが発生、 そのために... というわけですが、 結局フリーソフトで済むものは極力フリーソフトを利用したいということですね。

こういうわけで会社でCDR を焼くときはRedHat Linux 5.2J に入れたxcdroast というフリーソフトを使っています。
自宅でもこれが使えるようにインストールしてみました。

ThinkPad に入れているSlackware Linux 7.1 にインストールしました。
xcdroast はX Window 上のアプリケーションなので、 まずX Window のセットアップが必要です。

XFree86 3.3.6 のxf86config コマンドで設定していくと、ThinkPad 1124 に使用されているSMI LynxEM+ はチップの選択リストに出てきたので余裕で設定できました。
(/etc/XF86Config ファイルはこの
TP1124_XF86Configのようになりました)

X-CD-Roast のページからxcdroast-0.98alpha6.tar.gz と、 リンクをたどってcdrecord-1.8.1.tar.gz を入手しました。
(これらは2000/7月からBurnProof ドライブに対応したそうです。)

コンパイルは、先にcdrecord をmake してからxcdroast をmake しました。
xcdroast のコマンド名はxcdrgtk になったようです。
ThinkPad i シリーズ1124, Adaptec APA-1480, YAMAHA CDR-400 の組み合わせで うまく焼けました。

2000/07/29(土)

ThinkPad 用メモリを購入

秋葉原へ行きました。ThinkPad 用のPC-100 対応 SO-DIMM 128MByte を購入しました。
(株)トップテクノロジーという会社の箱入り, 5年保証製品で神和電機で15400円+税 でした。

ThinkPad のマニュアルに増設メモリの取り付け方法があったのでそれを見ながら キーボードを取り外してその下部分のソケットにうまく設置できました。 起動してみるとバッチリ認識されました。

Win2000 サスペンド障害

ThinkPad に入れたWindows2000 が省電力設定の自動サスペンドがかかった後、 Fn キーを押してもレジュームしないようです。

何をやってもだめで、再起動してイベントビューアを確認するとIDE disk 関連の エラーが記録されています。
ThinkPad 機能設定プログラムでLCD の電源OFF とdisk の電源OFF が両方とも5分に 設定されていたのをLCD は5分, disk は15分というように、OFF になるタイミングを 離したところ調子がよくなりました。

2000/07/28(金)

Win2000 にソフトMIDI 音源

デスクトップマシンからコピーしたファイルのなかからMIDI ファイルをダブルクリック すると何と演奏されるではないですか! なんでかなー、と調べてみるとSoftwareMIDI 音源がいつのまにか入っていました。 Windows2000 に標準で入っているのか、ThinkPad のCrystal SoundFusion CS4281 の Win2000 ドライバ導入の時に自動で入ったのだと思われます。

だいたいのMID ファイルを演奏できるのですが、 うまく演奏できないファイルもあるようです。

2000/07/23(日)

ThinkPad を購入

IBM ThinkPad i シリーズ 1124(2609-53J) を購入しました。
いっしょにAdaptec APA-1480A Ultra SCSI CardBus カードも購入しました。 APA-1480A はThinkPad でついたヨドバシカメラのポイントで無料です。

プリインストールのWin98SE でオーディオ, モデム等の動作確認を済ませてから 念のためにネットワークでデスクトップマシンにディスクの中身を丸ごと待避し、 フォーマットしてOS を入れ替えました。
Win98SE, Win2000, Slackware-7.1(Linux)を共存させました。

PentiumIII 換装 その後

PentiumIII を載せるにあたって2台目マシンのマザーボードを交換したはなしを 書きました。(2000/06/20 の日記)
それまでIntel のchip set を使っていたのが、今回からVIA のchip set になるということで、いろいろ心配していました。

使い心地としては小さい問題が2つあるだけでした。
  1. 時々起動失敗

    ごくまれに(10日に1度ぐらい)WindowsNT 4.0WSの起動に失敗してブルーバックのダンプ画面になってしまいます。
    2940u2w のドライバの初期化でIRQ_NOT_LESS_THAN_OR_EQUAL が出ます。
    再現性が低く、リセットするとちゃんと起動します。
    リセットすると起動できるので現在は目をつむっています。

  2. 起動直後のRS-232c がヘン

    TeraTermPro のマクロで
    ダイヤルアップルータを制御しているのですが、 起動直後の1回目のマクロ呼び出しで必ず制御不能になります。 マクロを修正して、
         connect (引数)    ==> TeraTermPro を起動してRS-232c で接続
         closett           ==> TeraTermPro を終了
         connect (引数)    ==> 再度RS-232c で接続
            :
            :
         (以下、本来の制御ロジック)
            :
            :
    	 
    のように1回接続を捨てるようにしてしのいでいます。

2000/07/11(火)

Windows2000 インストール成功

VGA カードを古いi740 のAGP カードから、PCI のVirgeDX に差し替えるとすんなり入り ました。

インストール後にCOMPAQ NC3121 NIC を刺して起動すると、自動認識されていました。 おー Plug & Play だ。

2000/07/09(日)

Windows98 2nd Edition, Windows2000 のインストール

2台目マシンからとりだしたPentiumII 関連のパーツを
3台目マシンに入れました。 disk が4G と少な目ですが、このマシンは実用に使うのではなく、パーツやOS,ソフトの テスト用なのでこれで十分です。

せっかくAGP なので秋葉原で安いAGP カードを購入しました。
AOpen の3D Navigator PA740 というカードでチップはIntel i740, VRAM は8M です。 箱入りのリテール、俺コンで4980 円でした。

それと、湘南通商でCOMPAQ NC3121 という、Intel SB82558B チップの10/100 NIC を購入しました。バルクのマニュアル、ドライバなしで4000円でした。 (Intel chip のかたまりみたいなマシンになりました ^^)
実は自分のお金で100M イーサカードを買うのはこれが初めてです。
これEther Express 互換だと思っていたのですが、違うのですね...

