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2006年 11月中旬


2006/11/11(Sat)


意外に意外?

+ 定期的(……というか気が向いたとき)にアクセス解析のページを見ているのですが、今回もなかなか興味深いキーワード検索があったので、メモ代わりに。

+ 今週のキーワード検索でトップだったのは「エステル・フリージア」。といってもすぐ下と1件しか違わないのですが(汗 やはり、PS2版の発売が近づき、各販売店で初回版購入特典の絵柄が公開されたせいでしょうか。

+ 次点が「BALDR BULLET "REVELLION" reg.exe」。まぁ、これは前回と同じということで。
……それにしても戯画サポートではプロテクト誤爆以外の公式発表ないのですね。NOD32の国内販売代理店のキヤノンシステムソリューションズでも、それ(αプロテクト)用のサポートメニューは更新されていないので、ある程度自分で原因が推測できない人にとっては、メールなり電話なりでメーカーサポートを頼るしかないのですね。
日本のウイルス対策市場では2大巨頭に比べれば、NOD32はネットワーク管理者やハイエンドユーザーの利用割合が高そうなので、「分からなかったら自分で調べる」というのが当たり前になっているのかもしれませんが……。

+ で、その次が「和泉つぼす」さん。fengの「青空の見える丘」で涼香さんと一緒に原画をされた方ですね。11/24から交換開始予定のソフマップの「萌え札」の絵を描かれている影響でしょうか? ……というか、google検索でご本人のurlよりも上に出てしまうのはどうかと思います(汗

+ その他、目立つのはバナーキャンペーンに参加している江口ゲーのタイトルですね。ちなみに、google検索(日本語のページを各10件ずつ表示)だと以下の通りになります。

  • 「キミの声がきこえる」……3ページ目
  • 「遙かに仰ぎ麗しの」……該当なし(苦笑
  • 「プリミティブリンク」……24ページ目(滝汗
  • 「フォセット」……該当なし(苦笑

+ さすがに前人気の高いソフトについては埋もれてしまって見えない状態ですね(汗


2006/11/12(Sun)


タイムリミット間近のお話なの。

+ 物事には始めと終わりがあるものですが、ここまでにやっておかないと取り返しがつかなくなる、ということもあるわけです。

+ (20分くらいいろいろ書いた後にやっぱり削除)

+ いや、まぁ。そろそろいい加減、長い夏休みを終わらせて年貢を納めろと言われただけです(……遠い目)


絶賛デバッグ中

+ 今年は「夏伊豆」や「おたく」騒動のような大規模なバグ祭りがあったわけですが、「Always」のスクリプトミスの多さもかなりの物です(汗
ざっとリストを作りながらプレイしてますが誤字脱字まで1つ1つ指定していくとかなりの分量になりそうです。

+ 原画はかなり前の段階で終わっていたはずなので、これはやっぱりシナリオが遅れたせいでしょうね……(遠い目)

この部分については私の思い違いも含まれているようです。シナリオもそれなりのタイミングで終わっていたとのことですので、原画やシナリオだけに原因があったわけではない、と訂正させていただきます。


2006/11/13(Mon)


1110パッチ適用後の不具合などまとめ

+ と、そんなわけで「Always」に1110パッチ適用後でも残っている不具合関係をざっと書き出してみることに。ちなみに、わらしにはプログラミングスキルは全くないので解析やらそういうことを期待しても無理です。ハイ。
あー、もちろんわらしはメーカー・ブランドの中の人でもなければ関係者でもありませんので(念のため)

+ スクリプトエンジン未実装(未使用?)項目関連

  • 同一メッセージウインドウ内でのクリック待ち
  • バックログ
  • ホイールマウスによるメッセージ送り/バックログ
  • ウインドウ内で雪が舞う、雨が降るなどの特殊演出
  • クイックセーブ/ロード
  • オートモード時のメッセージ送りスピード調節

+ インストール・起動関連
インストール時、「reg.exeのコピーに失敗しました」というメッセージが表示され、ゲームのインストールが出来ない

ウイルス対策ソフトNOD32をインストールしたPCでα-DVDプロテクト3.1の使われたゲームソフトをインストールしようとすると、このメッセージが表示されることがあります。 対策としては、タスクバー内に収納されているNOD32コントロールセンターをダブルクリックしてウインドウを表示させ、「終了」ボタンを押してNOD32コントロールセンターを終了させた後、ゲームのインストールを行います。

+ 2週目以降のプロローグをスキップするかどうかの選択肢でゲームが異常終了する

Dr.ワトソンのレポートには簡潔に「アクセス違反」と記載されています。……プログラマでないわらしにはそれ以降のダンプリストを見ても意味不明ですが。スタートメニューからではなく、エクスプローラーなどで直接「always.exe」をクリックすることでゲームを進められることもあります。

+ ゲーム内スクリプト・画像・音声関連
Q.佳澄の顔がっ!!!

おとなしく修正パッチを待ちましょう(汗

Q.画面内にいないキャラクターがしゃべってます!

