2006年11月27日

パソコン日記(2006)




1997年からはじめた身の回りのコンピュータ全体の日記コーナーです。

仕事でソフトウェア開発をやっているので、仕事も趣味もコンピュータです。 そんな生活の中で起こったことや気づいたことを紹介します。
毎日書いてるわけではないのですが、のらりくらりと続いています。

特定のテーマで独立したページを書くのは結構大変なのですが、日々の出来事を エッセイ風に書くのはかなり楽なので最近はこちらばかり更新しています。



2024年 2023年 2022年
2021年 2020年 2019年 2014年 2013年
2012年 2011年 2010年 2009年 2008年
2007年 2005年 2004年 2003年 2002年
2001年 2000年 1999年 1998年 1997年

リンクアイコン トップページへ戻る


2006/11/25(土)

SHARP 見楽る

この秋に発売された、イーサネットにぶらさげることのできるSHARP のカラー液晶ファクシミリ複合機 UX-MF50CL(見楽る:みらくる)を購入しました。 量販店で後日中古の電話機を差し出す約束で1,000円引きとなり、 38,900円でした。10%のポイント還元が付きました。



この機器はUSBだけではなく、LANでPCに接続可能です。 複数のPCでこの機械を共有できるし本機を玄関など、PC から離れた場所に設置することもできます。
その他に次のようなうれしい点があります。

  1. 受信したFAX 画像を紙に出さず、電子ファイルとしてPCで受け取れる
  2. PCで編集したFAX原稿を紙に印刷せずに、この機械を経由してPCから送信できる
  3. FAX送信履歴をWebで確認できる
  4. 電話の着信履歴をWebで確認できる
  5. Webで電話帳を編集・閲覧できる
  6. 液晶のメッセージを見ながら、簡単に紙をSCANでき、結果をPCに取り込める
  7. 子機との通信がデジタル形式である(電波による盗聴が困難)
  8. 印刷エンジンはHP製のようで、インクはHPのインクカートリッジ
  9. ボタンを押した時点からさかのぼって過去45秒の時点からの通話内容録音が可能
  10. SDカードのリーダ/ライタを備えていて、それをLAN で共有できる(簡易共有ストレージ)
  11. 受信FAXをEメールに転送できる


一方で次のような困った点,残念な点もあります。

  1. 専用ソフトウェアをインストールすると、PC上でTCP port 5134 でFTP サーバが動作する(!)ようになる
    (付属のネットワークツールの詳細設定でユーザID とパスワードを設定することができます。 デフォルトではこれらが設定されていません。)
  2. 印刷用の紙の部分にカバーがなく、 紙をいれたままにしておくとホコリがたまりそう
  3. この機械がもつFTPサーバの、SDメモリカードを指すディレクトリ名が 「外部メモリー」であり、日本語名称になっている
  4. 付属する子機の液晶上の文字表示(フォント)が粗い


私はIP電話を利用しておらず詳しくないのですが、本機はLAN 上の電話端末にはならないようです。
印刷はカラーですが、写真をきれいに印刷するにはフォトインクが必要で、 これは別売りになっています。
マニュアル上では交換用のインクはSHARP のオンラインサイトで購入するように案内されていますが、 ヨドバシカメラ店頭で購入可能であることを確認しました。
ちなみに こちらからリンクをたどっていくことでPDF 形式の詳細なマニュアルを閲覧できます。

電話やルータなど、常時電源ONの状態で利用する機器には家庭内のサーバー的役割を 期待してしまいます。 この機器もUSB端子に接続したHDDをNASとして利用できたり、更にDLNA のサーバーになってくれたりするとうれしいのですが。
それとかWebサーバがもっとカスタマイズできて、家庭内のスケジュール共有とか 伝言板になってくれるとうれしいですね。

ちなみに本機にnmap でスキャンをかけてみたところ、次のような結果となりました。


Starting Nmap 4.10 ( http://www.insecure.org/nmap/ ) at 2006-11-25 23:07 JST
Interesting ports on 192.168.XXX.XXX:
Not shown: 1674 filtered ports
PORT     STATE  SERVICE
21/tcp   open   ftp
80/tcp   open   http
113/tcp  closed auth
137/tcp  closed netbios-ns
9100/tcp open   jetdirect
MAC Address: 08:00:XX:XX:XX:XX (Sharp)