まずWindows98 2nd Edition をインストールしました。
DOS の起動フロッピでC ドライブのWindows の残骸をformat してからWin98 で CD-ROM ブートで入れました。

何かネットワーク関連のモジュールのインストールがエラーになってしまいました。 インストールは完了したものの、NIC が動作しません。
インストール後、再起動していろいろいじってみまいたが、NIC を有効にできません。 COMPAQ NC3121 というのはドライバ選択肢に出てくるのですが、全然うまくいかないで す。 COMPAQ から最新ドライバを拾ってこないとダメかもしれません。


続けてWindows2000 を入れてみました。 CD-ROM ブートさせようとするも、何故かdisk から起動してしまいます。
IDE disk がなく、SCSI disk からの起動です。
マザーボードのBIOS Menu のブートデバイスの順番はFD, CD-ROM, IDE-0, other に設定しています。

あきらめてWin98 でWin2000 CD-ROM のAutoRun メニューから共存インストールを選択 しました。 Win98 上でのインストールステップが終わっていったん再起動となり、WinNT のような 青い画面で残りの作業が続きました。

F6 キーとS キーで大容量デバイスのドライバを FD から入れるように指示してAdaptec から入手した3940UWD 用のWin2000 ドライバ を入れました。

ところがその後の、その他のデバイスの認識のステップで画面が真っ暗になり、 インストールが止まってしまいました。
何度やりなおしてもここで固まります。 BIOS の設定を変更したり、Win2000 CD-ROM のBootdisk ディレクトリのMakebt32.exe で作成したインストールフロッピで入れようとしても同じところで固まります。
パーツが古いかな?

Win2000 CD-ROM のSupport ディレクトリにHcl.txt というファイルがあり、動作可能 ハードウェアのリストが書かれています。
i740 チップのVGA カードや、COMPAQ NC3121 はサポートされているようなのですが。 NC3121 を抜いてもやっぱり同じ場所でインストール作業がフリーズしました。


2000/07/05(水)

雑誌記事の執筆依頼

なんと、メールで雑誌記事の執筆依頼が来ました。 お受けすることになりました。
予定通りに進むとSoftwareDesign 9月号(2000/08/18 発売)に私の記事が載ります。

AT 互換機とか、そういう内容ではなく、仕事でやっていることに近いです。
実は昨年Linux の入門書を書かないか、 というお誘いを別の会社からいただいたのですが、 結婚準備とかあってその時は受けることができずとても残念でした。
今回は挑戦できます。

2000/06/20(火)

PentiumIII に換装

会社を休んで
2台目PC の中身を交換しました。
PentiumII 266MHz からPentiumIII 733MHz への交換で、マザーボードも交換です。
ついでにISA バス経由でケーブルを延ばして接続するタイプのPCMCIA カードベイ も接続しました。

ディスクはそのままで昔のWindowsNT 4.0WS(SP5) が起動できました。
Windows2000 はしばらくおあずけです。

2000/06/19(月)

デバドラがない!

HOT-255 というESS 1370 チップのPCI オーディオカードを使っているのですが、 Windows2000 にするとこれが使えなくなりそうです。
これはCreative のAudioPCI64 と同等品だという情報を得ましたが、AudioPCI64 のWindows2000 ドライバもまだないようです。

ISA バスに刺しているRoland のMIDI インタフェース、S-MPU2 もドライバが なさそうです。
Windows2000 を買ったものの、こんなに寒いとは予想していませんでした。
んー 困った。

2000/06/18(日)

PentiumIII 購入

秋葉原へ行きました。
かっこいいATX ケースが見当たりません。

ブラブラしていると、Baby AT フォームファクタのマザーボードGIGABYTE
GA-6VA7+ がよさそうだったので、PentiumIII 733MHz といっしょに購入してしまいました。

GA-6VA7+ の写真

今のAT ケースのPentiumII とマザーボード毎交換してしまおうという作戦です。
256M のSDRAM とWindows2000 Professional バンドル 版も購入しました。

MP3 のエンコードが早くなるかな?
VMWare も興味あります。(Disk がSCSI なのでまずいかも...)


Windows2000 バンドル版

Windows2000 のバンドル版は、 パーツショップでマザーボードやハードディスクを買う場合にのみ、 いっしょに購入できるようです。私は15800円で購入しました。
WindowsNT からのアップグレード版の実売価格より少し高い値段です。

ユーザ登録はがきがついておらず、オンラインで登録するように書かれています。

ライセンス証書はシールになっていて、簡易マニュアルからはがし取ってPC に 貼れるようになっています。
この間会社で購入したWindows2000 プリインストールのPC には最初からライセンス証書 がPC 側面に貼り付けられていました。

NT4 には入っていた、ハードウェア互換性リストもついてないですね。

2000/05/27(土)

ダイヤルアップトラブル

知らない人のところにおじゃましてトラブルシュートした、というおはなしです。

友達の友達の友達(U さんとします) がプロバイダのダイヤルアップがうまくできず困っている、 という相談が友達から来ました。

新規にパソコン(Win98)を購入し、プロバイダも契約して接続してみたところ、 1度だけつながってメールも受信できたのが、2回目からうまくいかず、友達の友達が 訪問していろいろやってみたけど、設定等正しいはずなのにつながらない、とのこと でした。

私のところに相談が来てから、最初は電話でいろいろ状況を聞いてあれこれ やってもらったのですが確かにヘンです。
接続完了を告げるダイヤログは出るのにFQDN やIP アドレスで外部にping できません。

翌日、設定ウィンドのプリントアウトやプロバイダからの設定資料のコピーを 見せてもらいましたがおかしいところは見当たりません。 (プロバイダの資料はちょっとあやしいところがありましたが...)