実は透明人間だったんです(ぉぃ

Q.大変です! 中と外が逆です!!

人間、誰だって間違えることはあります(滝汗

Q.画面に表示されるセリフと再生されるボイスがズレてます……

ボイスの再生終了を待たずにマウスをクリックしているとあんまり気にならないかもしれません(苦笑

Q.詩帆シナリオでゲーム内時間が急に飛んで、さらに戻るところがあります

かーくんはタイムトラベラーみたいです(←……)

Q.沙耶さんの声が再生されない部分があります

実はその時、風邪を引いていて声が出なかったんです(←さすがにつらくなってきた)

Q.2月以降、キャラによってものすごく唐突にエンディングへ突入するのですが。

光陰矢の如し。ゲーム内で主人公の存在できる時間は有限なのです。時間の使い方を最適化した結果、こういうことになったんです。

Q.詩帆ルートを終わらせたのですが、CG回想に登録されていない画像があります

「Always」に対する愛が足りません。ゲーム内では出てこなかった隠しエピソードを妄想しながら全ルートを終わらせれば自ずと見えるようになるでしょう。

+ さすがに個別項目を挙げていくと大変なことになりそうだったので、ざっと紹介です。サポート宛にデバッグリストは送ってあるので、この中のいくつかは修正してくれるものと信じたいですが……。

エントリの構造的にはかなり問題があるのですが視認性があまりにも悪いため、CSSを解釈できるブラウザで見やすいように変更しました。(2006/11/16 03:17)


2006/11/15(Wed)


荒れてます

+ プライベート方面でいろいろあり、気分がささくれ立ってる今日この頃。片付けずにそのまま放置されているものがやたらに気になったり、横断歩道を渡っている最中に行く手を遮るように(横断歩道上で)停車した車に蹴りを入れたくなったり、という感じで荒れてます。
噛みつかれた方は「なんでこのくらいで……」と思われるかもしれませんが、犬にでも噛まれたと思ってください(ぉぃ


ユーザーに見える不具合、見えない不具合

+ いながわさん、お久しぶりです&リンク貼りありがとうございます。
感想関係のエントリが書けない状態で申し訳ない。現状だとゲームを楽しむ前にスクリプトミスが気になってしまうので、修正パッチがリリースされた後に再度やり直したいと思います。

+ ちょっとWebサイトをぐるぐる回っていて気になったサイトがあったので、Alwaysの一連の不具合に関してちょっと書くことに。(こういう精神状態なので、あえて波風を起こす必要はないと判断し、そのサイトへのリンクは張りません)
ゲーム中の不具合を、あたかも原画家さんが原因であるかのように伝聞と憶測で歪め、さらにブランドや原画家さんとは直接関係のない人物のセリフを引き合いに出すことによって、その文を読んだ人に対して原画家さんへの悪いイメージを植え付けるよう、ミスリードを狙った非常にタチの悪い文章でしたが。

+ 製品に見られる不具合について言及するならば、「なぜ(ユーザーに見える)不具合を修正しきれずに納品(出荷)しなければならなかったか」についても触れるのが筋かと思います。(プレイヤーがそんなことを考えなくちゃいけないのか、という意見もあるとは思いますが……)

+ 今回、ユーザーデバッグとして「Always」の全ルートをプレイし、スクリプトミスなど気づいた箇所はすべてDaisyサポート宛に連絡させていただきました。週末――とは言ってもゲーム以外のこともやっていますので、共通ルートの2周目などはスキップを使用していますがレポート作成を含め、トータルでデバッグに16時間くらいの時間を割いています。

+ これは逆に考えれば、2日+スクリプト修正分の日数程度があればユーザーの目に見える不具合はかなり減らせただろう、ということを意味します。江口ゲーの発売が金曜日に集中していることを考えれば、発売日をさらに1週間延期(11/17発売に)すればここまで不具合で叩かれることはなかったでしょう。
ただし、この見方は結果論でしかなく、「クオリティアップ」と称してズルズル開発を続けていたならば、結局は変わらないのですが(苦笑)
<ぼそ>

+ 「企画・設定」「プロット・シナリオ」「キャラデ・原画」「線画・彩色」「背景」「作曲」「音声」「画面UIデザイン」「プログラム・システム」「スクリプト」など、江口ゲ制作現場も分業化が進んでいるわけですが、その仕事をユーザーから評価されることが少ないのが「ディレクター/プロデューサー」だと思います。
全体の進行管理がきちんとできる人材がいれば、ゲームの出来・不出来はともかく、「製品」としての品質を保ったものがリリースできるはずです。それなりの江口ゲヲタであれば、TADA開発本部長(アリスソフト)や下川直哉さん(Leaf大阪開発室)、鷲見努さん(同東京開発室)、弥七さん(F&C)といったディレクターの名前を聞いたことがあるかと思います。もちろんこれ以外にも頑張られている方々は大勢いらっしゃいます(プロデューサーに某氏が就任したおかげで、不具合修正が激減したブランドもあります)。