Nmap finished: 1 IP address (1 host up) scanned in 18.940 seconds

(一部、意図的にマスクしています)

netbios-ns は、DHCP で動作している場合でもホスト名でWindowsクライアントから 接続するためのname service でしょうか。
tcp port 9100 のjetdirect というのはヒューレットパッカードのプリンタの ネットワークプロトコルで利用するもののようです。
nmap の-OオプションによるOS判定はNo exact OS matchs for host と判定エラーになりました。OSは何なのでしょうか。

telnet でhttp のポートに手動接続してみると、次のようなHTTP ヘッダに続いてデータ本体が返ってきました。

% telnet 192.168.XXX.XXX 80
Trying 192.168.XXX.XXX...
Connected to 192.168.XXX.XXX.
Escape character is '^]'.
GET http://192.168.XXX.XXX/ HTTP/1.0

HTTP/1.0 200 OK
Server: dtHTTPd/1.1
Content-Type: text/html
Content-Length: 558
Connection: close

   :
   :
   :

Webサーバに利用されているdtHTTPd ってなんなんでしょうね。



2006/10/11(水)

LAN経由でLinux からLCDに文字を表示

PICNIC という組み立て電子キットを用いて自作のLinux プログラムでLANに接続した PICNIC の液晶に文字を表示できるようにしてみました。 こちらにまとめてみたのでよければ見てみてください。


2006/07/23(日)

ピザBOX型 PCケース

Debian化した玄箱の250G HDD が先日クラッシュしてしまいました。 ACアダプタではなく、電源内蔵型の玄箱で温度のことを心配はしていたのですが、 24時間常時稼動で1年半ほどでディスククラッシュとなりました。
玄箱の使用はもうやめ、玉突きで後継PC を引き当てるために新規に1台小型のPCを 作成することにしました。
秋葉原でデザイン重視でケースを探していると、ちょうどSilverStone の新型ケースが目にとまり、これにしました。


LascalaシリーズのSST-LC19 という薄いピザBOX型で、MicroATX のマザーボードを搭載することができます。 薄型光学ドライブを搭載することができ、電源は120W のACアダプタになっています。 HDD は3.5inch のドライブを1台、光学ドライブの下に搭載できます。 NeXT ステーションもどきのスマートなPC を作成できそうです。
(Impress のAKIBA PC Hotline! の記事)

これに組み込んで利用するため、VIA のEden 800MHz CPUをオンボードで搭載した Mini-ITX マザーボード EPIA-SP8000E, HGST のSATA 250G HDD HDT722525DLA380, パイオニアの薄型DVD-RAM(他)書き込みドライブDVR-K16/MP を購入しました。 メモリは手持ちのPC2700 256M を活用することにします。


組み立ててみたところ、発売間もないケースのためか、 人柱状態でいくつか不具合に直面しました。

不具合 その1
3.5inch HDD を金具で固定するのですが、4つのネジで固定できるようになっています。 しかし、その1つはケース前面にUSB端子やIEEE1394端子のベースとなる基板と干渉 する配置になっています。4つではなく、3つのネジで固定するようにしないとケース に金具を配置する時に基板を破損することになります。

右がその写真です。緑の基板のちょうど角の位置にネジ穴がきます。 この穴にネジを使用すると金具をこの位置までスライドできなくなります。

不具合 その2
電源が120W のACアダプタなのですが、ケース内部にACアダプタから受け取った電圧 を3.3Vとか5V に変換するための基板があります。(右の写真) この基板から異音がします。電源がOFF の状態でも、マザーボードに待機電流を流している時は異音がします。 マザーボードを接続せず電源単体では異音はしないので、不具合原因は マザーボードにあるのかもしれないし、組み合わせの相性の可能性もあります。 はんだ付け不良を確認したり、エアダスターで細かいほこりを吹き飛ばしたりしても 改善しません。

AD-L7927 という120W ACアダプタキットが世の中に存在するようで、 変換基板の形状がこのケースのそれと酷似しています。 秋葉原でこれを購入できないものかと立ち回ってもみたのですが、扱っていたショップ でもPSEマークに絡んで業者に返品してしまい、今は置いてないとのことでした。
Linux のインストールとその後の動作確認では電圧異常などによる不具合はなかった のですが、出火などが心配なのでACアダプタは利用しないこととして、別途準備した 小型の電源(WinDy Varius 220SB)をケース内に適当に組み込みました。


不具合 その3
薄型光学ドライブを搭載できるのですが、固定位置の精度が悪く、金具の固定ネジを ゆるめにしめてやっとトレーの開閉ができるようになります。 きっちりネジをしめるとケース前面の開口部に合わないためトレー開閉ができません。 (スロットインタイプの光学ドライブだと心配はないでしょう)

不具合 その4
ドライブやマザーボードを固定するためのネジが付属するのですが、これの品質が デタラメです。ネジの溝がつぶれていたりします。 安価な粗悪品のようなので、ネジは別途自分で調達するべきです。

(不具合 その5)
自分で小型電源を入れたので、もうPCIカードは格納できないのですが、 PCIカード関連の金具(3種類付属)の精度も怪しいです。 電源を組み込む前にちょっと確認しただけなので何か私のミスがあったのかも しれませんが...