私のPC にそのプロバイダの設定を入力して接続してみるとちゃんとつながり、 ping やWeb が正常に動作しました。
プロバイダ側にミスはなさそうです。

U さんに接続前と後のnetstat -r 結果のプリントアウトをFAX で送ってもらいました。
外部へのルートが、割り当てられたIP アドレスから出て行くようになっていて、 本当に接続できているように見えます。
なのに各種アプリケーションはインターネットに接続できず、 ping も通らないそうです。

全くわけがわかりません。 U さんがたまたま近くに住んでいるようなので、 またこの障害には私自身も興味を持ったので、土曜日に訪問しました。


最初私が操作してみて電話で聞いていた状況を自分で確認し、 私が持ち込んだ借り物のノートPC をその電話線につないで私のプロバイダに つないでみるとうまく繋がりました。
電話回線もとりあえず大丈夫のようなので、 やっぱりU さんのPC がおかしいようです。

コントロールパネルをあれこれ開いて細かく確認していると、ネットワークの設定 ウィンドで 『TCP/IP -> ダイヤルアップアダプタ』が4つも ありました。


これはだめですね、と3つ削除するとダイヤルアップの最後のあたりで プロトコルのエラーが出るようになったので残りの 『TCP/IP -> ダイヤルアップアダプタ』も削除し、 更に『ダイヤルアップアダプタ』も削除しました。

続いて『ダイヤルアップアダプタ』を再インストールしようとしたところ、『追加』 ではインストールできないようで30分程困りましたが、 最後にインターネット接続ウィザード(だったかな?)でうまく 『ダイヤルアップアダプタ』がインストールでき、 接続後のping や各種アプリケーションが使えるようになりましたp(^^)q

電話では『TCP/IP -> ダイヤルアップアダプタ』がたくさんある等、 想像もつかなかったので訪問して正解でした。


2000/05/23(火)

AIX 4.3.3 のman コマンド

IBM のワークステーションRS6000 上のUNIX(AIX 4.3.3) ではデフォルトでman コマンドでマニュアルを読めません。

man コマンド自体はインストールされているのにnroff 形式のマニュアルデータ がインストールされていないようです。
これがとても不便で暇をみてはインターネットを検索したりして、 どうすればman で見るデータをインストールできるのか長らく悪戦苦闘していました。
今回またRS6000 で仕事をする機会を得、再度この問題にチャレンジし、見事解決しました。

ブラウザで見れるHTML 形式のオンラインマニュアルがあり、 CD 上のHTML でman コマンドの説明を眺めているとものすごいことが 書いてあった、これが解決の糸口になりました。

要約すると、AIX 4.3.3 のman コマンドは始めに/usr/share/man などにあるマニュアル データを参照し、なければ ハイパーテキスト情報からデータを得る、 とありました。

マニュアルデータのインストール方法は依然分からないのですが、 それはしなくてもHTML オンラインマニュアルをインストールすると自動的にman も見れるようになりそうです。
えいやでHTML オンラインマニュアルをインストールしてみたところ懸案だった AIX のman ページが見れるようになりました。

インストール手順

(使用したRS-6000 は43P Model 140(604e 332MHz))

  1. 『AIX 4.3.3 Base Documentation(Ja_JP) 5765-C34』CD-ROM を挿入
    (CD-ROM は自分でマウントしなくてもよい)
  2. root でsmitty を起動
  3. 『ソフトウェアのインストールおよび保守』
  4. 『ソフトウェアのインストールおよび更新』
  5. 『最新の使用可能なソフトウェアのインストールおよび更新』
  6. 『ソフトウェアのための入力デバイス/ディレクトリ』でF4 キーを押し、 /dev/cd0 を選択
  7. 『インストールするソフトウェア』で必要なものをF7 キーで選択
    bos.html.Ja_JP.cmds 等を入れるといいようですが、私は全部いれました

約50分でインストールが完了し、man コマンドで様々なコマンドのマニュアルが 参照できるようになりました。

2000/05/19(金)

OS/2

あるソフトウェアのインストールガイドでちらっと見かけたんですが、 OS/2 ってinetd のしくみを持ってるそうです。
いいなー

2000/04/19(水)

Linux のjman コマンド

LASER5 LINUX 6.0 や日本語 Red Hat Linux 5.2 で /usr/bin/man がシェルスクリプト になっていることに気付きました。(file /usr/bin/man)
中身を見てみると、man の場合とjman の場合で環境変数LANG を切り替えて man.exe (?)を呼び出しています。

確かに/usr/bin/jman というのが存在し、/usr/bin/man へのリンクになっています。 おそるおそる jman man とすると、なんとマニュアルページが日本語で見れるではないか!