+ ……とかなり長く書いてしまいましたが、何を言いたかったかというと、ユーザーにきちんとした製品を提供するためにはプロジェクトをきちんと統括できるディレクター/プロデューサーが必要だけれども、現状の江口ゲーブランドにはその辺の人材が不足してるのが最大の問題点なのだ、ということです。
(ふー、長かった……)


2006/11/17(Fri)


はわわわわ

+ mixiのあしあとの方は全然大したことなかったので油断していたら、かなりの方がいらっしゃられていたようでびっくりしております。1日だけで通常の……100日分くらいのユニークアクセスがありましたので(滝汗
というわけで、「独り言以外の何か」様および、「カトゆー断絶」様からリンクを辿っていらっしゃった方ありがとうございます。(既に通り過ぎた後だとは思いますが……)

+ それにしても過去数年間の最大瞬間風速が220アクセス/日くらいだったので、アクセスカウンタの4桁目が回ってることに気が付きませんでした。^^;;
まだ書こうと思ってることはいくつかありますので、時間と気力のタイミングが合えばエントリが追加されることもあると思います。


2006/11/19(Sun)


I'm here.

+ さて、アクセス数が落ち着いてきたところで更新再開です(←天の邪鬼)。まぁ、今週半ばくらいにはもう記憶から消え去っているかと思いますので(苦笑

+ 今日あたりには某タイトルがマスターアップしている(はず)ですので、月曜日から本格的にぽしごと案件の作業に入ることになります。今月前半ほどの時間の余裕はなくなりますが、なるべく更新していきたいと思います。


リンクしていただいた方へのレスポンスなど

+ 通常のblogシステムを使っていないためコメントやトラックバックも出来ず、面倒だなーと思いながらもリンクしていただいたり、コメントをつけてくださったりした方がいらっしゃいますので、その方々をご紹介〜。あ、順不同ですのでご了承を。

+ いながわさん

恐らくその辺の力量に秀でた方々は、ゲーム制作が「プロジェクト」であるという意識をしっかり持っているんじゃないかと想像しています。クリエイター側からすれば、ゲーム制作は「創作」だという意識が強いかも知れませんが、少なくとも一般流通を前提に、銀行から金を借りて会社組織を動かす以上、それは「プロジェクト」として厳密な進行管理、品質管理がなされるべきなのですよね。

+ その通りなんです。副業として江口ゲー開発を行っているところならまだしも、専業で行っているところではなかなか難しいものです。そういうノウハウはゲーム系の専門学校では教えてくれない(と思いますし)、同人サークル活動では必要になる機会は少ないですから。

+ 素数を数えながら待ってるさん

良いDとかPが居るとグラフィック出身ならクソ原画。シナリオ畑ならクソシナリオが見違えるほどキレイになる。スケジュール管理は製作管理ってので別にいる事が、シナリオを兼ねたDが兼任してることが多いけど。

+ これもある程度真実かと思います。自分の知識・経験がある分野なら、上がってきた成果物のダメな点が見えてくるはずです。ただし、ダメ出ししか出来ないようだとそれも効果半減。「どこが原因で」“これ”ではいけないのか、「どうしたら」求められているモノになるか改善点が指摘でき、相手にうまく伝えられることが重要。
一番問題なのは、自分が「分からない」ことを理由にしてそれぞれの担当者任せにしてしまうこと。全体の品質管理が出来ないのですから、完成したモノはどこかちぐはぐな、統一感のない寄せ集めになってしまうはずです。難しいことではありますが、そうしないための努力が腕の見せ所でしょう。

+ ラスト猫サムライさん@雑記帳

ディレクターとプロデューサーは大事な役職ってことですな。

+ はなたれこぞーさん

プロデューサーやディレクターが不足してても、デバッグとはあまり関係ないんじゃないかと思うんだけど、よく分からないなぁ。

+ お二方の感想は、一般的なプレイヤー・ユーザーの持つ感想かと思います。テレビ番組などでも存在する役職ですが、具体的にどんなことをしているのかいまいち役割が掴みにくいポジションだったりします。(かく言う私も2ヶ月ほど前までは曖昧でしたが(汗))
大ざっぱに大別するならば、それぞれプロデューサーは企画や渉外、資金調達など外部に対して、ディレクターは開発チームの管理や、制作物の品質管理など内部に対しての最高責任者です。両方の業務を兼務することもありますが、よほどのスキルがないと双方を完璧にこなすことは出来ないと思います(少なくとも私には無理ですわ……)。

+ ということで、まずはディレクターに求められる条件とは……と書いていこうと思ったんですが、ちょっと長くなったのでひとまず休憩。続きを書けるといいなー。


2006/11/20(Mon)


へぅ〜

+ 昨日書いていたお仕事案件は……マスターアップが延期となってました(汗
ゲームソフトの延期やら不具合について書いている、このタイミングでまさか延期になるとは思いませんでした(ウチが開発しているわけではないのですが……)。