このケースはファンを備えていません。マザーボードEPIA-SP8000E も低消費電力型CPU搭載でファンレスなのですが、 ずっと使っていると熱めになるのでファンを設置しました。 具体的にはヒートシンクとケース上面の間に約10mm の空間があるので6cm角の10mm 厚ファンをはさみこみました。 それと、HDD 周辺の冷却のため左側面の多数の通気口を利用して4cm 角ファンをインシュロックで適当に固定しました。

Slackware をインストール

上のピザボックス型ケースを組み、Slackware Linux (current版)をインストール してみました。 動作確認ではKNOPPIX4.0 や古いSlackware 10.2 のDVD-R から起動できたのですが、 今回インターネットからダウンロードして作成したブータブルDVD-R は内蔵した薄型ドライブDVR-K16 を用いて起動することができませんでした。 外付けでUSB DVDドライブ(Panasonic LF-P767C)を接続すると、こちらからはDVD-R を起動できたので不可解です。

SATA HDDにLinux を入れるのは今回が初めてなのですが、Slackware の起動は sata.i というブートイメージをboot プロンプトで指定するとHDD を認識できました。 SATA HDD は/dev/hdx ではなく、SCSI のように/dev/sdx の形式になるようです。

そのほかは特に困ったことはおこらず、ビデオチップ(VIA UniChrome Pro AGP) もネットワークチップ(VIA VT6102 Rhine-II)も自動で認識されました。

電源の電圧・ファンの回転数・CPU温度をLinux から測定したいのでlm_sensors をインストールしました。
2004年3月3日の日記に書いた内容に 沿って今回もセットアップすることができました。
具体的にはhttp://www.lm-sensors.org/ からi2c-2.10.0.tar.gz とlm_sensors-2.10.0.tar.gz を入手し、 i2c-2.10.0 をmake all してからmake installし、lm_sensors-2.9.1 を make all してからmake install します。カーネル再構築は不要です。
(カーネル2.4.X の手順です。2.6.X では違ってくるかもしれません)
/etc/modules.conf にalias char-major-89 i2c-dev を書き込み、 /etc/rc.d/rc.local に次の4行を書き込みます。
modprobe i2c-core
modprobe i2c-isa
modprobe i2c-proc
modprobe vt1211

再起動すると、sensors で次のようにセンサー情報を得ることができました。
% sensors
vt1211-isa-6000
Adapter: ISA adapter
VCore1:    +1.72 V  (min =  -0.05 V, max =  +4.42 V)
+5V:       +4.71 V  (min =  -0.08 V, max =  +6.31 V)
+12V:     +11.78 V  (min =  -0.18 V, max = +15.00 V)
+3.3V:     +3.28 V  (min =  -0.05 V, max =  +4.18 V)
fan1:        0 RPM  (min =    0 RPM, div = 2)
fan2:     3212 RPM  (min =    0 RPM, div = 2)
Int Temp:  +41.3 C  (high =  +196 C, hyst =   -67 C)
ERROR: Can't get TEMP2 data!
Proc Temp: +42.8 C  (high =  +196 C, hyst =   -67 C)   ALARM
ERROR: Can't get TEMP4 data!
vid:      +1.850 V  (VRM Version 9.1)

ファンをつけたあとなので、このようにCPU温度は常時43度前後なのですが、 ファンをつける前は60度ぐらいでした。周囲の環境は27度程度です。

2006/06/10(土)

ハードディスクパスワード

ATA(IDE) HDDドライブのHDD password については、情報漏洩対策としてかなり 有効だけど、絶対安全なのか?という疑問がありました。
今回またWeb を検索してみたところ、非常に力のある記憶メディア サルベージ業者を発見してしまいました。
WinDiskRescue (http://www.kumanan-pcnet.co.jp/)
HDD パスワードはHDD のトラック0 と呼ばれる領域に書き込まれていて、 このデータを直接読むことはできないので特殊な設備を用いて復旧させるようです。 私はこの業者さんを利用したことはなく、 サービスの内容について何ら保障するものではありません。SE としてWinDiskRescue さんのWeb に記述されている内容はとても興味深く拝見しました。