2000/04/02(日)

DVD-838

2月の中旬にインターネットの通販( http://www.dvdnow.co.jp/)で中国製のリージョンフリーなDVD 再生デッキを注文 したのですが、2ヶ月近くかかってようやく届きました。

DVD-838 の写真

さっそく動かしてみたところ、リージョン1(北米)のソフトが問題なく再生できました。 リージョン2(日本など)のソフトもバッチリでした。
リージョンフリーというのは偽りないようです。

画質も問題なし。ラインアウトの音がやや小さいようです。
MP3 の曲を入れたCD-R を再生する機能がありますが、これは試していません。
リモコンの電池が親切についてたのは意外でした。中国製の単4 電池です。

しかし、日本メーカの製品と比較すると色々びっくりさせられる点もあります。
  1. ネジがシャーシの外に飛び出している

    製品を箱から出す時にいきなりぶったまげました。 内部のパーツをシャーシにネジ止めしてて、そのネジの先っぽがシャーシを 貫通して外側まで飛び出ています。危ないです。

  2. 電源プラグがコンセントにささらない

    一見日本のプラグに見えるけどコンセントにささりませんでした。
    なんでささらんのやろなー、とよ〜く見ると片方の足の先が太くなっています。
    中国用プラグ? 日本向けプラグを作ったつもりがうまく作れなかった?
    本体からコードが直接はえてるのではなく、パソコン用のコネクタで本体と つながるタイプなのでパソコン用電源コードと交換しました。

    電源プラグの写真

  3. 強烈な高調波輻射

    電源がOFF でもコンセントに刺さっているだけでものすごい高調波(電波) が出ます。近くのテレビでは、地上波は見れなくなります。 まるで工業地域向けの産業機器です。
    電源の極性を逆にしてもダメなので、使わないときはコンセントを抜いとくことに しました。

これらの点が気になったものの、リージョンによっては全く再生できない普通の DVD プレーヤの方がはるかに致命的な欠陥品に思えます。

リージョンフリーなDVD 再生環境があると、日本ではまだ販売されていない貴重な ソフトを楽しめます。ただ言葉の壁があるので、私は極力英語字幕(ENGLISH CAPTION) のあるものを選んでいます。 英語でも字幕があるのとないのとではわかりやすさが全然違います。

土曜日に秋葉原のラジオ会館2F の輸入DVD ショップ『it's』(イッツ) でソフトを購入してきました。 米国に行ったときは在庫がなく手に入らなかったスタートレックの映画、 『FIRST CONTACT』(英語字幕あり)を6900円でget しました。

2000/03/05(日)

近況など

会社の仕事が忙しいのと、先月発売されたPlayStation 用ゲーム『ジオンの系譜』 にはまっているのとでWeb の更新が滞っています。

最近の近況は...

LASER5 Linux6.0 Rel2

会社でEPSON DIRECT のPC 7台にLASER5 Linux6.0 Rel2 をインストールしました。
BIOS 設定を変更することでCD-ROM からの起動もできました。

Book PC の写真

EPSON DIRECT のBook 型PC 680C はCPU ファンの廃熱がダクトで外に出るようになって いてよくできています。
Book 型なのにPCI カードを2枚増設できるようにもなっています。
これで9万円しないのはおどろきです(64M memory, 4G disk, CRT なし)。

Book PC の中

これら7 台は独自のネットワークを構成して開発で使う環境になります。 Apache, mod_SSL, JServ, OpenSSL, WebLogic 等を入れています。
独自にCA(認証局)を立ち上げてWeb サーバ証明書に電子署名してブラウザに CA 証明書をインストールし、 警告ウィンドなしでSSL サイトにアクセスできるようにもしました。

まだ商品が届いていないのですが、まもなくLinux 用のOracle8i もインストールします。 自分で全部するのなら問題ないのですが、これらの立ち上げを人を指導して やってもらっているので大仕事です。

IBM ユニバーサルデータベース(DB2)

別件でRedHat Linux5.2(J) の環境にIBM DB2 をインストールしました。
上記の環境構築とは別に私は開発案件もかかえているのです。

Oracle やPostgreSQL ではuniq な整数の自動生成にcreate sequence という機能 が使えるのですが、DB2 にはこれがありません。JDBC でデータベースを何度も アクセスするのは避けたいのでcreate sequence と同等の機能を探しています。
(ご存知の方はぜひご教授ください)

来週はIBM のWeb アプリケーションサーバ、WebSphere も攻略します。
といっても今回はServlet の機能しか使わないのですが。 しかし今月末の納期に果たして間に合うか?!
あ、RS-6000(AIX)のシステム管理もマスターしなければ。
(間に合わん)

2000/02/02(水)

OpenSSL で暗号あそび

OpenSSL というフリーソフトがあります。
これはSSL 対応のソフトウェア(SSL 版のApache など) を構築するときに用いるソフトウェアライブラリなのですが、 これ単体(openssl コマンド)でファイルを暗号化するツールとして利用できます。

Triple DES, IDEA, Blowfish といった強力なアルゴリズムが使えます。
例えばTriple DES を使いたい場合、暗号化とその逆(復号化) は次のようにします。

  暗号化
  openssl enc -des3 -in 入力ファイル名 -out 出力ファイル名

  復号化
  openssl enc -d -des3 -in 入力ファイル名 -out 出力ファイル名

複合化する時に -d オプションが必要なことに注意します。
その他のオプションはopenssl ? とか、openssl enc ? とかやってみると一覧が表示されます。

暗号化するときにパスワードを聞かれるので、キーボードから2回入力します。 複合化する場合には、暗号化で入力した同じパスワードを入力します。
データはバイナリとして扱われるので内容に日本語テキストが入ったファイル でも化けたりすることなく扱えます。

OpenSSL はソースで公開されていて、主要なUNIX 環境やWindows でmake できます。 従ってUNIX で暗号化したファイルをWindows で復号する、等が可能です。


UNIX では、テープにファイルをバックアップするのに、
tar cvf - ./my_directory | openssl enc -bf | dd of=/dev/st0
のような使い方ができます。(-bf はBlowFish 暗号の使用オプション)


OpenSSL の公式サイトは http://www.openssl.org/ で、その内容が日本語に翻訳されたものがインフォサイエンスさんにより http://www.infoscience.co.jp/technical/openssl/ で公開されています。

ソースはこれらのサイトから"Source" をクリックし、最新のもの (現在はopenssl-0.9.4.tar.gz)をダウンロードできます。
openssl-0.9.4.tar.gz はUNIX User誌 2000/2 月号のCD-ROM にも入っているようです。

Slackware-7.0 (Linux)でのmake は簡単です。

  % zcat openssl-0.9.4.tar.gz | tar xvf -
  % cd openssl-0.9.4
  % ./config
  % make
  % make test
  % su
  # make install


Windows の場合はopenssl-0.9.4.tar.gz にINSTALL.W32 という英語ドキュメントがあり、 Visual C++ or Borland C or GNU C (Mingw32 or Cygwin32) でmake する方法が説明されています。
私はVisual C++ 6.0 でコンパイルしました。

MASM かNASM というアセンブラも兼用するとRSA の部分が倍速になるそうですが 今回はVisual C++ だけでmake しました。

make の準備にWindows 版のPerl が必要です。
Perl の入手先もINSTALL.W32 に記述されていて、 http://www.activestate.com/ActivePerl からAPi522e.exe を入手しました。

APi522e.exe はそのままインストーラになっているのでダブルクリックするだけで Windows 用のバイナリが展開できます。

こうしてインストールしたPerl とVisual C++ でOpenSSL をmake する手順は 次のようになります。


  gzip -d openssl-0.9.4.tar.gz
  tar -xvf openssl-0.9.4.tar
  cd openssl-0.9.4
  perl Configure VC-WIN32
  ms\do_ms
  nmake -f ms\ntdll.mak

openssl-0.9.4 の下のout32dll ディレクトリにopenssl.exe が出来ます。
次のようにプログラムの動作確認ができます。

  cd out32dll
  ..\ms\test


2000/01/26(水)

Tornado, VxWorks

今週はWind River Systems 社のボードコンピュータ向けリアルタイムOS VxWorks とその開発環境Tornado のトレーニングを受講するため、毎日恵比寿に通っています。

私の会社でVxWorks を担当する(ことになる)人は別にいます。 私はTornado/VxWorks で何かを開発するというのではなく、 担当者不在時にお客さんから質問が来た場合、 簡単なものは私が対応できるように勉強しておくというわけです。

VxWorks は組み込み用で、例えばVME バスにさして動かすボードコンピュータ等をサポートするコンパクトなOS です。
ITRON (組み込み用途向けのTRON)のようなものですね。

トレーニングの実習環境はSolaris2.6 に開発環境Tornado がインストールされていて、 68040 ベースのボードコンピュータ(VxWorks が動くコンピュータ) はイーサネットで接続されています。

ボードコンピュータには画面やキーボードは接続されておらず、 そのかわりにRS-232c 経由で端末(パソコン)につながっていて、 コンソールメッセージが表示されます。
起動時のパラメータ(自分のIP アドレスなど)もこの端末から設定します。

VxWorks 配下で動かすプログラムはSolaris 上でC 言語で記述し、gcc に-c をつけて.o ファイルとしてクロスコンパイルし、 これをネットワーク経由でロードします。
この.o ファイルは動作中のVxWorks にダイナミックにリンクします。
UNIX でめったに使わないデバイスドライバをモジュールにしておき、必要なときだけ ロードするのと同じイメージです。

プログラム中にmain() 関数はなく、任意の関数がタスクとして直接実行できます。 作成プログラムはスーパーバイザモードでOS や他のプログラムと資源を共有して動作します。
スーパーバイザモードで動作しますから、 システムコールをコンテキスト切り替えのオーバーヘッドなしで高速に呼び出せます。

VxWorks はマルチタスクOS なのですが、このタスクというのはUNIX のプロセスのイメージではなくスレッドのイメージだと思います。 リアルタイム性が目標なのでタスク間の独立性よりも、 高速なタスク切り替えが重要なのでしょう。

プログラム作成は、それが簡単なものでも注意が必要です。 デバイスドライバを書くのと同じですからね。 ヘンなことをするとすぐOS ごと全体が落ちてしまいます。
とても興味深い世界です。

2000/01/20(木)

Slackware 7.0 でFreeWnn, emacs-20.5a

FreeWnn-1.1.1-a013.tar.gz というのがあって、Slackware 7.0 でmake できました。 FreeWnn-1.1.1-a013.tar.gz は
http://www.freewnn.org/ (「FreeWnn Project」の公式ページ )からFTP サイトへのリンクをたどっていき、 alpha というディレクトリの中にありました。

ChangeLog によると、これは開発者向の内部リリースとのことです。 正式なリリースではないことを心得て使わせてもらいました。
    % ./configure --prefix=/usr2/local --with-x
    % make
    % su
    # make install
    # vi /etc/rc.d/rc.local
    (起動時に/usr2/local/bin/Wnn4/jserver を実行するよう書き換え)
でバッチリです。
(--prefix=/usr2/local は私の環境に固有な設定です)
wnn というユーザが必要なのですが、以前FreeWnn-1.1 ではまった時に作ったwnn ユーザが残っていました。
wnn ユーザのUID は127 と記述されていたのでvipw してUID を127 に変更しました。

初めて変換したときに辞書ファイルを作成できない、とエラーに なったので/usr2/local/lib/wnn/ja_JP/dic/usr の下のディレクトリの所有者が root になっていたのをwnn にchown すると直りました。