NEC技報 大容量ハード・ディスク時代の情報漏えい防止「Lock-it!」 (http://www.nec.co.jp/techrep/ja/journal/g06/n01/060116.html) にはATA規格のHDD passwd がどのような命令セットになっているのかが紹介されて います。
トラック0にパスワードを書き込んだり読み出したりする処理は、通常のread/write 命令ではなく、HDDのセキュリティ状態遷移を変更するunlock コマンドのような、専用コマンドの引数としてパスワードデータを扱うそうです。 ロック状態のHDD に正しいパスワードでunlockコマンドを実行すると、read/write コマンドを受け付けるUnlocked 状態になると。(ロックされている状態では、そもそもread コマンドが無効になる)

ここまで調べると、Web を検索するキーワードがリッチになってきました。 さらに検索をすすめると、なんとhdparm でHDD パスワードを操作できるらしいことが わかりました! 例えば会社でPC を廃棄するときに、データ削除ツールでHDD を消去して、1CD Linux を起動してhdparm でHDDパスワードをかけて廃棄するととても安心です。

そこでBIOS がHDDパスワードをサポートしていないPC でKNOPPIX やSlackware のDVD でPC を起動し、hdparm を試してみました。 しかしながら、いまのところうまくいっていません。 hdparm の--security系オプションでHDDパスワードを扱うには、linux kernel の バージョンにシビアであるようです。

Webページ公開10周年!

私のインターネットWebページは1996年6月10日にはじめて公開しました。 今日で丸10年たったことになります(^_^)
よく続いたものだ...


2006/05/28(日)

icom IC-R2500

発売されたばかりのicom IC-R2500 を購入しました。
これはPCというよりは、無線分野のプロダクトとなります。 icom(アイコム) はアマチュア無線など、 無線機の世界ではとてもメジャーな日本のメーカーです。

IC-R2500 はUSB でPC に接続して制御することのできる、広帯域の無線受信機です。 AMラジオ、FMラジオ、アナログTVの音声、アマチュア無線、航空無線など、 10KHz から3299MHz(一部の周波数を除く)の範囲のさまざまな無線電波を受信できます。
電波を送信する機能はなく、純粋な受信専用機です。 なので取り扱いに無線の免許は不要です。 1台の中にメインとサブの2系統の受信回路を内蔵していて、制約条件はありますが 2つの電波を同時に受信して聞くことができます。

秋葉原の某無線ショップ店頭で「価格は問合わせください」となっていたので 聞いてみると定価89040円(税込)のところ、69800円(税込)とのこと。 PC を使わずに直接操作するための専用コントローラが付属しないIC-PCR2500 の表示価格が72000円ほどだったので、それより安い(?!)ことに疑問を感じながらも 即断で購入となりました。

箱はおとなしいダンボールスタイル

本体の大きさは8ch のイーサネットハブを少し大きくしたぐらいの弁当箱サイズ. 2つのアンテナ端子とUSB ポート. USB の左となりはイーサネットではなく、専用コントローラを接続する端子です

PCで起動する制御ソフトの画面

実は私はこの製品の古い機種で、USB ではなくRS-232c でPC と接続する IC-PCR1000 という製品を購入済みで、数年利用してきました。 この製品でできることはアマチュア無線や各種業務用の無線、AMラジオやFMラジオ をアンテナを工夫しながら、PCの趣味の延長で楽しめることであり、単純に 考えるとRS-232C がUSB になったぐらいで本質的に用途が拡大するわけでは ありません。ただ、次のような買い換えてうれしいポイントがあります。

付属の専用コントローラ. 写真ではフラッシュに負けてるけど、実際はオレンジのヒカリモノ系でうれしい

ただがっかりしたのは、PC の専用アプリからの制御と、PC を使わずに制御する専用ハードウェアコントローラは排他利用となっていることです。 PCで操作している時は専用コントローラは利用できません。 逆も同じです。
IC-PCR1000 とオプションのモジュールで可能だったFM放送の文字放送受信機能も なくなっています。

昔、無線とかを楽しんでた方で最近PC でおもしろいことないなー と感じてる同世代のみなさんは、 こんな受信機で遊んでみるのもよいのではないでしょうか。


2006/01/09(月)