これでかな漢字変換可能なEmacs(Mule) が作れます。
今最新のEmacs は20.5a というのがあるようです。
どなたのページなのかわからないのですが、 http://emacs-20.ki.nu/20.5.shtml というすごいページがあります。日本語のページです。
emacs-20 というドメイン名がおちゃめですね。

このページを参考に、emacs-20.5a.tar.gz とleim-20.5a.tar.gz がemacs-20.5 というディレクトリに入るように展開してから

    % cd emacs-20.5
    % zcat ../emcws-20.5-19991210.gz | patch -s -p1
    % ./configure --prefix=/usr2/local --with-gcc --with-wnn4 \
        --with-wnn-includes=/usr2/local/include/wnn \
        --with-wnn-libraries=/usr2/local/lib \
        --with-x
      (usr2 というのは私の環境固有の設定)

    % make
    % su
    # make install
でできました。
Makefile やソースファイルを全く書き直さずemacs をつくれたのは初めてです。

2000/01/17(月)

crontab で失敗

先週、UNIX のcrontab で、ログファイルをロールアップさせるようにしました。
それが5 0 1 * * とすべきところを5 0 * 1 * としてしまい、
本当は毎月1日に自動実行するようにスケジューリングしたはずが、 1月のみ毎日、2-12月はなしという全然違う意味にしてしまったわけです。

不幸にも今は1月なので、 最低3ヶ月分のログを保存するはずがほとんどぶっとんでしまいました。

2000/01/14(金)

IRIX crontab のdiskpatch

SGI IRIX6.2(パッチ済)のroot のcrontab をいじっていて、最後の方に次のような定義があることに気付きました。

  # Run disk cleaning cycle for affected IBM Ultrstar drives twice weekly
  45 2 * * 0,4 /sbin/diskpatch -FH30 -S11

毎週、日曜日と木曜日の2:45 に/sbin/diskpatch が実行されます。


man diskpatch を見てみると、IRIX6.2 の/sbin/diskpatch は
といった説明がありました。
# 回転しているディスクに何故ヘッドが付着するのだろう?

IBM Ultrastar はヘッド付着問題があるのかもしれません。
もちろん、IRIX が特殊なふるまいをするために、IRIX 環境の場合のみUltrastar に特別な対策が必要なのかもしれません。

http://www.storage.ibm.com/hardsoft/diskdrdl/prod/ultrastar.htm (IBM Ultrastar の公式ページ)

を見てみると、Ultrastar といってもたくさん種類があるので古いモデルと 新しいモデルでは違いがあるかもしれません。

ちなみに /sbin/diskpatch のタイムスタンプは 1998/12/14 でした。
diskpatch をstrings してみると、IBM DFHSS という文字列が出てきます。

<おまけ>
IRIX でroot でdiskpatch -v とすると、接続されているSCSI disk の種類が簡単に 調べられることがわかりました。

実行例
  # diskpatch -v
  sc1d7l0:  Disk         SEAGATE ST32550N        0022  Serial: 00076431
  sc1d5l0:  Disk         SEAGATE ST41650         6414  Serial: 00602851
  sc1d3l0:  Disk         IBM     DDRS-39130      S97B  Serial: QEJF5342

2000/01/13(木)

touch コマンドと閏秒

UNIX ではファイルの時刻はそれが作成された時や修正された時刻でつきます。 DOS 系OS ではファイルをコピーした場合に時刻は保存されますがUNIX の場合はコピーされた時の時刻がつきます。

UNIX で時間を変えずにファイルをコピーするにはcp コマンドに-p オプションを つけるといいです。
既存ファイルの時間を任意の値にセットしたい場合はtouch コマンドで可能です。

UNIX の種類にもよりますが、touch コマンドで設定できる日付と時刻は yyyymmddhhmm とか制限がある場合があります。この例では秒が設定できません。
SGI IRIX でman touch してみると、touch コマンドを-t で呼び出すとファイルの時間のうち、秒も設定できることがわかりました。

この秒部分に指定可能な値は00〜61 であり、何故か00〜59 ではありません。 よく読むと、これはうるう秒 を考慮してのことのようです。

よくシステム開発で秒の項目を00-59 としてチェックしたりすると思いますが、 そういうシステムは閏秒問題を抱えていることになるわけです。
時刻X から時刻Y までの経過時間を計算する場合も、 閏秒をまたいでいると狂っちゃいますね(^^)


2000/01/12(水)

AtFAX すごい!

AtFAX という便利なフリーソフトを発見しました。
   http://www.mediaten.com/ (日本語です)
用途をカバーページ1ページの送信のみにしぼり、そのかわりとても簡単にFAX が送信 できます。プリンタドライバをひっかけずにそのまま送信できるのです!
WindowsNT4.0 とSONY のモデム(SMD-v341)で動作しました。

起動するとカバーページを編集する簡易エディタが起動し、チョコチョコと書き換えて 送信を選択。これだけです。
送信先電話番号は編集したカバーページから読み取られます。

フリーソフトのAtFAX は、専用エディタで編集したテキストしか送信できません。 シェアウェア版のAtFAX Pro はプリンタドライバ経由で様々なアプリケーションの ドキュメントを送信できるようです。


BeamUp.exe 公開開始

会社の社内Web や私個人のWeb 更新を楽にするために作成したプログラムを フリーソフトとして公開することにしました。

コマンドラインで使うプログラムなのですが、送信するファイルをあらかじめテキスト ファイルにリストアップしておくと、あとはBeamUp を起動してパスワードを入力するだけで自動送信できます。

Windows 9X/NT のftp コマンドでもスクリプト実行は可能ですが、BeamUp のうりは パスワードをキーボードからマスク入力できることです。
パスワードをファイルに書いてしまうと危険なので作成しました。

名前の由来はスタートレックの転送ビームです。
クルーが惑星に降りて調査を終え、エンタープライズにビームアップしてくれ、 と伝えるとヒュイィ〜ンとビーム転送される。 そういったイメージでばんばんWeb が更新できるといいなと思いネーミングしました。

    
http://www.lares.dti.ne.jp/~seiki/software/
で自作ソフトウェアを公開していきます。

2000/01/10(月)

Disk 不安定から脱出成功

20000/01/01 の日記で書いたディスクの異常が頻発するようになりました。
ひょっとして熱暴走だろうか、とディスクを格納した3.5inch ベイのフタを開放して 放熱をよくし、秋葉原で購入した温度センサーを取り付けました。
ついでに内部のいろいろなところのコネクタを抜き差しし、 接触不良の可能性をつぶしました。

7200rpm のディスクですが発熱は少なく39度より高くなることはないようです。
マザーボードのBIOS メニューで確認したシャーシ温度は35度ぐらいでした。

それで様子を見てみましたが、異常はますますエスカレートしました。
いろいろなブルースクリーンがあらわれて落ちます。 メッセージは同じではありません。
  STOP 0x00000077 KERNEL_STACK_INPAGE_ERROR
  STOP 0x0000007F UNEXPECTED_KERNEK_MODE_TRAP 
  STOP 0x0000001E KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED
等を観測しました。

EventViewer を確認しようとすると、
システムログは壊れています。消去しますか?

というめずらしいダイアログが表示されました。
今後2度と見れないのではないでしょうか。ありがたくて合掌してしまいました。
システムのログは空になりました。 セキュリティーとアプリケーションのログは無事でした。 chkdsk をかけると何かファイルが壊れていました。

再起動してもすぐディスク異常が起こるようになり、OS が起動しなくなりました。

ディスクのセクタがどこか壊れているのではないか、と思いました。
SCSI カード2940U2W のファームウェア起動メニューのSCSI Disk Utilities サブメニューの中で、ディスクの物理フォーマットや 破損セクタの検査(Verify)ができます。
物理フォーマットは既存のデータが失われますが、Verify で検査するだけならデータ が失われることはありません。Verify を実行してみました。

30% を超えたあたりで異常が発見されました。データが失われる可能性もありますが、 このままにしておくわけにもいかないので異常ブロックの使用禁止を選択しました。

残りのVerify が続きます。その時、ものすごいメッセージが出ました。

Unexpected SCSI Command Failure
Target SCSI ID:   0
SCSI CDB Sent:    2F 00 01 0D 8D 79 00 08 00 00
Host Adaptor Status: 13h -Unexpected bus free
Target Status 00h -Good Status
Sense Key: N/A
+Sense Code: N/A
+Sense Code: N/A

なんじゃ、こりゃー!?


これはディスクがきっと壊れているのでしょう。
かなりおかしくなっているから単体でも異常を再現できるのではないか、 再現できれば初期不良で交換してもらえるだろう、と考えディスクを取り出しました。
# 自宅でも仕事できるように会社のファイルとか持ちかえってるけど、
# 修理に出すとヤバいなー、というか出せないなー
# 暗号化しとけばよかったなー

証人喚問といったところでしょうか。実験用の電源を単体のディスクに接続し、 通電してみました。すると何故か全く平気です。
電源投入後、いつまでたっても正常ですし、何回電源を投入しても全然問題なく まわりだします。

ケースの電源がくたびれてるのかもしれませんが、Verify のときに出たエラーの メモをもう一度見直して考えてみました。
Unexpected bus free だからきっと誰かが狂ってる はずです。それがdisk でないとしたら、と考えて容疑者が浮かびました。

日記には書いてなかったのですが、 実はCardDock(IO データのバルクのPCMCIA カードドック) が起動時に認識されないことが何度かあったのです。十分怪しい。
そこでこいつをはずしてみることにしました。
すると、おー安定したではないか

CardDock が壊れているのか、それとも何か相性のようなものがあるのかはもっと 調べてみないとわかりません。 でもCardDock が原因でこれほどまでにわけの分からない障害にはまっていたわけです。

WindowsNT のブルースクリーンのSTOP メッセージは KERNEL_STACK_INPAGE_ERROR とかUNEXPECTED_KERNEK_MODE_TRAP とかちんぷんかんぷん ですがVerify のときのエラーメッセージのUnexpected bus free はとても的確で これのおかげでSCSI バス上の別デバイスの可能性に気づくことができました。 よかった。



RAS のパスワードパッチ(pwdfixi)(2)

2000/01/05 の日記でWindowsNT 4.0 日本語版のServicePack5 以降に修正されたモジュールの更新でRAS のパスワードキャッシュに関するパッチ (pwdfixi.exe)の問題点を指摘しました。

対処として、全てのRAS ダイアルアップエントリを削除して再登録するとパスワード を手動入力しないと接続できないように復旧できたと報告しました。
しかしその対処方法は間違っていた ことが明らかになりました。

パスワードはレジストリにキャッシュされるので、 この対処をする前にバックアップした電話帳ファイル(.pbk ファイル)をダブルクリック しても多分パスワードキャシュは消えているだろうと期待し、 それを試してみることで気づきました。
手順としては次のようになります。

  1. WinNT 4.0 SP5 を適用

  2. RAS ダイヤルアップエントリを作成(エントリ名を例えばnifty とする)
    "パスワードを保存する"は選択しない
    ダイヤルアップできることを確認しておく

  3. %systemroot%¥system32¥ras の下にある.pbk ファイルをバックアップ (backup.pbkとする)