PowerMac G4

嫁さんがナナオの24inch WUXGA 液晶(FlexScan S2410W)を購入したので、貸していた L557(17inch 液晶)が余りました。嫁さんのPowerMac G4 が何年も使われず転がってた ので、このG4 を借りることにして17inch 液晶をつないでみました。 CPU は400MHz で、メモリは640Mバイトつんでます。
内蔵の10G HDD からMacOS9 が起動するはずなのですが、何故かOS が起動できません。 余っていた120GバイトのHDD に換装してFedoraCore4 Linux for PPC(DVD-R) を入れてみました。

インストールの途中に何度かリセットがかかったりして4,5回やりなおしてみて インストールは何とかできたのですが、再起動してもHDD からLinux が起動しません。
インターネットを検索して、DVD-R からFedoraCore4 をレスキューモードで起動 (boot プロンプトでlinux rescue)し、インストールしたシステムにchroot してybin を実行すると作成したApple Bootstrap パーティション等に何か書き込めているようなのですが、再起動してもやはりHDD からOS を起動できません。

ギブアップしてMac OS X(Tiger) 10.4.3 を買ってきました。税込14,800円でした。
本当はMacOS X を最初から使ってみたかったのですが、もったいない感じもあり、 FedoraCore の失敗がよい具合に口実になりました。

Tiger ですが、買ってきて最初に気づいたのはOS DVD メディアのプラスティックの品質が悪く、 ムラがあって読めるかどうか心配になりました。 実際はなんとか読めるようですが、感じの悪いファーストコンタクトとなりました。
表は普通
裏の右側1/3にムラ
中心部の拡大。全部同芯円のはずが、キレイな円になっていない. 中心から4番目の円がガタガタ

最初はTiger の領域と、後でLinux を入れる領域を切ってTiger を入れようとしたのですが、インストールの最後にエラーになりました。 120G 全体をTiger 用にパーティションをとるようにしたり、入ってたSCSIカード (Adaptec AHA-2930CU)を抜いてみたり、やはり4,5回インストールを試行錯誤して やっとMacOS 10.4.3 を入れることができました。
このPowerMac G4 は私に使われるのがイヤなようで、FedoraCore のインストールも、Tiger のDVDメディアやインストールも抵抗が大きかったのですが やっとカンネンしたようです。おかげでMac mini を買う口実は崩壊しました...



WebブラウザSafari の表示フォントがきれいなのがうれしいです。
コマンドターミナルを開くと、シェルとしてbash が動いていて、ls やvi といった UNIX のコマンド類が普通に利用できます。
デフォルトではroot ユーザが無効になっているようです。これを有効にする方法は
アップルのサポートWeb (http://docs.info.apple.com/jarticle.html?artnum=106290)にありました。

コマンドプロンプトに出るホスト名がおかしかったのですが、/etc/hosts に自分のIP アドレスの行を追加し、いっしょにホスト名を設定すると それがホスト名になりました。(DHCP ではなく、固定IPを利用しています)

DVD の中にあったOption インストールを実行することでX Window 関連を入れることができました。
更にDVD の中にあったXcode2 を入れると開発環境をインストールできました。

さっそくkterm 6.2.0 のソースをとってきて、xmkmfしてからmakeし、 su してmake installでkterm を使えるようになりました。 kterm -rv -km euc &でkterm を起動し、某巨大掲示板の未読集中管理を しているLinux マシン(Slackware)にssh で接続。環境変数TERM をkterm に設定すると エラーになるので、xterm に設定してemacs を起動すると画面制御が時々おかしくなります。 Slackware は8bit キャラクタを通すので日本語を扱うことができますが、 日本語環境というものがありません。terminfo のkterm 設定ファイル /usr/lib/terminfo/k/ktermはあるようですが、/etc/termcap にkterm の設定がなかったのでkterm のソースにあったtermcap.kterm の内容をそのまま追記して環境変数TERM をkterm に設定するとemacs の画面制御が正常になりました。 (ここらあたりはSlackware 側の設定の話で、Mac 側の設定ではありません)

ただ、Mac のキーボードが機能キーが少なかったり、上下左右のキーが小さかったりと 、慣れるまでやや不自由です。
Windows のタスクバーのような、起動アプリのウィンドをワンタッチで呼び出す 仕組みはないのでしょうか。
全体的にはOS付属アプリケーションのデザインがよく、SONY のPalm デバイスCLIE を大きくしてそのままPC にしたような感じを受けます。 しばらくWeb とssh(kterm) のコタツ端末として利用していきます。



メインメニュー へ戻る