  4. RAS パスワードキャッシュバグのパッチである、pwdfixi.exe を適用

  5. nifty にダイアルアップしてみる
    パスワードキャッシュが誤って活用されるのか、 システムはユーザにパスワードを聞いてこない
    ダイヤルアップは成功する(この問題は01/05 の日記で指摘済)

  6. nifty のエントリを削除する

  7. nifty のダイヤルアップエントリを新規に作り直す
    "パスワードを保存する"は選択しない
    ダイヤルアップできることを確認しておく

  8. ダイヤルアップネットワークを終了し、再起動する
    nifty にダイヤルアップしようとすると、パスワードを尋ねられる(正しい動作)

  9. (ここからが新しい問題点)バックアップしておいた、backup.pbk をダブルクリックしてダイヤルアップネットワークウィンドを起動する

  10. nifty のエントリで"ダイヤル" ボタンをクリックする
    なんと、 ユーザにパスワードを尋ねずに接続が開始されてしまう


あれこれ実験して別の対策を考えてみました。
新しい対処方法は次のようになります。
  1. WinNT 4.0 SP5 を適用

  2. RAS ダイヤルアップエントリを作成(エントリ名を例えばnifty とする)
    "パスワードを保存する"は選択しない
    ダイヤルアップできることを確認しておく

  3. RAS パスワードキャッシュバグのパッチである、pwdfixi.exe を適用

  4. nifty にダイアルアップしてみる
    パスワードキャッシュが誤って活用されるのか、 システムはユーザにパスワードを聞いてこない
    ダイヤルアップは成功する(この問題は01/05 の日記で指摘済)

  5. "その他" をクリックし、"エントリとモデムのプロパティーの編集" を選択する

  6. "電話帳エントリの編集"ウィンドが開くので、"セキュリティ"タブを選択

  7. "パスワードを保存しない"ボタンをクリック し、OK ボタンを押す

これで大丈夫のようです。
.pbk ファイルのバックアップがあってもパスワードなしでは接続できません。

2000/01/05(水)

RAS のパスワードパッチ(pwdfixi.exe)

マイクロソフトが公開している http://www.microsoft.com/japan/products/ntupdate/nt4sp5/postsp5.htm (Microsoft Windows NT 4.0 日本語版 Service Pack 5 以降に修正された モジュールのダウンロード)のページからあれこれダウンロードして適用しました。

NT4.0 SP5 相当にはバグがあって、RAS のダイヤルアップでパスワードを保存しないようにしていてもキャッシュされてしまう 、ということでpwdfixi.exe というのをあてました。

再起動して、 どないなったかいなと某所にダイヤルアップを試みて私は仰天しました。 パスワードを聞いてこない!

システムは本当にパスワードを覚えていて、しかもあろうことか、 いつものパスワード入力ダイアログを出さずにダイヤルアップが始まってしまいました 。
このマシンからこのエントリにダイヤルアップできるのは、パスワードを記憶している 自分だけだと思っていたのに、もしこのパッチを別の人があてていたらその人も ダイヤルアップできた理屈です。

接続先のエントリを全て削除して設定をやり直しました。
これってほとんどクラックツールです。
エントリを作り直すと再び毎回パスワードを手入力できるようになりましたが、 暗号化がきつくなっただけでやっぱりキャッシュされているのでしょうか...


2000年問題

大きな問題にはぶつからずに2000年を迎ることができましたが、 年を越えてからビデオデッキの録画予約でG コードを用いた方法が使えなくなってしまいました

G コードを入力して確認するとエラーになったり、 デタラメな録画予約データになったりします。
G コードを使わない通常の予約録画はできます。

ビデオデッキの製造元であるSONY のWeb を見に行くと、 まさにこの障害のことが掲載されていました。 http://www.sony.co.jp/year2000/contents/vhs.html

一旦日付を2001年にセットしてから2000年に戻すとG コードのデコーダが直るとありました。 VTR のリモコンのファームウェアなんて更新しようがないからあきらめかと 思っていましたが、ユーザーレベルで復旧できるということで助かりました。
(しかし、一旦2001年にすると直るなんてどんな仕組みなんだ)


ついでに眺めていると、私のSONY のモデム(SMD-v341)のFAX アプリケーションに2000年問題があると書かれてました。
http://www.sony.co.jp/year2000/contents/modem/modem.html

なんかボロボロに使えなくなるようです。
私はほとんど使っていないソフトですが、 修正ソフトもダウンロードできるみたいなのでこれもセーフです。

かわいいトラブルがいろいろあって楽しいですね。


2000/01/01(土)

Disk 不安定

年があけてあれこれチェックしてパソコンに異常がないことを確認しました。

しかし!
起動して3時間ほどすると先月購入したIBM DNES-318350LVD がヘンになりました。
何もアクセスしていないのに 停止とスピンアップを繰り返すばかり で何もできなくなりました。

リセットしてNT のイベントビューアを確認すると、何かかかってました。

IDソース種類分類説明
15Diskエラーなし デバイス\Device\Harddisk0\Partition4 はまだアクセスできる状態ではありません。
9aic78u2エラーなし デバイス\Device\ScsiPort0 はタイムアウト期間内に応答しませんでした。

2940U2W のWinNT4.0 用ドライバは最新のVer3.02.2 を入れてます。
LVD のケーブルとターミネータは2940U2W に付属してきたものです。
LVD のラインにはこのdisk 以外のドライブはつないでいません。

再現性が低いのでクレームをつけにくいです。 初回は完全な不良だったし、とほほ...



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